3連休初日、映画『42 / 世界を変えた男』を観てきた。
今年、メジャーリーグ最多セーブ記録を持つ、ヤンキースのリベラ投手が引退した。リベラ投手の背番号は、42。
今後、メジャーリーグで背番号42を付ける選手は現れない。
黒人初のメジャーリーガー、ジャッキー・ロビンソンの功績を称え、メジャー全球団の永久欠番となっている背番号42。この規則が制定された1997年以前から42番を付けていた選手は例外だったけど、その例外もリベラ投手が最後となった。
毎年4月15日、ジャッキー・ロビンソンの日として、全球団の選手が背番号42のユニフォームを着ている。ジャッキー・ロビンソンて何者?という疑問がこの映画を観る動機になった。
第二次世界大戦終了後のアメリカは、黒人への差別が色濃く残り、メジャーリーグは、白人だけの世界だった。
ジャッキー・ロビンソンの才能を見つけ、彼をメジャーリーガーとしてデビューさせようと奮闘する、ハリソン・フォード扮するドジャースのGMのリッキー。
観客や相手チームの野次や嫌がらせ、チームメイトのいじめに耐えるジャッキー・ロビンソン。
怒りが爆発するジャッキー・ロビンソンを、「やられたら倍返し」ならぬ、「やられてもやり返さない勇気を持て」と諭すリッキーの功績は大きかったと思う。
リッキーの存在なくして、黒人初のメジャーリーガー、ジャッキー・ロビンソンは生まれなかったのでは。
人間ドラマとして、見ごたえのある映画だと思う。
それにしても、ハリソン・フォード。役柄のためだろうと思うけど、すごい太ったなあ。