月別アーカイブ: 2017年6月

「世の中には朝起きて海を見ながらコーラを飲むだけで

幸せになれる人もいるよ、たった1ユーロで。

ピカピカの車や立派なパソコンやどでかいマンションや

自家用ジェット機なんか僕には必要ないんだ。」

昔から書くことが好きだった

１０年間日記をつけていた時期があった

その日記は今やナダルノートと名前が変わった

ナダルの試合があるときはスコアをつけたり

あれやこれやを記している

今までのナダルの道のりは

決して平坦なものではなかった

急な坂道を上がったり下がったり

小さな石ころや大きな石ころに

邪魔されたこともあった

それでもナダルと夢見る

希望だけは捨てなかった・・・

「解決策は天からは降りてこない。

自分で見つけ出さないといけない。」

ナダルのその言葉が胸に突き刺さる

誰かがホームランを打っても

他の誰かがゴールを決めても

あまりテンションは上がらないが

ナダルが決める全てのウィナーには

心の底から感動できる

調子が悪かったから・・・

そんな言い訳はコートに立てば通用しない

ナダルがプロになってから

１６年の月日が経っていた

負けても１人でも多くのファンにサインして帰る

対戦相手も頑張りましたという労いの拍手をする

何よりもナダルのテニスは美しくて強い

何かを成し遂げるためには

相当以上の努力をしなければならない

それらを乗り越えたときに

栄光が待っている・・・

ナダルはGSで１５回も優勝している

こんな緊張と興奮や感動は

他では味わえない

　ラファエル・ナダル　

他の誰かじゃダメなんだ

君じゃなければ・・・

ウィンブルドンまで　

あと・・・１週間・・・

VAMOS!! RAFA!!

「グランドスラムは全部好きだよ。

だけどウィンブルドンはスペシャルだね。

どれか１つだけ勝ちたいと思う大会を

選べと言われたらウィンブルドンかな。」

20歳位の時にナダルはそう言っていたらしい

続けてこんな発言もしている

「（ウィンブルドンで）勝ちたいけれど

僕のスタイルでは難しいかもね。

もっともっとサーブアンドボレーを磨かなくてはいけないね。」

クレーの申し子がそんなことを言ったものだから

テニス関係者はザワついたのではないかと推測する

その年の２００６年

ナダルは初めて決勝に行った

相手は芝の王者フェデラー

０－６、６－７（５）、７－６（２）、３－６

負けはしたが手ごたえは掴んだ

２００７年もローランギャロスで優勝したあと

決勝へと進んだ

またしてもフェデラーを相手に

惜しくも敗れた・・・

６－７、６－４、６－７、６－２、２－６

そして訪れた２００８年

ナダルはまたしてもフェデラー相手に

ウィンブルドンで初めて優勝した

三度目の正直で

ナダルは芝のコートにぶっ倒れた

そんなストーリーがあったから

あの試合は伝説となった・・・

あれから９年・・・

ナダルは３１歳になった

実力と共に地位や名声が上がっても

いつも謙虚で感謝を忘れない律儀なナダル

はじめは見た目やプレーに

一目惚れしたけど

伝わってくる内面の優しさや素朴さ

知れば知るほど応援したくなる自分がいた

ナダル以上にステキなひと私は知らない

眠れない夜はナダルの動画を見たり

仕事や家事の合間に君を想う・・・

会えない日々はいつもこうして過ごしてきた

泣いたり笑ったりしながら

今年も半分以上の時が過ぎた

器用な真似はできないけれど

明日を信じて歩いて行きたい

ナダルのテニスほど夢中になるものはなく

君の笑顔ほど癒されるものもない

ナダルの大きな背中には

夢と希望がたくさん詰まっている

ウィンブルドンまであと２週間・・・

ナダルは芝で練習したみたいだし

あぁ～、待ち遠しい～

VAMOS!! RAFA!!

