「コーチの悔しさ・・・」
昨今、テニス普及の活動も高まり、全国のテニススクールにおいて幼稚園から小学生にかけてのクラスも増加傾向にあり、小学生プレーヤーも増えてきています。
コーチもテニスの楽しさを伝えつつ「Play+Stay」のような指導要領を取り入れながらジュニア育成に努めてらっしゃいます。
しかしながら、中学校へ進学時に子供や保護者の方からの進学先に硬式テニス部が無いことを相談されることも多々あります。
勿論、コーチとしてはスクールへ継続して通ってもらい育成していくことが理想ですが、部活動ほど週に4~6日練習したいと思えば経済的な負担が生じたり、人生勉強として学校教育内の部活動というものを経験してもらいたいという親御様の教育方針も考えられます。
コーチの根底にあるものは、スクールや部活のどちらでも「テニスを続けて欲しい」という気持ちです。
スクールを辞めて部活一本に絞ったとしても、テニスさえ続けていれば、またコートで出会う可能性もあり、社会人になった時に、また一般のスクール生として戻ってくることがあれば、それはコーチ冥利に尽きます。
繰り返しとなりますが、中学校進学時に望んでいても硬式テニスを続け難い子供をみて、少なからず悔しい思いをするコーチはいらっしゃるはずです。
是非、各スクール単位でも、この問題に対して「学校に関わることだから難しい」ということで諦めることなく、興味を持ち、声をあげて頂けることを願っています。