たなぴーは、オムニコートが苦手だ。
一度バランスを崩すと立ち直れない。転倒が避けられない。
ハードコートの場合、バランスを崩しても踏ん張りが利くが、オムニコートは踏ん張れない。
パンダのように、ゴロンと転がるしかないのだ。
「パンダほど可愛くないよ!」という声は、無視するのだ。
転倒が避けられないと悟った瞬間、ラケットを手放すことにしている。
「ラケットよさらば」といわんばかりに、惜しげもなく手放している。
7年ほど前に、バックハンドの球出し練習でラケットを握ったまま転倒し、左手の小指を骨折した。
コートとラケットに挟まれた分ダメージが大きかったようだ。
これをきっかけに、転倒する際はラケットを手放すようにしている。
骨折するまでは両手バックハンドだったけど、骨折をきっかけに片手バックハンドに切り換えた。
まさに怪我の功名だ。ただでは転ばないところがたなぴーの意地である。