カテゴリー別アーカイブ: 大会

マイアミのステイバックダブルス

イワン・ドディグ/マルセル・グラノイェルス組

全豪でベスト8、ロッテルダムで優勝と幸先の良いスタートをきったにも関わらず、ここ2週はいずれも初戦敗退と不調のペアです。しかも先週はシングルスでもどちらも1勝もできず、とどめにドディグは今回のマイアミのシングルスの予選も初戦で敗退しています。初戦の相手はラモス-ビノラス/ベルダスコでどちらも左利きの選手です。ラモス-ビノラスはそれほどダブルスに力を入れている選手ではないですが、ベルダスコはダブルスも実績のある選手です。ドディグ/グラノイェルス組はなんとかこの不調スパイラルを脱するためにもなんとか1勝を挙げたいところです。

オリバー・マラチ/マテ・パビッチ組

マラチは今シーズンはマーティンと組むのかと思っていましたが、マーティンは今回は別の選手(ポーランドのマトコウスキ)と組んでいるのでどうやら解散のようです。パビッチはクロアチアの若手でダブルスランキングは36位の選手です。初戦の相手はベイカー/ネスター組です。ベイカーはこのところ活躍している選手で、今年のメンフィスオープンのダブルスで優勝し、現在キャリア最高の44位に位置しています。ネスターは44歳の大ベテランで全てのグランドスラムタイトルを持っている現役のレジェンドと言っていい選手でしょう。ネスターは今シーズンはロジェヴァセランと組んでいるので、ベイカーとのペアは急造のコンビなのだと思います。お互い新規のコンビというところで難しいところですが、地力のあるネスターがいるペアの方がやや有利な気がします。

ドミニク・イングロット/フロリン・メルゲア

イングロットが復帰してきたことでこのペアが復活しました。初戦は第2シードのエルベール/マウ組です。このペアは全豪オープン3回戦で対戦しており、イングロット/メルゲア組が第2セットでマッチポイントがあったにも関わらず逆転で敗れています。まだ正式には決まっていませんが、この後のデビスカップでジェイミー・マレー/イングロットのペアとエルベール/マウの対戦になる可能性があり、その意味でもイングロットは負けたくないでしょう。エルベール/マウはエルベールの調子(とくにサーブ)が思わしくない状態が続いています。今回はイングロット/メルゲアにかなりチャンスがあるのではないでしょうか。

 

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カテゴリー: 大会 | 投稿者ステイバックダブルス 21:16 | コメントをどうぞ

グラノイェルス、チャレンジャー大会に参戦

マスターズ1000のインディアンウェルズでシングルスは第32シード、ダブルスは第8シードで出場していたスペインのグラノイェルス。単複どちらも初戦で敗れた彼が次に向かったのはカリフォルニア州から東に約1,900km離れたテキサス州で開催されているチャレンジャーでした。チャレンジャー大会は一般的にランキング100位を下回る選手がほとんどなのですが、グラノイェルスは36位です。当然第1シード…なのですが、意外と突き抜けてランキングが高いわけではなく、第2シードは同じくインディアンウェルズを早退してきたロレンツィで、38位の選手です。以下第8シードまでの選手が65位以内に位置しているという恐ろしくレベルの高いチャレンジャー大会になっています。どうやらインディアンウェルズの予選に負けてしまった選手や、早期敗退してしまった選手がこの大会に集まってきているようです。翌週のマスターズ1ooo開催地のマイアミにも移動しやすいためかもしれません。大会のドローはこちらから。ダブルスにも意外といい選手が出ていますので気になる方はチェックしてみて下さい。

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カテゴリー: 大会 | 投稿者ステイバックダブルス 01:58 | コメントをどうぞ

いい人、クラーセン

インディアンウェルズ2回戦で応援していたメルゲア/クレシ組はミュラー/クエリー組に1-6 6-1 6-10で敗れ、ステイバックの選手は全滅してしまいました。

他の試合では「ビック4 vs ダブルスプレーヤー」というカードが3試合ありました。以下ハイライトのリンクです。

 この中で推したいのはクラーセン。昨年楽天オープンで来日したときに、選手用のカートに乗らず、普通のお客さんが通る通路をテクテク歩いていたので、声をかけてサインをもらったのですが、にこやかでとても良い方でした。楽天オープンのダブルスで一昨年は優勝、昨年は準優勝と相性がいいので、今年も来てくれるかもしれません。

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カテゴリー: 大会 | 投稿者ステイバックダブルス 05:18 | コメントをどうぞ

