超失礼なインタビュアー

全米オープン男子ダブルス準決勝が終わりました。結果は以下の通りです。

H.コンティネン/J.ピアース 6-3 6-4  N.モンロー/J.スミス

コンティネン/ピアースが終始安定していました。各セット最初のモンローのサービスをブレークして、流れをつかみ自分達のサービスゲームは手堅くキープしての逃げ切り勝ちで、ほとんど作戦通りだったのではないかと思います。スコア以上に実力差あった気がしました。びっくりしたのが試合後のインタビューで、なんとインタビュアーが開口一番「ディフェンディング・チャンピオンとしてここに戻ってきた気持ちはどうだい?」と質問したのです。去年の優勝はマレー/ソアレス組で、この二人ではありません(ちなみにこの二人は2回戦敗退)。さすがにピアースが困った様子で「去年優勝はしてないんだけど…」とコメント。それでもインタビユアーは特に悪びれた様子もなく「第1シードでプレーする気持ちどう?」と質問を変えていました。このあたりの事実確認をきちんとしないのはかなり失礼だと思うのですが…。なんにせよコンティネンもピアースも調子が良さそうです。試合後も特に大喜びする様子はなく、あくまでここは通過点という感じでした。優勝を狙ってきてるようです。

F.ロペス/M.ロペス 6-4 7-5 R.ハーセ/M.ミドルコープ

 ロペス組は流石でした。もう決まったかな、というショットが来てもきっちり面を合わせて返球し、相手にあと一本多くプレーさせるということが良くできていました。終始ハーセ組にプレッシャーをかけていたと思います。ハーセ/ミドルコープはミドルコープのファーストサーブの精度が悪すぎましたし、2ndサーブもリターンを通しすぎた(前衛のハーセに動きが無さすぎた)と思います。ブレークされた3ゲームは結局全てミドルコープのゲームでした。第1試合でモンロー/スミス組が敗れ、第2試合でハーセ/ミドルクープ組が敗れたので、今年の全米オープン男子ダブルスのベスト4は、全ペアがグランドスラムのタイトルを持っているペアということになりました。

J.ロジェ/H.テカウ 6-1 6-2 J.マレー/B.ソアレス

  ロペス組の試合を観ている最中に終わってしまい、全くこの試合は観られませんでした。試合時間はわずか62分とのことです。マレー/ソアレスに対しこのスコアは予想外でした。準決勝が楽しみです。

B.ブライアン/M.ブライアン 6-3 7-5 J.ベネト―/E.ロジェ バセラン

この試合も観られませんでした。この勝利でマイク・ブライアンの通算勝利数が1,052となり、ダニエル・ネスターを抜いて歴代1位の勝利数となったそうです。ボブは1,038勝とのことですが、このところネスターはあまり勝てていませんし、このペースだと来シーズンあたりで兄弟で1,2位となりそうです。

 

準決勝のカードは以下の通りです。

H.コンティネン/J.ピアース vs  J.ロジェ/H.テカウ

準決勝は両ペアとも快勝でした。過去の対戦成績はロジェ組の2勝1敗。この2勝はいずれも今年の2勝でうち1勝は前哨戦のモントリオールでの勝利です。どちらも好調のようですが、マレー/ソアレスに圧勝したスコアを見せらると、どうしてもロジェ組が気になります。

F.ロペス/M.ロペス vs B.ブライアン/M.ブライアン

マレー/ソアレスが敗れたことで、ベスト4の中で全米のオープンの優勝経験があるのはブライアン兄弟だけになりました。ロペス組との過去の対戦成績は実は1勝2敗と負け越しています。直近の対戦は前哨戦のシンシナティで、ここではブライアン兄弟が勝っていますが、昨年の全米オープンでの準々決勝ではロペス組がフルセットで勝っています。個人的には久しぶりにブライアン兄弟に全米を取らせてあげたい気もするのですが、どうでしょうか。

 

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カテゴリー: 大会 | 投稿者ステイバックダブルス 00:13 | コメントをどうぞ

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