日本人の多くが知っていますね。
太宰治著「走れメロス」
私も子供の頃、教科書で読みました。
このメロスについて、面白い考察がありましたよ。
一般財団法人理数教育研究所自由研究
http://www.rimse.or.jp/project/research/winner.html
最優秀賞『メロスの全力を検証』
メロスは作中、自分の身代わりとなった友人を救うため、王から言い渡された3日間の猶予のうち初日と最終日を使って10里(約39km)の道を往復します。今回の研究ではこの道のりにかかった時間を文章から推測。例えば往路の出発は「初夏、満天の星」とあるので0時と仮定、到着は「日は既に高く昇って」「村人たちは野に出て仕事を始めていた」とあるので午前10時と仮定して・・・距離を時間で割った平均速度は時速3.9km。うん、歩いてるね!
メロスは復路の日、「薄明のころ」目覚めて「悠々と身支度」をして出発し、日没ギリギリにゴールである刑場に突入します。北緯38度付近にあるイタリア南端の夏至の日の出がだいたい午前4時、日の入がだいたい午後7時と目星をつけ、考察を開始。復路では途中、激流の川渡りや山賊との戦いといったアクシデントがあり、これらのタイムロスも勘案してメロスの移動速度を算出します。
その結果、野や森を進んだ復路前半は時速2.7km、山賊との戦い後、死力を振りしぼって走ったとされるラストスパートも時速5.3km。フルマラソンの一般男性の平均時速は9kmなので、メロスは余裕で歩いていたことになります。
この考察を行ったのは中学2年生。私も子供の頃、
『3匹の子豚』を読んで「最初から協力して丈夫な家作れよ」「豚は食べられたらかわいそうだけど狼はいいのかよ」
『シンデレラ』は「一目惚れした相手の顔も覚えてないって何だよ」「靴のサイズが合ったら結婚って何だそれ」
『ウサギとカメ』では「駆けっこじゃ勝負にならんだろ。水泳も入れるとかしろよ」「競争相手が寝てたら起こせよ卑怯者」
とか思っていたので、余計に面白く感じました。
この考察では最後に「走れよメロス」と締めくくっています。
自分で面白いことを見つけて調べて考えて、綺麗にオチがついた
素晴らしい研究ですね(・∀・)
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n252153
走れメロスは
紀元前400年頃の実話をもとに
太宰治が書いたものです。
コメントありがとうございます!
まあ細かいこと言わずに楽しんでいってください(・∀・)