インディアンウェルズのダブルス

ナダル/トミック vs カレーノブスタ/ソウザ

ハイライトはこちら。誰もサーブ&ボレーをしないという個人的に大好きな展開…のはずなのですが、やっぱりダブルスプレーヤーorダブルスに注力している選手でないと何か違うな、という気もします。トミックはシングルスは負けてしまったようなので、やる気を失わず次のラウンドも頑張って欲しいところです。次はゴフィン/ツォンガ vs クラーセン/ラムの勝者と対決です。どちらも見てみたい顔合わせですが、今大会はちょっとダブルスプレーヤーがシングルスプレーヤーに押され気味なので、クラーセン/ラムに期待したいです。

ジョコビッチ/トロイツキ vs ボパンナ/クエバス

ハイライトはこちら。クエバスは全仏オープン男子ダブルス優勝、ボパンナはウィンブルドン準優勝の経験のある実力者コンビです。今年の全豪でもペアを組んでいました。どちらもアドサイドのリターン担当なのですが、このペアではボパンナがデュースサイドに入っています。クエバスは「ステイバックでダブルスをする選手」なので応援していたのですが、残念ながら初戦敗退となりました。マッチタイブレーク4-1リードから逆転されてしまったのが痛かったです。ジョコビッチ/トロイツキは次は第1シードのエルベール/マウと対戦です。

マレー/エバンス vs ロペス/ロペス

ハイライトはこちら。ハイライトでもマレーの強さが際立ちます。特にリターンは巧いですね。マルク・ロペスのサーブは勝負所ではかなり叩かれていたようです。クレーはともかくハードではもう少し強いサーブが欲しいです。

メルゲア/クレシ vs ドディグ/グラノイェルス

メルゲアvsドディグという個人的に大変悩ましいカードでしたがメルゲア組が勝ちました。ドディグ/グラノイェルスは今シーズンハードコートでは活躍するのではないかと思っていたのですが、これで2大会連続初戦敗退となってしまいました。メルゲア/クレシは恐らく組むのは初めてなのではないかと思いますが、ビッグサーバーのクレシとストローカーのメルゲアとで、意外といいコンビなのかもしれません。

ミュラー/クエリー vs デルポトロ/パエス

今大会のダークホースと予想していたデルポトロ/パエスですが、サクッと1回戦で負けてしまいました。しかも、接戦の多い今大会のダブルスで数少ないストレート負けでした。気になるのはパエスのこのところのダブルスの成績です。ヒンギスとのミックスダブルスでは活躍していますが、男子ダブルスではあまり勝てていません。年齢的なところもあってパワーに太刀打ちできなくなってきているのでしょうか(実は178cmと小柄ですし)。勝ったミュラー/クエリーはメルゲア/クレシと対戦です。

 

カテゴリー: 大会 | 投稿者ステイバックダブルス 14:41 | コメントをどうぞ

インディアンウェルズのドローが発表になりました。

3月9日開幕のインディアンウェルズのドローが発表になりました。面白いペアがいたので書きたいと思います。

ナダル/トミック組

一番びっくりしたのがこのペア。真面目なナダルと不真面目なトミック(失礼)のコンビです。どういうプレーをするのかも気になりますが、どうして組むことになったかも気になるところです。1回戦のはカレーノブスタ/ソウザ組と対戦です。カレーノブスタは昨年の全米オープンのダブルスで準優勝した選手ですが基本的にはシングルスの人なので、4人ともシングルスプレーヤーの1回戦です。

デルポトロ/パエス組

ワイルドカードで出場のペアです。パエスは4大大会全てでタイトルを持っている実力者で経験も豊富なのですが、割と押しの強い印象のある選手です。特にインドの他の選手から反感を持たれてしまった時期があり、ロンドンオリンピックのときには他のインドの選手がパエスと組みたがらなくて揉めたことがありました(その後、後輩のボパンナとは和解したみたいです)。その点今回ペアを組むアルゼンチンのデルポトロはなんとなく素朴な印象のある選手です。このダブルスもパエスが仕切る形になると思いますが、デルポトロは結構素直にパエスの言うことを聞いてプレーしそうな気がします。デルポトロが定期的にダブルスに出続けるとは思えないのでこのペアは今回限りかもしれませんが、意外とダークホースかもしれません。1回戦はミュラー/クエリー組と対戦です。

 メルゲア/クレシ組

ひとつ前の投稿で書いたメルゲアです。今シーズンはイングロットと組むのかと思っていましたが先週はトロイツキ、今週はクレシと組んでいます。もしかしたらイングロットに故障が発生してしまったのかもしれませんし、あるいは解散になったのかもしれません。クレシはウィンブルドンのダブルスで準優勝の経験のある選手です。このところ固定のペアのいない選手なので、もしここで良い結果が出せればしばらくメルゲアと組み続ける可能性もありそうです。どちらもデュースサイドの選手なので、どちらがアドサイドでリターンをするのか気になります。1回戦で第8シードのドディグ/グラノイェルス組と対決します。

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カテゴリー: 大会 | 投稿者ステイバックダブルス 05:04 | コメントをどうぞ