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ハチワンダイバー31巻解説(前編)

みなさんこんばんは(・∀・)

将棋漫画『ハチワンダイバー』が発売されるとアクセス数が2倍になるテニスブログですよ。

私自身アマチュア低段の棋力しかありませんが、わざわざ検索して来てくれた方のためにも

ハチワンダイバー31巻を初心者向けに解説していきます。

 

さてこの巻で決着した将棋は、鬼将会トーナメント準決勝 中静そよvs神 の一局です。

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仮面を取った「神」は森根名人でした。

名前の由来は現在の名人金次郎十三世名人でしょうか。

ラスボスの谷生川浩司十七世名人善治十九世名人との対比になっていますね。

局面は相穴熊から森根名人が△7五歩と仕掛けたところ。お互い陣形を整え

尽くした上で、いざ開戦です。

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▲7五同歩△同角▲2八飛△4二角▲2四歩△同歩▲2二歩。

森根名人が7筋で突き捨てた歩を使って逆襲です。

これは△3三桂~△4五銀という調子のいい攻めがあることを承知で

「攻めて来い」と言っていますね。

そよちゃん、名人に対しても全く気後れしていません。

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△3三桂▲2一歩成△4五銀▲1一と△7六歩。

望み通り、と金を放置して森根名人の猛攻が始まりました。

この△7六歩は、▲同金と取れば△4六銀▲同歩△5六歩▲同歩△6七銀

などの攻めが厳しくなりそうです。

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▲6八角△3六銀▲1二と。

「ぬるい攻めだと▲2二と~▲3二と~▲3三とでボロボロにしますよ」

と言っていますね。

△4七銀成や△9五歩などの攻めが見えているにもかかわらず、

またしても名人を挑発します。

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△9五歩▲同歩△4七銀成▲4九香△4六成銀▲同香△9七歩。

持駒を貯め込み、玉頭攻めを開始します。

度重なる挑発に名人は静かにブチ切れたようで、玉頭に殺到。

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数十手後にはこうなってしまいます。

駒損お構いなしの猛攻で、そよ陣は壊滅。王様が一人になってしまいました。

対する森根名人の穴熊は手付かずの堅陣。もはや攻め合いに活路はなく、

そよちゃんが勝機を見出すには受け切りしかありません。

 

さて終盤、アキバの受け師の本領発揮なるか。というところで

この将棋は長いので次回に続く(・∀・)

 

カテゴリー: ハチワン, 将棋 | 投稿者田舎師 20:15 | コメントをどうぞ