【ダブルスのポジショニングで勝敗が分かる!】
久しぶりに、テニスレッスン話題です(笑)
ダブルスを見ていると、そのポジショニングで勝敗がほぼ予想されると思います。
たとえば、先日の千葉市団体戦の様に、同じ大会で決勝ともなれば4名の実力がほぼ同じと考えられた場合、
(もちろん、速いボールが打てるとか、動きが速いとか、いろいろと個性はある)
前衛のポジショニングでポイントが取れるかどうかが予想される。
前衛のポジショニングは、
自分たちの打つボールのスピード+相手からのボールのスピード+自分の動けるスピード=有効な前衛のポジショニング
になると思う。
つまり、時間との相関関係になる。
しかし、上級者でも状況やスピードに合わせた有効なポジショニングに立つのではなく、自分の立ちたいポジショニングに立ってしまうケースが多い。
いつも立っているポジショニング、大好きな場所という訳だ。
状況によって、マッチングしたポイントを取るに有効なポジショニングに立つことによって、相手のショットをネットさせたり、サイドアウトさせたり、時には決めたり、フェイントやポーチに出れたりするのだ。
それにより、無駄なラリーがなくなる。
これは、リターン側の前衛にも言えることで、せっかくペアのリターンが良いのに、前衛が入るのが遅れるケースを良く見る。速いサーブに、速い良いリターンが打てる場合は、リターン側の前衛は最初から前でもよい訳だ。
基本的に速いボールを打つ上級者同士のボレーは、縦面使い(ブロックボレー縦面スライス)になり、打点を落とした横面(下から入れるスイング気味のスライスボレー)を打つ方は、ラリーは繋がっても、最終的には不利になる。
ポジショニングで、判断を迷う場所、無駄に動きが入る場所は、取れるボールの範囲を広げすぎ、ポジション的には、下がりすぎなっている。
下がれば下がるほど、決めれるボールがネットするし、つなげるボールがアウトすることになり、相手から見たら、プレッシャーのない打ち易いポジショニングとなってしまう。
ボールが速くなり、時間がなくなれば無くなる程、ポジショニングは前になるということだ。
逆雁行の平行陣になったり、二人ベタ詰めの超攻撃型平行陣が有効になる。
ミックスなどの前衛で相手のボールが怖い場合は、思い切ってツーバックになるべきだ。
また、速いボールでのストローク展開では、前衛は下がる時間がなくなってしまうので、それを承知で、打ち合うか、前衛の動きやリズムに合わせてストロークのスピードを調整する必要がある。
時には、Iフォーメーションになり、それに対してツーバックになり・・・・・と、
日本の女子ダブルスは、この当たりが非常に上手く、面白く、参考になるので、見て欲しい。