こんにちは！貴男です。
昨晩に行われた内山選手のATP１０００マイアミマスターズのシングルス１回戦は、イタリアのカルーゾにストレートで勝利しました。内山選手にとっては、これがマスターズ大会の本戦での初勝利で、明後日の２回戦でアルゼンチンのシュワルツマンと対戦します。この季節のマイアミは、暑さに加えて湿度も高く風もある中での戦いだったと思います。１回目のサービングフォーマッチではブレークバックを許しましたが、最後は、ラブゲームでキープできたのは良かったです。勝てない時や調子が良くない時こそ前向きに考え続けなければいけないし、どこでキッカケを掴むかは分かりません。
僕の話になりますが、２００３年のウィンブルドンの予選で２０番アウトぐらいだから、グラスコートシーズンを早めに切り上げて日本に帰り、ハードコートの大会のために練習をしたいとコーチとトレーナーの方に言いました。話し合った結果、今はロンドンいるから予選のアルタネイトサインをして入れなかったら帰ることにしようと説得された記憶があります。予選当日の朝には１番アウトまで繰り上がり、予選１回戦の最終試合でコートに表れない選手がいて、１５分ほど待って僕が入り、そのまま勝ち進んで予選３試合を勝って、本戦でも１回戦を勝利するということがありました。
これが初めてのグランドスラム本戦勝利で、あの話し合いでの説得がなかったらこんな貴重な勝利はなかったし、その時のお二人には、本当に感謝しかありません。それ以来グラスコートでのプレーが楽しくなったし、自分のスタイルでの戦い方が分かった瞬間でした。内山選手の２回戦が良いキッカケとなるように期待しています。
それでは、また・・・・。貴男
