カテゴリー別アーカイブ: 動画紹介

クーリエ vs ナルバンディアン

Youtubeで面白い動画を見つけたので紹介したいと思います。

2000年 マスターズシリーズ マイアミ クーリエ vs ナルバンディアン

上記の動画は当時18歳だったのナルバンディアンが初めてATPツアーレベルの大会に出たときのものです。いきなりジム・クーリエと対戦だったんですね。このときのナルバンディアンのストローク(特にフォア)のフォームは、後にトップレベルに上がってきたときのフォームと少し違います。ナルバンディアンといえばゆったりとしたフォームのイメージですが、このときのストロークは全体的に準備が遅いというか、なんとなくバタバタした印象を受けます。

 

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カテゴリー: 動画紹介 | 投稿者ステイバックダブルス 13:39 | コメントをどうぞ

ガスケがチャレンジャーに出場

今週末にデビスカップが開催されるため、今週はツアーレベルの大会はお休みです。

今週ポーランドで開催されるチャレンジャーにはフランスのガスケが出場しています。9月11日付のランキングで30位のガスケがデ杯の代表に選出されないのは不思議な感じですが、フランスの代表メンバーを見ると18位のツォンガ、22位のプイユが選出され、ダブルス要員にエルベール/マウが入っているので、実はとても妥当なメンバー構成です。フランスの層の厚さを感じますね。

ガスケは先の全米オープンでは1回戦でアルゼンチンのメイヤー相手に1セットアップの1ブレークアップという状況からの逆転負けでした。ほとんど2週間近いオフになってしまったので、今回のチャレンジャー参戦は勝負勘が落ちないようにということもあるのかもしれません。今年は楽天オープンでの来日も決まっているので、調子を上げて(でも怪我はしないで)来てほしいです。

ガスケといえばなんといってもあの片手打ちバックハンドの迫力です。下記にYoutubeに上がっているガスケのバックハンド集の動画のリンクを貼りました。こんなにバックハンドをフィーチャーされる選手もなかなかいないでしょう。

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カテゴリー: 動画紹介, 大会 | 投稿者ステイバックダブルス 06:03 | コメントをどうぞ

リターンサイドの入れ替え

マスターズ1000モントリオールでボパンナ/ドディグ組が決勝に進出しました。今シーズンはボパンナはクエバス、ドディグはグラノイェルスと、それぞれ別の選手とコンビを組んでいましたが、ボパンナ/クエバスは全仏を最後に組んでいないので、もしかしたら解散なのかもしれません。ドディ/グラノイェルスも、グラノイェルスがシングルスのランキング上げるためにチャレンジャーを回り始めたので、ウィンブルドン以降は組んでいません。

というわけで、それぞれパートナーがいなくなってしまったボパンナとドディグがコンビを結成したようです。IPTLでもダブルスを組んでいるので、そのあたりの影響もあるのかもしれません。今後どこまでこのペアを継続するのかわかりませんが、少なくとも翌週のマスターズ1000シンシナティはこのペアで出るようです。

ボパンナ/ドディグの活躍も気になるのですが、私が気になったのは準決勝でこのペアと戦ったクラーセン/ラム組です。下の二つの動画を見比べていただくとわかるのですが、二人のリターンのサイドが入れ替わっています。

【動画】2017年 マスターズ1000インディアンウェルズ決勝 クラーゼン/ラム vs クボト/メロ

【動画】2017年 マスターズ1000モントリオール準決勝 ボパンナ/ドディグ vs クラーセン/ラム

3月のインディアンウェルズではラムがデュースサイド、クラーセンがアドサイドですが、今回のモントリオールではこれが逆になっています。いつ入れ替えたのか、どういった意図で入れ替えたのかはわかりませんが、シーズン中にペアでサイドを入れ替えるというのは珍しいのではないでしょうか。

 

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カテゴリー: 動画紹介, 大会 | 投稿者ステイバックダブルス 22:46 | コメントをどうぞ

