たしかに、各スポーツ界で活躍するアスリートは、幼少時からの英才教育から育ってきているケースが多いです。
しかし、全てのアスリートが英才教育からというわけでは無く、中学、高校の部活を通してプロアスリートに変貌することもあります。
中学校に硬式テニス部があれば、意思の固まり難い小学校から中学校への進学時に、なんとなく硬式テニスがやりたいという気持ちでも、3年間硬式テニス部に籍を置くことによって、自分の進路を真剣に考え、硬式テニス部のある高校や名門と言われる高校に進学しようとする子供も増えるはずです。
英才教育を否定するわけではありませんが、どのスポーツにおいても英才教育じゃないとトップを目指せないという考えは非常に寂しくはありませんか?
多くアスリートに「トップになる為に必要な才能は?」と質問すると
「努力する才能」と答えられます。
「努力する才能」とは、自分の意思で鍛錬を重ねるもので、人から強制されたものではありません。
この自分の意思というものを育てることこそが人間育成の根幹であると考えます。
中学で自分の意思によって硬式テニスをはじめ、練習を重ね、自己の判断で進学先や将来を模索し、トップに育った選手を応援したいと思いませんか?
プロは、「子供たちに夢を与える」ことが大きな仕事のひとつです。
偏った考え方かもしれませんが、中学や高校から取り組み始めたスポーツでトップまで育つアスリートが存在すれば、それだけで多くの子供たちに夢を与えられるかもしれません。
繰り返しとなりますが決して小学生時代からの英才教育が悪いということではなく、英才教育を受けられる環境下に置かれなかった子供たちも夢を見て、チャンスに恵まれる環境を増やしてあげたいといことです。
きっともっと多くの中学校に硬式テニス部が存在すれば、中学校の部活からテニスを始め、世界を舞台に活躍するようなプレーヤーが育つチャンスが増えるはずです。