レベルが上がれば上がるほど、大切になるのは、ボールの質と勝ちパターンだ。
特に、ボールの質はコントロールが当たり前になった上級者には、とても重要となる。
一般的には、見かけのスピード、初速に目がいってしまうが、
特に大切なのは、ボールがバウンドしてからの違い。
弾む、伸びる、逆ハネ、生きたボールを打てるかどうか。
死にボールになってないか?(意図的に打つ場合もある)
例えば、ナダルのフォアハンドは、あらゆる回転で相手を混乱させる。
(しかも、サウスポーの回転)
実際に、ナダルのボールを最前列で見ると良く分かる。
決して、スピードや威力オンリーではないのだ。
ちなみに、ヒューイットのボールも彼と同じコート内で体験したことがある。
軽く打つのに、見た目以上に、ボールに伸びと切れがある。
これで、テニス選手として長く活躍できた訳ですね。
ちなみに、ナルバンディアンも体験。
身体を思いっきり使い打つので、剛球ではあるが、ボールを削り、費用対効果が悪かった。結局、身体が長く持たず、精神的にも疲弊してしまった様に思う。
上級競技者の試合は、ボールの質に焦点をあてて観戦すると面白いですよ。