おはようございます!貴男です。
風そのものは涼しく感じますが、晴れ間が出ている東京です。ニュースを見ますと徐々に緊急事態宣言が緩和されていくようですが、けっして全てが元通りになるわけではないので、気持ちを引き締めるくらいでいきたいと思います。では質問を頂いていましたので、これからのテニス界で有望な若手について答えていきます。
まず若手という範囲がどこまでなのかは人それぞれの認識に違いがあるので、今日の段階で、まだ21歳になっていない選手ということにしましょう。そうすると世界ランキング順に20位のオジェ アリアシム(カナダ)から732位の望月選手まで91人がランキングに名を連ねていて、その中には、清水選手と田島選手の名もあります。21歳以下の選手が100位以内に4選手が入っていますが、30歳または35歳を超えてもトップクラスで戦える選手が20年から30年前よりも明らかに増えているのではないかと予想します。
そこでイタリアのヤニック・シナーは、体格的にも恵まれている部分はありますし、去年のネクストジェネレーションの大会で1試合を通して見ましたが、両サイド(フォア・バック)共に攻撃と守備がしっかりしている印象がありました。地元イタリアで開催された大会なので、色々な意味で戦いやすかったというのもあるでしょうが、新しいタイプの選手だなと感じましたし、今後の成長という意味で僕は一番期待しています。
もちろん日本の選手達にも期待していますが、体が成長していく時期でもありますので、ツアーを回りながら焦らず体を作ることに加えてどんなテニススタイルで勝負していくのかということに時間をかけて取り組んでほしいです。ヨーロッパや南米の厳しい環境と相手に対して、クレーコートで揉まれることもいいと思いますし、大会に出るだけではなくテニスキャンプに身を置いて海外の生活に慣れるということも必要です。
少し脱線してしまいましたが、今の男子テニス界ならば23歳もしくは25歳以下も十分に若手の部類に入ると思っているので、年齢よりもどんな取り組みをしているか、誰がコーチで周りをサポートする人達はどうなのかなどが成長するために重要な部分になると思います。ちなみに100位以内の選手を調べたら、25歳以下が30人でしたので、男子に限っては、25歳以下が若手の部類と判断してもいいのではないでしょうか?
それでは、また・・・・・。貴男
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北海道札幌市出身。世界ランキング最高102位。武器はサーブ&ボレー 6歳でテニスをはじめ、堀越学園時代にインターハイで3冠(単複・団体)を達成。1995年にプロ転向。 四大大会では7度の本選出場を果たし、2003年のウィンブルドン選手権と2005年の全豪オープンで2回戦に進出。 また、ジャパン・オープンでは2度のベスト8進出を果たし、2005年には岩渕聡とのペアで日本人ペアとして初のATPダブルス優勝を達成。2006年大会では王者ロジャー・フェデラーから1セットを奪う大健闘を見せた。
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