【無駄なストレートケア?】

【無駄なストレートケア?】

「ワイドにボールが行ったら、すぐストレートケアよ!」

とよく言われていますが、これは厳密に言うと間違い。

時間があれば、前衛は、まず相手の打つコースに近づき、状況やボールを見て、必要なストレートケアをする。
ボールが甘く、時間がなければ、すぐストレートケアになるが、女子の場合、考えなく、ほとんどのケースが、時間を無駄にストレートケアをしている。

足元ラインをしっかり考えてできていると、前衛はそんな動きにはならない。

相手の体勢、打点、ボールの質や風向き等、状況を感じながら、まず、後衛同士が打ち合う縦ラインに少しでも良いポジションを取る、身体を入れることが重要。

これにより、相手の打つコースを狭め、チャンスボールを決め、ストレートショットを切り返す反応がつく。

ペアの甘いボールは、ストレートケアになるが、最初からストレートケアのポジションに向かっていては、待っている時間の無駄と、速いボールへの対応が遅れる。

ボールが飛んでいる時間があれば、縦ラインに少しでも近づき、時間があればフェイントをし、それからストレートケアをしてほしいですね。

他のポジショニングでも、この様に早めに動いて、それから状況を見て、位置調整をする癖や感覚(センス)をつけてほしい。

たくさんの失敗やチャレンジを経験せず、
初中級の感性(センス)を育てる大事な時期に、
頭からパターンだけのセオリーを教えると、大切な感性が育たず、みんな同じ様なテニスになり、テニスが伸びない。

伸びないテニス、年功序列のテニスにならない様注意しよう。


カテゴリー: レッスン | 投稿者ハッピーコーチ 23:14 | コメントをどうぞ