2018年 全仏オープン 男子ダブルス2回戦
P.H.エルベール/ N.マウ 7-5 7-6 R.ハーセ/M.ミドルコープ
順延に次ぐ順延で未だに終わってなかった2回戦のカードです。4-5でハーセ/ミドルコープ組がリードし、エルベールのサービスゲームを迎えたところからスタートしたのですが、ここからエルベール/マウが3ゲーム連取し第1セットを奪いました。ミドルコープのボレーミスが多く、エルベール/マウがリターンからの突き玉をミドルコープに集めていた印象です。
第2セットはハーセ/ミドルコープ組が持ち味のパワーを発揮し、どちらかというと流れをつかんでいたのはこのペアだった気がします。ただ、それでもブレークを許さずにタイブレークに持ち込むあたりがさすがに地力のあるエルベール/マウでした。タイブレークもほとんど互角の展開でしたが、決定打になったのは6-6で迎えたマウのバックのリターンエースでしょう。ハーセのサーブのコースも前衛のミドルコープの動きも読み切ってストレートに打ち抜いた、鮮やかなリターンエースでした。百戦錬磨のマウの勝負強さを見た気がします。
今年の全仏オープンで勝ち残ったフランス勢は女子シングルスのガルシアと男子ダブルスのエルベールとマウ、ロジェ=バセランの4人だけです。このうちガルシアは女子ダブルスで、ロジェ=バセランは男子ダブルスでそれぞれ優勝経験があり、優勝したことがないのはエルベール/マウだけです。勝たせてあげたいですね。
事前の予想ではあまり期待が出来なさそうだと思っていましたが、今日のようにサーブの調子がよければあるいは…という気もします。3回戦ではアメリカのジョンソン/ソック組と対戦になります。
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