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「ブームを支えるファン」

「ブームを支えるファン」

これまで各スポーツのブームを起こしてきた経緯において、漫画の影響力は絶大でした。
野球:「巨人の星」「ドカベン」
サッカー:「キャプテン翼」
バスケットボール:「スラムダンク」
どれも一大ブームを築いてきています。

テニスにおいても、「エースをねらえ」「テニス王子様」等の有名作品も多く、現在は「ベイビーステップ」も話題作となっています。
ただ、最近では例に挙げたスポーツほどのブームを引き出せたかというと微妙なラインです。
(*「エースをねらえ」が連載されている時代は第一次テニスブームとも言われています)

野球やサッカーにしても、プレーしない人でもサポーターになり、熱狂するファンが多く存在します。
テニスにしても、根本はテニスプレーヤーを増やすことが必須ですが、例えプレーしない方でも、試合結果が気になり、一喜一憂するファンが増えれば大きなブームが起こるはずです。
逆に、そうでなければスポーツは盛り上がらないとも言えます。

本会に趣旨とは若干ズレた内容ですが、盛り上がっているスポーツは大抵が飛躍的に部活化されます。
残念な話ですが、まれにテニスは「する」スポーツで「観る」スポーツでは無いと言われる方がいらっしゃいます。
しかし、プロスポーツは「観る」人がいなければ、スポンサーもつかず、衰退の一途を辿る傾向があることも現実です。

個々にスポーツの楽しみ方は千差万別なので、「する」ということだけに特化する方を批判するわけではありません。
それもひとつの楽しみ方です。
ただ、スポーツを盛り上げることを考えると「観る」ということに関しても重要だと考えられます。

勿論、スポーツ界もエンターテイメントとしてファンに「また観たい」「また来たい」と思ってもらえるような工夫を凝らすことも大切です。
ありきたりな表現ですが「ファンあってのスポーツ」です。

もう一度テニスブームを起こす為にも、テニスユーザーであれば、「観る」ことをもっと楽しむ方が増えることを期待せずにはいられません。

カテゴリー: ミニコラム | 投稿者juniortennis 23:54 | 1件のコメント