こんにちは!貴男です。
今日の東京は、雨は降っていませんが、曇り空の一日です。早速メッセージに質問を頂きましたので、答えていきたいと思います。質問の内容が「今のテニス界はジョコビッチ、ナダル、フェデラーが支配していますが、今後テニスはどういう進化をしていくと考えていますか??」です。
まずこの3選手が同じ世代で戦っていることがこれまでの世代とが大きな違いがあると思っています。2003年のウィンブルドンでフェデラーが優勝してから、今年の全豪オープンまでの間でロディック・ガウディオ・サフィン・デルポトロ・マレー・ワウリンカ・チリッチの7人しか優勝できていないのです。しかもこのトップ3選手は、グランドスラムの優勝回数だけではなく、マスターズシリーズの優勝回数までもとんでもない記録を出し続けていますからね。
さて本題に入りますが、今の時代は、身長の高さや育った環境に関係なく良い動きが出来ることや走り続けられる体力というものが欠けていてはトップ100に入るのは難しいと思います。以前はサーブ&ボレーだったり、ネットプレーを多く取り入れていた選手が多かったのとテクニック的な要素が現代よりも重視されていたこともあり、体力的な部分を上手くカバー出来たのは事実です。
僕の予想ですが、ネットプレーを上手く取り入れられる(使う)選手が少しは増えるような気がします。と言うよりも増えて欲しいです。これはサーフェスによって回数に差が出るのは当然ですが、相手のプレースタイルへの対応であったり、コーチの考え方によっても差が出てくるのではないでしょうか。言い方としては、効果的にネットプレーを使うが適しているかもしれません。
毎ポイント長いストローク戦で体力とメンタルを消耗するのではなく、ドロップショットを使ったりしてラリーを短くし効率的に戦ったり、セカンドサーブに対してフォアハンドの回り込みやバックハンドで強打してネットを取るなどのプレーが増えてくるのではないかと思います。それか正反対にもっともっと長いストローク戦になる可能性も否定できませんが、これまでの流れを考えるとサーブ&ボレーの選手が急激に増えるとは思えません。
現在彼らの次世代としてティーム・メドベージェフ・チチパス・ズベレフらがトップ10にいますが、それぞれのプレースタイルと考えがありコーチもいるので、僕らが思うような方向にいくこともあれば歯痒く思うことがあって当然だと思います。それくらい3選手が強いのです。未来のことなので正解がないと思いますし、フェデラーが1位になった時にこれは勝てる選手なんていないと思っていたら、ナダルがクレーコートで連勝し、ジョコビッチが粘り強さと正確さで対抗しましたから、もう少し時間が必要かもしれません。
それでは、また・・・・・。貴男
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北海道札幌市出身。世界ランキング最高102位。武器はサーブ&ボレー 6歳でテニスをはじめ、堀越学園時代にインターハイで3冠(単複・団体)を達成。1995年にプロ転向。 四大大会では7度の本選出場を果たし、2003年のウィンブルドン選手権と2005年の全豪オープンで2回戦に進出。 また、ジャパン・オープンでは2度のベスト8進出を果たし、2005年には岩渕聡とのペアで日本人ペアとして初のATPダブルス優勝を達成。2006年大会では王者ロジャー・フェデラーから1セットを奪う大健闘を見せた。
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