全豪オープンの雰囲気はとても素敵です。
テレビのスクリーンを通しても観客の声援が聞こえて盛り上がりを感じます。
「テニスは静かに観るもの」という先入観を持っている方が多いですが、そんなことはありません。ポイント間は大きな声援をしてもよいスポーツです。
個人的にですが、アーティストのライブに行くと、ある意味で愕然とすることがあります。
何万人の会場で、満員御礼の中、大声援。
そして、限られた約2時間の枠内での凝縮されたエンターテイメントで、大満足に家路につき、興奮の冷めない観客。…
異なる畑なので比べることに賛否はあるかと思いますが、それでもスポーツ(テニス)はそこを目指さなければならないはずです。
ライブであっても、観客の声援が無ければ楽しさも半減し、どのスポーツであっても声援の無い試合は盛り上がりません。
「観客も参加できるスポーツ」でなければ、エンターテイメントとして不完全であり、未来は暗いとも考えられます。
テニスでも、マナーを考慮した上で、盛大な応援をすることが当然になるような雰囲気を作り出して、より魅力あるスポーツへ進化させなくてはならないはずです。
思いやり等の協調性を育てることは、中高生時代に最重要事項とも言えます。
プロ選手を応援することから始まり、同級生や先輩、後輩を応援することから、多くのことを学ぶことは間違いないことです。
若い世代から、「スポーツをする楽しみ」と「スポーツを応援(観戦)する楽しみ」の両方に興味を持ってもらいたいですね。