ガウディオについて思うこと

全仏オープンではレジェンドの部(すでに現役を引退した選手のダブルスでのエキシビションマッチ)が行われています。男子45歳以下の部にはコレチャ/ガウディオというペアがエントリーしています。御存知の方も多いと思いますが、ガウディオは2004年の全仏オープン男子シングルスのチャンピオンです。今回はダブルスを離れて、この2004年の男子シングルス決勝戦のことについて書きたいと思います。

2004年の男子シングルス決勝はガウディオvsコリアというアルゼンチン人同士の試合となりました。ガウディオはノーシードからの快進撃での決勝進出でした。当時から決して無名の選手ではありませんでしたが、誰も予想しなかった決勝進出でした。一方コリアはこの大会の第3シードで優勝の大本命でした。決勝までの失セットはわずか1セットと絶好調で、本人も「試合ではなくトーナメントに勝ちに来た」とコメントするほど、この大会に標準を合わせてきていました。

しかし、この試合はコリアからみて6-0 6-3 4-6 1-6 6-8という大逆転負けで幕を閉じます。序盤は圧倒的に主導権を握っていたコリアが、第3セットの中盤から脚に痙攣を起こしたためです。コリアは第4セットを痛み止めの効き目が出てくるまでの時間稼ぎに使い、第5セットで勝負をかけるという戦術をとりました。実際にその作戦は痙攣を起こしている中ではベストな手立てだったのだと思います。サーブが満足に打てないコリアのプレーは見ていて痛々しく、第4セット以降は観客は完全にコリアの味方でした。第5セットで2本のマッチポイントがありながら取りきれなかったという結果も、この試合のコリアの悲劇性を際立てました。ガウディオの勝利というよりもコリアの敗北として、この決勝戦は語られることが多いのではないかと思います。

私自身もこの試合はコリアの敗北としてみていて、ガウディオの勝利をそれほど評価していませんでした。しかし、最近になってこの試合はガウディオが勝つべくして勝ったのではないかと思うのです。グランドスラムの決勝という誰もが好ゲームを期待するなかで第1セットを0-6で落とすというのは非常に惨めな思いだったと思います。ここでガウディオの集中力が切れてしまっていたら、コリアが痙攣を起こすより早く試合が終わっていたかもしれません。コリアが痙攣を起こしたのは確かに運が良かったですが、その運を呼び寄せたのはガウディオの踏ん張りだったのではないかと思います。第4セット以降もガウディオはやり辛かったはずです。明らかに万全でない相手と戦うというのは、こちらもペースがつかみ辛いからです。最初から最後までやり辛いことだらけの試合の中で、集中を切らさず自分のプレーをできたメンタルは優勝に値するのではないでしょうか。

余談ですが、ガウディオ以降に全仏で優勝した選手はナダル、フェデラー、ワウリンカ、ジョコビッチの4人しかいません。みんな全仏以外のグランドスラムでも優勝経験がる選手ばかりです。最近のテニスはオールサーフェースに強い選手ばかりになってしまいました。一方、ガウディオは全仏以外のグランドスラムでは3回戦が最高という偏った戦績の選手です。たまにはこういう選手に大会をかき乱して欲しいなぁと思ってしまいます。

【関連動画】

2004年 全仏オープン男子シングルス決勝 G.ガウディオ vs  G.コリア


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カテゴリー: 動画紹介, 大会 | 投稿者ステイバックダブルス 12:05 | コメントをどうぞ

全仏ダブルス1回戦 ドディグ組勝利 メルゲア組は敗退

ドディグ/グラノイェルス組 6-4 6-4   ダニエル/デモリナー

マッチサマリーはこちら。相手にはブレークポイントを与えず、こちらは各セット1ブレークしての勝利で手堅く勝った 印象です。次戦はJaziri/セッピ組との対戦です。セッピは強敵ですが、ダブルスならしっかり勝ちたい相手です。

