2018年 9月29日(土) 予選1回戦
伊藤竜馬 6-4 1-6 6-3 M.マクドナルド
マクドナルドという選手のことを良く知らなかったですが、ATPのサイトによると一昨年プロ転向した23歳の選手だそうです。身長178cmと小柄ながら、現在の世界ランキングは80位をマークしています。
試合は伊藤がフォアからもバックからも安定した深いボールを打ち、チャンスが来たところを仕留めるという非常にオーソドックスなテニスで第1セットをものにします。正直派手なショットがほとんどない地味な展開だったので、お客さんの盛り上がりとしてはいまひとつでしたが、とても堅実なプレーでした。
ところが第2セットは序盤でブレークを許すとそのままズルズルと悪い展開に陥ってしまいます。あれほど堅実だった第1セットとは打って変わってミスが増えてしまい、ラリーの早い段階でのエラーが続いた印象でした。また、ファーストサーブがあまり入らなくなったことにもイライラしていたようです。
非常に嫌な流れでしたが、第2セット終了後にトイレットブレークを取り、これで気持ちが切り替わったのか、第3セットはまたプレーの堅実さが復活し、アーリーブレークを奪って、このブレークを守り切って勝利しました。
この試合を私はたまたま伊藤の陣営の近くで観ていたので、陣営の人の会話が耳に入ってきたのですが、伊藤のテニスは段々良くなってきているようです。試合中は盛んに「脚、脚」というコメントが聞かれました。短いボールに対してもっと脚を使って前のポジションで捕らえてほしい、ということだったみたいです。
残念ながらこの後の2回戦で伊藤は綿貫に敗れ本戦入りは叶いませんでした。プレーが良くなってきているという陣営の言葉を信じ、また伸び伸びと力強いボールを打つ伊藤が観られる日を楽しみに待ちたいと思います。
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