東京国際大学体育会硬式庭球部OB・OG会〜相逢会〜

決勝戦は関東学生では初の決勝進出ペア同士の対戦となりました。
堤選手は慶應義塾大学の今期の主将でメンタルが非常に強く、クロスラリーで打ち負けることが少ないゲームマネージメントに優れたプレイヤーです。
大川選手は反応が非常に良く、ネットプレーでのボール捌きに優れた、インハイダブルス準優勝、前回の慶應義塾大学王座優勝時のダブルスメンバーといったキャリアを持つ才能溢れるプレイヤー、今期の副将です。

大坪・星野は２年次に入り、体バランス、体捌きが向上しています。
インカレインドアの時よりもサービスやリターンが良くなりましたので、ネット、ベースライン共にポイント取得のマネージメントレベルや仕掛けの質が上がりました。
大学のトップレベルの選手と戦えるプレーが出来る様になってきたと感じます。

（以下、選手敬称略）

ゲームは星野、堤、大坪がキープ、大川、星野、堤とブレイク
4-2から大坪のキープで5-2、ここから仕掛けが外れたり外されたりで、堤の手堅いプレーもあり5-5まで戻されます。
大坪のゲーム、大坪のストレート、星野がポーチ、ポーチで押し込んで、堤のリターンミスで6-5、積極的なリターンゲームでベースラインからしっかり沈めて7-5でセカンドへ。

流れのまま星野がキープして２ゲーム目、ここから少し流れが変わります、堤がブレークポイントから粘りを見せて長いゲームをキープ、
1-1から積極的なプレーで仕掛けてポイントしますが、一進一退、要所で４年生のキャリアと気合いでミスを誘われ1-5までそのまま持って行かれます。
ファイナルスーパータイブレークでの仕掛けを探って1-6。

ファイナルで印象的に感じたのは、両ペアの優勝への熱意でした。
2-6から6-6までの慶応ペアの気迫と大坪、星野の優勝に向かう攻めの姿勢、勝ったのは２年生ペアの勢いだったのかもしれません。

堤、大川という大学テニス界屈指のペアに競り勝ったことは、リーグを含めて今後の二人とチームにとって大きな意味を持つでしょう。
セカンドの第2ゲーム、堤選手のサービスゲームが落ちていたら
セット2-0になっていたかもしれません。
流石のキープ、試合の作り方の上手さとチームに対するプライドを凄く感じました。
最後まで粘りと気力を持ち、勝利を目指す慶應義塾大学の選手の姿勢に感謝して今後のプレイにも活かしてもらいたいと思います。

春関はビッグタイトルです、インカレ優勝のスタートラインには立てました。
リーグでの昇格、その先の王座、大学テニスで目指す頂はまだまだ遠いですが、当学史上初めての関東学生タイトルを一歩目に、全員でこの先を掴んで下さい。
昨日は大坪、星野のボールを押し込む気力の強さを見ることが出来ました。
全員が同様に強く願い、日々をしっかりと努力すればチームで必ず掴めます。

私は普段、このOBOG会ブログで個人的な感情を文章に介在させることはありません。
89年の入学以来、黄色いボールに込めた想いが一つ形になりました。
「嬉しかったです、本当に」
ありがとう。
この先、こういった機会が増えれば嬉しいです。

( 動画はYoutube @AgStye Tennis 様からの引用です。)
動画最後に、やーったー！　とアホみたいに叫んでいるのは私です。

以上、宜しくお願い致します。

東京国際大学体育会硬式庭球部第25期主将中村直嗣

2023年度春期関東学生テニストーナメント大会女子ダブルス決勝戦

カテゴリー: イベント | 投稿者東京国際大学体育会硬式庭球部OB・OG会　相逢会 18:33 | コメントをどうぞ

2023年05月07日