月別アーカイブ: 2013年10月

今だからこそ!

当たり前ですが、往々にして労力や時間を費やしても実現化できないことも多々あります。
本会の掲げる「中学校に硬式テニス部を増やしたい」という目標も環境や状況によっては実現が厳しいこともあるはずです。ましてや学校教育に関わることなだけにハードルが高いことは明らかです。しかし、 労力や時間を費やしてみないことには、結果は分かりません。
今、錦織選手の活躍やPlay+Stay等の普及活動、松岡選手の育成活動等によって世間の硬式テニスに対するイメージや見る目が変わってきています。だからこそ今、中学校に硬式テニス部が少ないという現状を多くの方に伝えることが大切であり、それが変化をするキッカケになると考えております。

今後、第2、第3の錦織選手のようなプレーヤーが日本から輩出されることを期待されますが、輩出されることが保証されているわけでもありません。
以前よりもバラエティー番組等のメディアで露出が高まっている今だからこそ、チャンスではないでしょうか?
是非、もう一度テニスブームを復活させたいですね。

カテゴリー: ミニコラム | 投稿者juniortennis 22:51 | コメントをどうぞ

中学校部活動での指導環境

【指導環境】
現在、あらゆるスポーツで様々な理論が提唱され、日々最新の理論も変化していっています。
確かに正しい指導によって怪我を予防したり、効率の良い上達も期待できますが、多くの業務を抱える教職員の方々が、それらを実現できるものでしょうか?

教職員の方々は、各々の専門科目の授業を行い、クラスの担任等の役割も担いつつ、その傍ら課外活動である各部の顧問等も務めています。
それは、テニスコーチに塾の講師も同時に行えと言っているようなものです。
2つの職においてプロフェッショナルを求めれば無理が生じることもあるかもしれません。
全国にこれだけ多くのテニススクールが点在するならば、各中学校のテニス部関係者の方とテニスコーチが良い関係を築き、何か手助けが出来るのではと思い、本会で紹介しているテニススクール等の団体、企業に指導者支援の項目を提示させて頂いております。
常時部活を指導することではなく、スポット的に指導したり、顧問の相談、人数に応じた練習メニューの考案等の支援をすることによって教職員の方々の負担を軽減させることを目的のひとつとしています。

カテゴリー: ミニコラム | 投稿者juniortennis 09:34 | コメントをどうぞ

ユニクロ「Clothes for Smiles」ユニクロドリームウォール

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『ユニクロドリームウォール』
ユニクロとジョコビッチ氏の共同発案プロジェクトである「Clothes for Smiles」のアイデア公募におきまして、「ユニクロドリームウォール」案を採用頂きました。
基本的には壁打ちを様々な地域に設置させたいというもので、投稿アイデアはリンク先からご覧頂けます。
46ヶ国739件の中から最終の8アイデアの一つに残れたことは本当に光栄です。
もちろん、日本・テニス・中学校という限定された活動ではないので、「中学校に硬式テニス部を!」という趣旨とは異なりますが、広い視野で「子供たちに夢の選択肢を増やす」という意味合いでは本会活動と同様です。
実現されれば世界各地の子供たちに笑顔をもたらすような取り組みになると信じています。

社会貢献活動は、多くの方々に知ってもらい興味を持って頂くことこそが、活動を継続化し加速していくものと考えております。
テニス愛好者の方こそ、本会の活動と併せてプロジェクトを見守って頂ければ幸いです。
また、プロジェクトに進展がございましたら、当ツールを介してご報告させて頂きます。

【Clothes for Smiles WEBサイト】
http://clothesforsmiles.uniqlo.com/ja/index.php

カテゴリー: ミニコラム | 投稿者juniortennis 10:00 | コメントをどうぞ

硬式テニス部創設時のコート問題

硬式テニス部創設時にコート問題を挙げられますが、これはどのスポーツにも言えることだと思います。
部活は大抵、限られた学校敷地内で共存するので、グラウンドであれば、サッカー・野球・陸上等、体育館であれば、バスケ・バレー・卓球等というように、どのスポーツもスペース確保に苦労しているはずです硬式テニス部創設時にコート問題を挙げられますが、これはどのスポーツにも言えることだと思います。

部活は大抵、限られた学校敷地内で共存するので、グラウンドであれば、サッカー・野球・陸上等、体育館であれば、バスケ・バレー・卓球等というように、どのスポーツもスペース確保に苦労しているはずです。

確かに、テニスは若干、特殊ではあるものの、他のスポーツと同様だとも考えられます。
あるとするならば、現状軟式テニス部が活動しているところにお邪魔しなければならないということです。
しかしそれを理由に創設できないのなら、どんなスポーツも後から創設できないことになります。
仮に軟式テニス、硬式テニスを希望する生徒が各10名ずついるなら、シンプルに平等にコートを利用するように検討できないものでしょうか?

