【かたより(偏り)テニス】
「俺様テニス」に似た症状のテニスに「かたより(偏り)テニス」がある。
特徴は、強い相手にも競って負け、弱い相手にも競って負ける。
本人は自覚症状がないことが多い。
テニスと言うのは、心技体のバランス、つまり、メンタルと、テクニックと、体力の掛け算。
どこが「0(ゼロ」になっても、強くなれない。
かたよりテニスは、技術面の向上により、使うべきショットセレクションが、ずれてくる症状がある。
ポイントを取るために、打つべきショットと、打ちたいショット、ズレが出る、基本的な戦術、セオリーから離れがちになる。
技術や体力が上がっても、心(メンタルと、考える頭)がずれていたら、試合で勝つのは難しいのだ。
テニスというのは、外交や普段のコミュニケーションと同じで、相手に合わせつつ、有利なショット、有効なショットを打つことが重要。
これに「偏り」が出ないようにする。
つまり、セオリーや、オーソドックスなプレーを、その状況や相手に合わせ、きちんとできるということだ。
かたよりは、ゲーム脳や、コミュニケーション不足や、日常の生活不安定から起こりうる
テニスは、その各々の状況、環境での、正しい価値観の中、正しい選択を積み重ねていく競技である。
今強い、ジョコビッチやマレー、この二人は、明らかにバランスが取れている。
デルポトロ、大阪なおみ、この当たりが、これから、このバランスを身に付けたら凄いことになる。
テニスは、日々の生活や、培われた性格、考え方でのバランス能力、その時々での気持ちがよく表れる、本当に微妙な競技なだけに、面白くもあり、難しくもありますね。