錦織圭ガスケにまた敗れてしまった!

11月5日(木)、フランス、パリ。
男子テニスツアーマスターズ大会、パリ
錦織圭の3回戦が行われ、錦織はフランスのガスケと対戦、第1セットをタイブレークで落とし、第2セット1-4となったところで左わき腹の痛みが悪化し途中棄権した。

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無理をしなかったのは15日開催のATPファイナルを考えての決断だろう。

錦織は世界のトッププレーヤーに対して必ず1度以上は勝っている。
しかし不思議な事にガスケに対しては今まで0勝5敗と一度も勝った事がない。
全豪オープン前哨戦のエキジビションでも負けているので、正確には6連敗だった。
錦織圭ガスケ対戦成績

「かなり攻撃的なボールも打てたので、それなりに収穫があったと思う。
2セット目に入ってからサーブの時に痛みを感じた。
痛めた左わき腹はロンドン迄には状態が良くなると思う。」

敗れてしまったが、なかなかの接戦、次に繋がる好試合だった。

次につながるガスケ戦、第1セット大接戦詳細
●6)錦織圭 6-7(3-7) 1-4ret. 〇10)R.GASQUET(FRA)

第1セット

フォアに回り込んで攻めるなど、積極的な展開。

それを受けるガスケ。
受け流しカウンターを狙う。
高い打点からのダウン・ザ・ラインに決める片手打ちバックハンドは美しい。

第3ゲーム、デュースでブレーク・チャンスを錦織が掴む
ブレーク・チャンスは3度あったが、4度のデュースの末にガスケがキープした。

錦織サーブの第8ゲーム、0-30となるが、
40-30、手が滑りラケットを放つ、セカンド・サーブは入ったが、ガスケは落ち着いて返す。
デュースになるポイントだが、ガスケはそれを許し、やり直しをしてあげた。
本当はこれはガスケのポイントのはずだが。

美しいシーンだ。ガスケ良い奴だな!!!
4-4

後でこのポイントを録画で見ると、そのセカンド・サーブはネットにさわって少し跳ねてから入っている。
レットだったのだ。
な~~んだ。
主審はきがつかなかったが、ガスケはそのレットを認めてあげて主審に言ってあげたのか。

5-5、ガスケのサーブの時に15-40とブレーク・チャンスがくる。
ガスケのナイスサーブと
錦織の回り込んでの攻撃が僅かにサイドをアウト。
デュース後のブレーク・チャンスはロングになる。
もう一度ブレーク・チャンスがあったが、ガスケのバックのダウン・ザ・ラインを決められた。

4度のブレーク・ポイントをしのいで、ガスケはキープする。

タイブレークに

お互いにキープが続き、3-3

最初にミニ・ブレークされたのは錦織、
22回のラリー戦を制した後のポイントだった。
簡単に見えるバックをワイドにしてしまう。3-4

ガスケはセンターにサービス・エース、
ボレーからスマッシュを決めて6-3とセットポイントを掴む。

バックからクロス、ストレートそしてネットにするすると出てボレーを決めた。

1時間8分、
錦織は1度もブレーク・ポイントは握られずにサービスキープを続け、
7度のブレーク・チャンスがあったが、とうとう1度も取れずに第1セットを落とした。

第2セット

バックのボレーをネット
バックをロングでサーブをブレークされる。1-2

バックのダウン・ザ・ラインを決められ、30-40
ガスケにブレークされ、なんと1-4。

「2セット目に入ってからサーブの時に痛みを感じた。
これ以上悪化させたくない。」
錦織は1-4となったところで棄権した。

残念!

大会データー:BNPパリバスマスターズ
ATPカテゴリー:€3,830,295 BNP Paribas Masters

オーダー・オブ・プレー

<<決勝>>
〇1)N.Djokovic(SRB) 62 64 ●2)A.Murray(GBR)

<<準決勝>>
〇1)N.Djokovic(SRB) 63 36 60 ●4)S.Wawrinka(SUI)
〇2)A.Murray(GBR) 64 63 ●8)D.Ferrer(ESP)

<<準々決勝>>
〇1)N.Djokovic(SRB) 76(3) 76(8) ●5)T.Berdych(CZE)
〇4)S.Wawrinka(SUI) 76(8) 76(7) ●7)R.Nadal(ESP)
〇8)D.Ferrer(ESP) 63 67(6) 62 ●13)J.Isner(USA)
〇2)A.Murray(GBR) 76(7) 36 63 ●10)R.Gasquet(FRA)

<3回戦>錦織圭、フェデラーも敗れる!
〇1)N.Djokovic(SRB) 63 75 ●14)G.Simon(FRA)
〇5)T.Berdych(CZE) 63 64 ●9)J.Tsonga(FRA)
〇4)S.Wawrinka(SUI) 64 75 ●V.Troicki(SRB)
〇7)R.Nadal(ESP) 46 76(6) 62 ●11)K.Anderson(RSA)

〇8)D.Ferrer(ESP) 67(4) 61 64 ●G.Dimitrov(BUL)
〇13)J.Isner(USA) 76(3) 36 76(5) ●3)R.Federer(SUI)
〇10)R.GASQUET(FRA) 76(3) 4-1ret. ●6)錦織圭
〇2)A.Murray(GBR) 61 60 ●16)D.Goffin(BEL)

<2回戦>
〇6)錦織圭 76(4) 67(6) 61 ●J.CHARDY(FRA)
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ATPファイナル出場の8人は:
1 ジョコビッチ
2 マレー
3 フェデラー
4 ワウリンカ
5 ナダル
6 ベルディヒ
7 フェレール
8 錦織圭
9 ガスケ
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(記事・塚越亘・寺嶋民雄 写真佐藤ひろし/TennisJapan)


カテゴリー: 錦織圭 | 投稿者塚越亘 09:52 | コメントをどうぞ

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