S.ボレッリ/F.フォニーニ 7-5 6-7 7-6 7-5 マクラクラン勉/内山靖崇
デビスカップの2日目、3日目の試合を観戦してきました。
イタリアのダブルスは当初の予定ではボレッリ/ロレンツィのペアでしたが、当日オーダー変更となりました。やはりボレッリとフォニーニは普段から組んでいますし、このペアで全豪オープンダブルスの優勝経験もありますから、フォニーニの方が良いという判断なのでしょう。また、今回のサーフェースはインドアハードでバウンドが低く、球足が速そうなコートだったためクレーコーターのロレンツィにとっては厳しいという判断もあったのかもしれません。
イタリアチーム。こうして並ぶとファビオ-ニ(右から2番目)の小柄さが目立ちます。
マクラクラン/内山組の入場
こちらはスタンドの裏です。会場は本来は体育館でそこにテニスコートを敷き詰めていたようです。
コイントス
試合は本当にどちらが勝ってもおかしくない試合だったと思います。特にマクラクラン勉のサーブが良く勝負所で200km/h台のサーブが決まっていました。4選手の中で毎回サーブ&ボレーをするのはマクラクランだけで、ボレッリはほぼステイバック、内山とフォニーニはステイバックを基本にサーブ&ボレーを時々混ぜていました。
試合の中でポイントとなっていたのは「片手バックのリターン」だったように思います。両ペア共にデュースサイドの選手が片手バックでしたが、サーブでこの片手バックを攻める場面が多かったように思います。ボレッリは第2セット以降このバックのリターンのタイミングが合い始め、リターンエースとなる場面がありました。マクラクランも頑張ってはいましたが、サーブ&ステイバックの選手に対してはもう少し強いリターンが欲しかった印象です。
ボレッリの片手バックのリターン
マクラクラン勉の片手バックのロブリターン
第2セット終了時の岩淵キャプテンと嶋田コーチ。この時のジェスチャーからしてボレッリの片手バックについて話していたように思います。
惜しくも負けてしまった日本ペアですが、グランドスラムタイトルを有するペアにここまでの試合ができたことを考えると、今後が非常に楽しみです。勝ったボレッリ/フォニーニは試合後サインボールをスタンドに打ち込むことを求められていました。ボレッリはちゃんとやってくれたのですが、フォニーにはサインはせずボールを打ち込んだだけ。そりゃイタリアにとってはアゥエーのデ杯でサインボールを求める運営側もどうかと思いますが、フォニー二もトップ選手なのだから頼まれたことはきちんとやって欲しかったと思います。
試合終了
3日目のラバー4のフォニーニvs杉田祐一の試合についても後日書きたいと思います。
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