【錦織選手の魅力と課題】
錦織選手の全豪一回戦、手強い相手でしたが、いかに疲弊せずに勝ち上がるかが焦点でした。
世界ランク34位のP・コールシュライバー(ドイツ)を6-4、6-3、6-3と、見事な勝利でしたね。
錦織選手の魅力は、
1)技術力がある。手数が多くスリリング
守って良し、攻撃して良しのオールラウンドプレーヤー。
しかも、打点の上下、タイミングの早い遅い、タッチショットにハードヒット。
この手数の多さが魅力であり、強さになっている。
2)頭脳的
彼の手数の多さ、選択肢の多さを生かす、グッドショットセレクション、その素早い判断。
駆け引きや試合の組み立てが超一流。
ストロークの駆け引きはもちろんですが、
サーブの組み立て、サーブからストロークへ入る組み合わせが抜群です。
これは、サーブが遅い時代に工夫して打っていたアプローチサーブの効果が出ていると思います。
3)メンタルの強さ
競ると強い、勝負どころで強い。
あの優しいのんびりとした普段の感じから、試合に入ると戦士になるナダル的な要素も魅力ですね。
錦織選手の課題は、
1)体力 ⇒ 身体力がどれだけアップしているか。いかに大会全体を通して疲弊せず、無駄なく楽に勝ち上がっていくことができるか。
2)メンタル ⇒ 攻めきれなかったときに、ニュートラル(仕切り直し)に戻れず、切れる。(体力的な要素もあると思うが)
賛否両論あると思いますが、試合全体に対しての「しぶとさ、いやらしさ」がもっと必要かと・・・・・爽やか過ぎ(笑)
3)セカンドサーブの威力と組み立て ⇒ どれだけ攻めセカンド、勝負セカンドが打てるか。サーブは、これからまだ、速くなりそうですね。
偉そうに書いちゃいましたが、あくまでもHAPPYコーチの私見です。
観戦するにあたっての参考のひとつになれば。
錦織選手やフェデラー選手の試合は、スリリングであり、知能的であり、本当に見ていて楽しいですね。