ベルダスコ/ジモニッチ組 6-3 7-6(2)  メルゲア/クレシ

マッチサマリーはこちら。1stサーブの確率があまり良くないメルゲア/クレシに対し、ベルダスコ/ジモニッチは2ndサーブでもよくポイントが取れています。ブレークの数は一つしか違わないのですが、サービスゲームの安定感の差が感じられるマッチサマリーです。ベルダスコはシングルスでもズべレフを破るなど好調ですね。メルゲア/クレシはクレシのサービスが活きるグラスコートシーズンに期待したいです。

今大会は1回戦で第1シードのコンティネン/ピアース、第2シードのエルベール/マウ、ディフェンディングチャンピオンのロぺス/ロペスの3組がすべて敗退するという波乱の幕開けとなりました。特にロペス/ロペスはスコアもあっさりとしていて、ちょっと心配になってしまいます。

 

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カテゴリー: 動画紹介 | 投稿者ステイバックダブルス 22:11 | コメントをどうぞ

モンタニェス、始動!!

ダブルスについて書くこと多い当ブログですが、今回はシングルスの選手について書きたいと思います。

4月3日からフランスで開催されるチャレンジャーにスペインのベテランのアルベルト・モンタニェス(Albert Montanes)がエントリーしています。

モンタニェスは1980年生まれで、今年37歳になります(フェデラーの一つ上)。世界ランキング最高位は22位を記録した選手です。現在はランキングが大きく落ちてしまい、チャレンジャーとツアーの予選が主戦場になっていますが、まだまだ頑張っています。典型的なクレーコーターで、ベースライン後方に下がってのロングラリーが持ち味です。

特徴的なのが出場する大会の選び方。昨年は22大会プレーしていますがそのうち19大会がクレーコートでした(試合数では46試合中42試合がクレーコート)。今年は2月から始動して3大会ハードコートの大会に出ましたが戦績は1勝3敗と振るいませんでした。そのためか3月は一切試合に出場せず、得意のクレーコートシーズンが始まる4月を待って再始動したようです。37歳でもプレーできるのはこういった、思い切った大会の選び方が一つの要因なのかもしれません。

今回のフランスのチャレンジャーの1回戦の相手はナポリターノという、その名の通りのイタリアの選手で、21歳の若手です。モンタニェスは15歳の年齢差を跳ね返して、得意のクレーコートシーズンで良いスタートができるでしょうか。

最後に現時点で彼が最後にツアータイトルを獲得したニースオープンの動画のリンクを貼ります。御時間ある方は見て下さい。

【YouTube】2013年 ニースオープン決勝 モンタニェス vs モンフィス ハイライト

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カテゴリー: 動画紹介 | 投稿者ステイバックダブルス 00:05 | コメントをどうぞ

ヤノビッチvsコリア

マスターズ1000マイアミの裏ではメキシコでチャレンジャー大会が開催されています。この大会の2回戦ではヤノビッチvsコリアのカードがありました。

ポーランドのヤノビッチは元世界ランク14位の選手。2012年のマスターズ1000パリ大会でシモン、マレーらの強豪を次々と撃破して準優勝したことで注目を集めました。

アルゼンチンのフェデリコ・コリアは以前「ダニエル太郎vsコリア」の記事で取り上げた通り、元世界ランク3位のギジェルモ・コリアの弟です。最近フューチャーズのレベルからチャレンジャーに移行してきた選手で、少しずつランクを上げてきています。

この二人の試合のハイライトがこちらです。やはりツアーレベルを経験している選手とついこの間までフューチャーズにいた選手とではかなり実力差があるのがわかります。特にコリアのサーブの強化は急務でしょう。まずはチャレンジャーでコンスタントに活躍できるようになってほしいです。

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カテゴリー: 動画紹介 | 投稿者ステイバックダブルス 03:24 | コメントをどうぞ

ハースの試合をイグアナが観戦?

