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部を作るために・・・

現状本会にお寄せ頂いた情報等から考えると、中学校に部活をつくる為の方法論は当事者である中学生やその保護者様の学校への要望によって実現するケースが多いです。 他にも、硬式テニスに対して熱心な先生が中心となって創部するケースもありますが、どうしても受け身の姿勢になってしまいます。

学校へ創部を要望する為には、ある程度の人数(入部希望者)が必要とされ、入学前・入学当初からその入部希望者を募ることは、個人ではかなり困難だと思われます。 従って、個人の働きかけによって創部へ結び付かせることの難しさは容易に想像できます。

そこで、まずは入部希望者を集める為にどうしたらよいかを考えます。 地元に根付いたテニススクールやサークル、団体であればネットワークも広く、少なからずテニス好きなジュニアやその保護者、関係者等が多いはずです。 そのネットワークの協力を得て、入部希望者となる中学生や保護者様を募ること…が実現への第一歩と思われます


例えば、テニスクラブ・スクールで、
『来年度、近隣の中学校へ進学を予定し、硬式テニス部に入部したい6年生募集』
『現在、近隣の中学校に通学し、硬式テニス部に入部したい中学1~3年生募集』
このような形式で募集してみるのも良い方法です。 もしかしたら、近隣の同中学校の希望者が数名集まる可能性があります。 その後、その代表者が学校側に要望を伝えます。 可能であれば同時に署名活動も行えると、より要望が具体化します。

要望するタイミングは、各地域や学校事情によって様々ですが、本会にお寄せいただいた情報では、学校側も年始に新年度通年のスケジュール等を組むので、年末や年始に提出するほうが良いとのことです。
あくまで、ここまでは要望を伝えるまでであって、創設できるか否かはそれぞれの状況によって左右されます。大抵は顧問・指導者問題やコート・道具問題等が発生するケースが多いです。 ただ、正式に要望を出せば、学校側も返答しないわけにはいかないので、一度検討してもらうことが大きな前進です。 諸問題については、本会で紹介する団体、企業の協力によってクリアできるものもあります。

最初の一校、最初の一テニス部が本当に大変です。しかしながら、地域によって異なりますが隣接校選択制度等もあるので、一校創部されると波紋のように隣接校も影響されるとのご意見も寄せられているので、根気強く共に頑張りましょう!

カテゴリー: ミニコラム | 投稿者juniortennis 23:40 | コメントをどうぞ