【初級者におけるポーチの重要性】
雁行陣で大切なこと、また、差が出るのは、前衛の動きです。
決まると気持ちのいい、だけど、勇気が必要で、最初は失敗が多くなりがちなポーチや、
出たり戻ったり、飛び出たりと、一見、無駄な動きに見える前衛の取る「しぐさ・動き」。
実はこれが大切な感覚(センス)磨きの時期でもあるのです。
取れるボール(有利になるボール)、取れないボール(有利にならないボール)の感覚をつける
大切な時期なのです。
子育てで言えば、ストーブにどれだけ近づけば暖かいか、近すぎると火傷するかみたいな、感覚です。
テニスの場合は、火傷しないですから、どんどん挑戦して下さい。
他に、前衛では、
・フェイント
・判断力・決断力を上げる
・ポイントの重要性や、ゲームの流れ
・身体能力を上げる(年齢関係なく!)
・ペアとのポジションチェンジ(縦、横チェンジ)
・ペアとのコンビネーション
・サインプレー
等々、とても大切な練習にもなります。
そこまで理解できる様になってから、並行陣に入っても遅くありません。(両方を平行して練習しても良いと思います)
ところが、前衛で激しい動きをしたり、ポーチに出ると怒ったりするペアやコーチもいます(笑)
もちろん限度もありますが、ペアに迷惑がかからない程度に、特に「気持ちの広いちゃんとした上級者やベテランさん」と組んだ時は、伸び伸びと、どんどん挑戦して見て下さい。
試合やペアとの「空気を読む」練習にもなります(大笑)