最近学生に「俯瞰する」ということばをよく使っています。
学生が試合の反省文を送ってくるときに、よく「風がすごく強かったので」、「緊張してしまって」などと書いてきます。
しかしながら、それをちょっと空の上の鳥になって、その試合を見たとしたら、風が相手にもあり、そして相手も緊張している。
ただ、学生は自分のことしか考えられないので相手の精神状態、周りの状況まで考えられなくなってしまいます。
私が日本プロテニス協会の理事長をしていた頃、テニス協会の会長をされていた畔柳さんに時々お話をさせていただきに伺っていました。
その時に改めてこの「俯瞰」という言葉を畔柳さんから聞いて、それ以来とても意識する言葉となっています。佐藤直子