よくこの案件に対して議論をすると、軟式テニスを障害だと考えられる方もいます。
議論自体が若干タブーに近いかも・・・。
もしかしたら過去に障害と感じた経験があるのかもしれないので、全て否定することはできませんが、ただ、仮にラケットスポーツとはいえ、軟式テニスと硬式テニスを野球とサッカーというように別のスポーツとして考えれば、一つのスポーツを特定して障害ととらえることはないと考えます。

軟式テニスに真剣取り組む学生がいて、日本発祥である軟式テニスを懸命に普及させようと頑張っている方も数多くいらっしゃいます。
また、日本テニスの歴史を辿れば、軟式テニスが多くの人々に普及したことによって硬式テニスも認知度を高めた経緯もあります。
互いに普及に努め、魅力のあるスポーツだと世の中に広めることこそが正しいスタンスだと考えます。

カテゴリー: ミニコラム | 投稿者juniortennis 10:23 | コメントをどうぞ

今の中学校硬式テニス事情

日本テニス協会より「テニス人口等環境実態調査」報告書を2013年3月付で発刊しています。

ホームページにて掲載されていますが、中学校テニス事情に関することもあるので、興味のある方は是非ご覧になってみて下さい。 ただ104ページに渡るPDFなので、目を通すだけでもの一苦労ですので、中学校に関する要所ページを紹介させて頂きます。

68ページ「中学校テニス連盟」
86ページ「日本中学校体育連盟加盟問題」

協会でも「失われた3年間」として大きく問題視され、中体連加盟を長年の悲願としています。 日本中学校体育連盟への加盟は、全国9地域中の最低6地域が要件とされ、現在4地域(近畿、四国、九州、北海道)が地域中体連への加盟を果たしています。 あと2つの地域での加盟を目指し、今後、東海、中国、関東の地域が実現への大きなカギとされているのが現状です。
本会でも関東や中部、東海エリアで少しずつ中学校テニス部の支援を賛同して頂ける団体や企業様からご連絡を頂いているので、なんとか各地域で機運を高めたいと考えております。 是非、まずは少しでも多くの方のこの問題に興味を持って頂きたいです。

【中学校に硬式テニス部を増やそうの会WEBサイト】
http://juniortennis.web.fc2.com/
カテゴリー: ミニコラム | 投稿者juniortennis 21:54 | コメントをどうぞ

部を作るために・・・

現状本会にお寄せ頂いた情報等から考えると、中学校に部活をつくる為の方法論は当事者である中学生やその保護者様の学校への要望によって実現するケースが多いです。 他にも、硬式テニスに対して熱心な先生が中心となって創部するケースもありますが、どうしても受け身の姿勢になってしまいます。

学校へ創部を要望する為には、ある程度の人数(入部希望者)が必要とされ、入学前・入学当初からその入部希望者を募ることは、個人ではかなり困難だと思われます。 従って、個人の働きかけによって創部へ結び付かせることの難しさは容易に想像できます。

そこで、まずは入部希望者を集める為にどうしたらよいかを考えます。 地元に根付いたテニススクールやサークル、団体であればネットワークも広く、少なからずテニス好きなジュニアやその保護者、関係者等が多いはずです。 そのネットワークの協力を得て、入部希望者となる中学生や保護者様を募ること…が実現への第一歩と思われます


例えば、テニスクラブ・スクールで、
『来年度、近隣の中学校へ進学を予定し、硬式テニス部に入部したい6年生募集』
『現在、近隣の中学校に通学し、硬式テニス部に入部したい中学1~3年生募集』
このような形式で募集してみるのも良い方法です。 もしかしたら、近隣の同中学校の希望者が数名集まる可能性があります。 その後、その代表者が学校側に要望を伝えます。 可能であれば同時に署名活動も行えると、より要望が具体化します。

要望するタイミングは、各地域や学校事情によって様々ですが、本会にお寄せいただいた情報では、学校側も年始に新年度通年のスケジュール等を組むので、年末や年始に提出するほうが良いとのことです。
あくまで、ここまでは要望を伝えるまでであって、創設できるか否かはそれぞれの状況によって左右されます。大抵は顧問・指導者問題やコート・道具問題等が発生するケースが多いです。 ただ、正式に要望を出せば、学校側も返答しないわけにはいかないので、一度検討してもらうことが大きな前進です。 諸問題については、本会で紹介する団体、企業の協力によってクリアできるものもあります。

最初の一校、最初の一テニス部が本当に大変です。しかしながら、地域によって異なりますが隣接校選択制度等もあるので、一校創部されると波紋のように隣接校も影響されるとのご意見も寄せられているので、根気強く共に頑張りましょう!

カテゴリー: ミニコラム | 投稿者juniortennis 23:40 | コメントをどうぞ

今後のテニス界のための中学校硬式テニス部の重要性

『今後のテニス界のための中学校硬式テニス部の重要性』
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日本の教育制度で、小学校を卒業し中学校へ進学した際の大きな変化の一つとして部活動が挙げられます。
中学生は、その時にどの部活動を選ぶか大きな選択を迫られます。

中学時代に選択したスポーツを高校でも選択する学生も多く、少なからず中学で経験したスポーツは人生において印象深いものとなるのは間違いありません。
中学生時代というのは、色々なことに迷ったりすることが当たり前の時期です。
たしかに硬式テニスを望めば私立中学校に進学する選択もあるかもしれませんが、
「自分は硬式テニスがしたいから○○中学校へ行く」
という決断をできる小学生がどれだけいるものでしょうか?

受験という選択をせずに、公立中学校に進学して、これから真剣にスポーツに取り組もうと思っているタイミングで硬式テニス部が存在しないことは、 テニス界にとってこの上ない損失といっても過言ではないでしょう。
中学校時代に、興味があっても経験することが難しいスポーツが硬式テニス?・・・・

決してテニス界が普及活動を怠っていたと非難するわけではありません。現在、各地で各団体がテニスを普及するために積極的にイベントやキャンペーンを行なっています。しかし、現実問題として中学生時代という大切な時期に硬式テニス部を普及出来なかったことは力不足だったともいえます。どんなに幼少期の子供や小学生を対象に普及活動しても中学生時代にブランクをあけてしまうことはテニス離れに繋がることは明らかです。

是非、日本テニスの向上と普及に各界から声をあげて頂くことを願っています。

カテゴリー: ミニコラム | 投稿者juniortennis 15:18 | コメントをどうぞ