いやぁー、母の目はすごいなぁと、感心しました。
私のサーブのフォームが小さいと言うのです。
確かに、トスを前にあげるとか、力を抜くとか、ジャンプを高く飛ぼうとか、諸々のことに集中して、縮こまったサーブになっていました。
父の口癖が「鳳が舞うような大きなフォームのサーブ」でした。
それを思い出しながら打ったサーブです。
私が本当に驚いたのは、「フェデラーは打つ前に『ウーッ、ワァーッ』と、溜めがあるわよね。ナナにはそれがない。」と言われて、ちょっとその「ウーッ、ワァーッ!」を真似して打ってみたら、フォームも大きくなったし、とても良くなりました。
「フォアの時にラケットのスゥィートスポットに当たっていない」とか、『もっと早く引いて」とか、「ボールをもっと押して」など、わかりきったことをしつこく言われるので、うるさいことはうるさいのですが、時々金の言葉をくれます。
私の試合を観るついでに、グランドスラム大会も何回も観ていますし、目が肥えているのでしょうね。佐藤直子