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「クレームは敬語ですか?タメ語ですか?」

「クレームは敬語ですか?タメ語ですか?」

日本でのプロの試合を観ていて違和感を感じることがあります。インアウト等のジャッジに対してクレームをする時に、審判へ
「今の入ってたの?」
等のタメ語で声をかける選手がいます。

確かにどんなに審判は絶対とは言うものの、真剣勝負をしていれば、クレームとは言わないまでも、疑問や確認をする為に質問をしなければならないこともあります。
グローバルに考えれば、英語や言語によっては日本語ほどの敬語という概念が無いこともあるかもしれませんが、それでも言葉の選択やイントネーション等での気配りをすることも出来ます。
少なからず日本語でクレームするということは、日本語のルールを知っているのにも関わらず、敢えて敬語を使わずタメ語を使っているとも勘ぐることもできます。

白熱してエキサイトしているからと言うこともありますが、仮にビジネス等でエキサイトしてしまったからといって、取引先にタメ語で話してしまったとしたら如何でしょうか?

プロであるならば、コートが職場、テニスが職業であり、一社会人とも言えます。望んでも叶わないような極一部の選ばれし選手であり、子どもたちの憧れとも言えるだけに、立ち振舞いも含めて手本となって欲しいと思います。

賛否があることなので、あくまで個人的な感想ですが、コートサイドで応援していたとしても、そのタメ語を聞いた瞬間に冷めてしまうこともあり、試合終了後に主審と握手する際に、その握手に形式だけではなく、感謝やリスペクト等の本当の意味がこもっているのかとさえ思ってしまいます。

闘争心旺盛で感情豊かな個性的な選手が人気が出ることはありますが、あくまでスポーツの根幹はフェアプレーであり、それは相手だけでなく、それらを支える審判やボールパーソン、観客にも与える印象を含めてです。どんなに闘争心の現れだとしても肯定しがたいことだと考えます。

部活動でも同様ですが、どうしても学生等だと相手や審判が年下ということで、言葉遣いを選択してしまいます。
年下が年上の試合を審判をするだけでもプレッシャーがかかり、声を荒げたクレーム等は萎縮させることにも繋がるものです。当然、審判は試合後も気持ちの整理がつかないこともあります。
それは、「審判はやりたくなく」だけでなく「テニスが嫌い」ということに連想しかねないことでもあります。

もちろん、学生だけでなくプロでも、選手は若い世代も多いので、失敗や後悔もあるだけに、そのような立ち振舞いをしてしまったら改めれば良いとも思います。ただ、それらが普通だと思っているのであれば、コーチや指導者が正しく導かなくてはならないとも考えます。

理想論にはなってしまいますが、試合後にみんなが幸せな気持ちになれるようになって欲しいですね♪

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カテゴリー: ミニコラム | 投稿者juniortennis 11:00 | コメントをどうぞ