ATPのサイトで話題になっているのですでにご存じの方もいるかと思いますが、マスターズ1000マイアミの1回戦、ヴェセリvsハースの試合中にイグアナが突然現れて試合が中断するという珍事が起こりました。

ATPの記事によるとファイナルセット3-3のハースのサービスゲームの時に突然イグアナがスコアボードの上に表れたとのこと。追い払おうとしてもなかなか逃げず、試合は一時中断に。今シーズン限りでの引退を表明しているハースは、このハプニングを楽しんでいたようで、イグアナと一緒に写真を撮っていました。イグアナが追い出された後、ハースはこの試合に敗れてしまうのですが、引退シーズンに忘れがたい思い出が一つできたのではないでしょうか。

以下がYouTubeにアップされていた動画です。

Iguana Runs On Court, Halts Match At The Miami Open

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カテゴリー: 動画紹介 | 投稿者ステイバックダブルス 00:18 | コメントをどうぞ

サービスゲームで2ステイバック

一つ前の記事で書いたテキサス州のチャレンジャーですが、なんと第1シードのグラノイェルスも第2シードのロレンツィも1回戦で負けてしまいました涙

調べてみたところグラノイェルスに勝ったアルボットは87位の選手でした。チャレンジャーに出る選手としてはランクが高いですが、正直グラノイェルスとしては大誤算の敗戦でしょう。

ロレンツィについてはある程度しょうがない気もします。勝ったベネデは現在は105位ですが最高は45位を記録しているのでそれなりに実力者ですし、何よりロレンツィのテニスはクレーコートのためのテニスなので、ハードコートでは格下に負けてしまうことぐらいあるでしょう。(ロレンツィは個人的にとても好きな選手なので今度別途で取り上げたいと思います)

本題はここから。YouTubeで面白い(というかマニアックな)ダブルスの動画を見つけたので紹介したいと思います。

【YouTube] 2015年 Savannah チャレンジャー 決勝 デュラン/ゼバリョス vs ノビコフ/ペラルタ

上の試合の第2セット第4ゲーム(57’00″頃から)でノビコフ/ペラルタ組が自分たちのサービスゲームにも関わらず2ステイバックするという非常に変わった戦術を取ります。

ノビコフ/ペラルタ組は、第1セットでペラルタの2ndサービスに対するゼバリョス(デュースサイドのレシーバー)の強烈なリターンに苦しみます。そこで第2セットでは「ペラルタの2ndサービスvsゼバリョスのレシーブ」の構図になったときに、前衛のノビコフがベースラインまで下がってプレーします。とても変わった戦術ですが、見事にサービスゲームをキープします。プロの選手ですらこんなことをするのですから、アマチュアの私たちも相手のリターンが強いときは試してみていい戦術かもしれません。

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カテゴリー: 動画紹介 | 投稿者ステイバックダブルス 00:04 | コメントをどうぞ

ダニエル太郎 vs コリア

先週開催されていたチリのチャレンジャーの1回戦でダニエル太郎vsフェデリコ・コリアというカードが実現しました。フェデリコ・コリアはついこの間25歳になったばかりのアルゼンチンの選手で、元世界ランク3位のギジェルモ・コリアの弟です。兄のギジェルモが22歳でグランドスラム(全仏)の決勝を戦ったことを考えると兄との才能の差は明らかですが、毎年ランキングを少しずつ上げていて、昨年あたりからフュチャーズでは負けなくなってきました。

ダニエル太郎との試合は4-6 6-3 1-6で敗れましたが、ダニエル太郎が119位でコリアが245位というランキング差を考えたら善戦したと言っていいのではないでしょうか。

兄のギジェルモは肩の故障で27歳の若さで引退を余儀なくされたことを考えると、フェデリコには焦らず息の長い選手に育って欲しいと思います。

以下にYoutubeの動画を紹介します。

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カテゴリー: 動画紹介 | 投稿者ステイバックダブルス 00:24 | コメントをどうぞ