佐藤直子official blog – 佐藤直子のテニスがすべて

今成田エキスプレスで品川駅まで来て、のぞみに乗り換えました。

本当は新幹線弁当を買おうと思っていたのになくて、貝づくしにしました。

久しぶりのこういうお弁当、ワクワク。佐藤直子

ラストエイトクラブで最後に撮った写真です。
ウェンディー・ターンブルとAOスーパーバイザーで私のダブルスパートナーだったパム・ホワイトクロスと、「もう明日帰っちゃうの。」と話していた写真です。
ウェンディーは、昔すごく足が早くて「ラビット」というニックネームでした。
私はダブルスでポーチによく出ていたので「ジャパニーズニンジャ」と言われたこともありました。
選手仲間によく言われていたのは、「ナナはサーブの球より早くネットに着いている！」という、褒められているのか笑われているのかわからない表現で驚かれていました。佐藤直子

坂本レイくん、
オーストラリアンオープンジュニア男子シングルスで優勝しましたね。

なかなかのど迫力テニスです。試合態度も相手を喰った感じで日本人的ではありません。大物を感じさせるテニス選手です。

これからの日本のテニスを引っ張って行ってくれる選手であること、間違いありません。この写真、すごくない？カメラマンに転身しようかしらん。佐藤直子

ホテルから空港に来るタクシーの中で、「昨日、メドベージェフとズブレフのどちらが勝ったか知っていますか？」とタクシードライバーに聞いたら、「ズブレフが勝った」と適当なことを言われて、しばらくそれを信じていた私です。
が、今空港のラウンジでニュースを見たら、勝ったのはメドベージェフでした。
んもう！
適当なことを教えてくれて。

ということで、今日の男子決勝は、メドベージェフvsシナー
ですね。

佐藤直子

空港についても真っ暗で、眠くて頭がくらくらしています。

日本ではいつも規則的に早く起きている私ですが、こちらでは全体が遅くずれていたので、今日は早く起きるのが辛かったです。

今回ちょっと長すぎたかな。帰国するのが楽しみです。

今回は本当に昔の選手仲間達とのゆっくりした雑談の時間がたくさんありました。

例えば，日本にずっといらっしゃった私の大好きな先輩の台湾の張さんの話が突然ウェンディー・ダーブルから出て、連絡をつけることができました。
その他、クリスス・エバートの息子さんのミルくんがアパート（日本で言うマンション）を借りるのに、順番待ちの後ろの方だったので、” i’ll get my mom to call you. My mother is Chris Evert”（僕のお母さんにあなたに電話をして貰う。僕のお母さんはクリス・エバートです。）と言っても、クリス・エバートを知らなかった！という笑い話も聞きました。
それまではテレビなんか出ないと言っていたクリスが、テレビの仕事を受けるようになったそうです。
ビリージーン・キングから、私のアメリカの母のグラディス・ヘルドマンと女子のプロツアーを作ったり、男女の賞金額を同じにするための戦いの、私の知らなかった話も聞くことができました。
そのほか学んだこと：
プレーヤーの待合場所のコーヒーは有料だけどフローズンヨーグルトはただ。
選手のパスは選手が負けて2日後までしか有効ではない。
ジュニアの試合のサーブは、レット（一回ネットに触れてサービスコートに入った球。一般の試合ではサーブのやり直しとなる）でも、そのままプレーを続けなくてはならない。などなど。

佐藤直子

昨日は、坂本くん、さいとうさん、小池さんのジュニア選手のテニスを見て、ミックスダブルスの決勝を見て、早めにホテルに帰って男子シングルスの準決勝を見ながら、スーツケースに荷物を詰め込みました。

シナーは立派でしたね。あのジョコビッチにブレることなく戦い抜きました。
ただ、昨日のジョコビッチはミスが多くていつものジョコビッチとは違いましたね。何かあったのでしょうか。

次のメドベージェフとズブレフは、これまたメドベージェフがいつもの手堅いプレーと違うミスの早いテニスだったのが気になります。

そして、今日は4時おきの4時半ホテル出発だったので、早く寝てしまいました。

どっちが勝ったかタクシーの運転手さんに聞いたらズブレフが勝ったと教えてくれました。佐藤直子

シェイスーウェイがミックスダブルスで優勝しました。
スーウェイは、高校時代にずっと畠中君代さんの家に泊まりながら、富士見高校だったかな？でテニスを学んだので、日本語がペラペラです。

能登国際にも出場してくれたことがあり、コーチしていた畠中さんから「ナオコ、スーウェイにボレーを教えてあげてよ。」と言われて「いいですよ。」とコートに出て、「ぼれーはね、そんなにラケットを振り回しちゃダメ。こうやってラケット面を固定して、ポン！と反射させるだけ。」と教えてあげました。

しかし、彼女はその変なスウィングボレーのままWTA女子ダブルスランキングの1位になり、今オーストラリアンオープンのミックスダブルスをで優勝しました。

決勝の相手がエナちゃんのダブルスパートナーだったので、複雑でしたが、近くの国の台湾のシェイスーウェイなので、彼女が優勝して嬉しいです。

ここ6番コートは、バーから見られるコートとなっています。

観客席は今私がいる側にしかなくて、反対側はバーで飲んでいる人たちの席となっています。
この時間ならまだいいけど、夕方になって来ると酔った人がテニスと関係のないところで大きな声で笑ったり話したりして、選手としてはあまりやりやすいコートとは言えません。佐藤直子

私が、さいとうさんの試合がファイナルセットのトイレットブレイクに入ったので、とょっと坂本くんを見に行っている間に、さいとうさんは負けてしまいました。残念。ファーストはすごく良い調子だったのに、今日はけっこうあっさりとほんのわずかずつアウトして自分の調子を落としていったように見えました。
相手がオーストラリアだったので、応援がすごかったけど、まあ今のジュニアも世界を回っているので、そんなことで動揺するはずはありませんが。

今は小池さんの試合に来ました。
5-3でしめしめと思っていたら、5-7で取られてしまいました。
昨日は1-5からまくったので、まあこういうこともあるのですね。
相手はヤンクホバ選手で第1シードです。佐藤直子

坂本レイくん、強い。
第２しーどのブドコフ　クジェール選手に6-26-4で快勝していつもの勝者のポーズ。
立派です。
明日もこのポーズができますように。佐藤直子