「僕はグラスコートが好きだ。

それは皆が知っていると思う。

だから膝の状態がうまく持ち堪え僕が本当に必要としている準備

やりたいと思っている準備の練習ができるよう願っている。」

季節はクレーから芝へと移っていく

残念なことにナダルはクイーンズを欠場した

来週からの大会にナダルの姿はない

寂しいけれど待つしかない

忘れもしない２００６年の初夏・・・

私はナダルに出会った

その頃はスポーツに疎く

悩み事を抱え眠れずにいた事が幸いした

それはウィンブルドンの決勝で

伝説の王者フェデラーと戦っていた

ナダルに一目ぼれした瞬間だった

唯一の後悔は２００５年のナダルを知らない事だった

どんなボールにも食らいつき

これは返せないだろうと思うボールを

さらに凄い所へ返してみせた

ナダルの魂のテニスに魅了された

長髪が風になびいたとき

生まれて初めての一目惚れをした

負けたときは胸が苦しくなった

そんな思い出のウィンブルドン・・・

またあの季節がやってくる

１０代、２０代、３０代とグランドスラムの

それぞれのタイトルを獲得したナダル

ナダルには無限の可能性がある

酷だけどテニスには

勝者がいて敗者がいる

ナダルにはいつまでも

輝いていてもらいたい・・・

　ラファエル・ナダル　

君に抱く特別なこの感情

きっとこれが最初で最後

だからこの気持ちを大切にしたい・・・

VAMOS!! RAFA!!

「とても嬉しい。心が震えました。

自分にとってとても大切な1日だった。

１年で一番重要な大会で優勝することができた。

このタイトルは大きな意味がある。」

「僕自身も信じられないよ。

１０回目の全仏優勝は特別な気持ち。

今は感動ばかりで言葉がみつからないよ。」

ローランギャロス・・・

１０度目の優勝から３日

２週間の熱き戦いは

ナダルの優勝で幕を閉じた

優勝の余韻に浸っている・・・

感動のセレモニーでは

初優勝した２００５年から

１０回の優勝シーンをまとめた

特別映像が流された

スタンドには「BRAVO　RAFA」と書かれた

巨大なフラッグが掲げられ

優勝トロフィーのプレゼンターをトニが務めるなど

特別な演出がいくつも用意された

ここまでの長い道のりと

成し遂げたことの大きさを

赤土の王者はしみじみとかみしめていた・・・

一番大好きな大会で

再び歴史を刻んだ

ナダルは来週から始まる

クイーンズを欠場する

会えないのは寂しいが

疲れた体をケアして

また元気にコートに戻ってきて・・・

wowowで何度も流れた

ナダルの言葉を思い出していた

「良いときもあれば悪いときもある。

でも人生は続く。僕のキャリアもね。

流れを変える為これまで以上に練習を重ね

進み続けるだけさ。

２００９年に負けたときも終わりじゃなかった。

２０１５年にも負けたけど終わりじゃない。

これまでよりも努力をして

もっと強くなって戻って来るよ。

敗北は敵ではない。

敗北を怖れる心が敵なんだ。」

　ラファエル・ナダル　

VAMOS!! RAFA!!

　全仏オープン　決勝　

R・ナダル　 　S・ワウリンカ

　６－２、６－３、６－１　

「ライオンのようにファイトし、もがくつもりだよ。

優勝カップは２つより３つのほうがいいもの。」

２００７年のローランギャロス決勝前に

ナダルはこう話していた

そしてその言葉通りに優勝カップを手に入れた

「９回だろうと１０回だろうと１０%増えるだけ

９はお気に入りの数字だけど

優勝すれば１０がお気に入りの数字になるだろうね。」

今年の決勝前はナダルはそう言って笑った・・・

晴れ渡ったローランギャロスの空

大会最終日　フィリップシャトリエ

日本時間の２２時すぎ～ナダルが登場した

凛々しく勇ましいその姿が眩しかった

決勝の相手はS・ワウリンカ

グランドスラムの決勝では負けなしだという

乗せたら怖い相手だった

忘れもしない２０１４年の全豪オープン

あの敗戦が頭をよぎり不安にさせる

「大丈夫」何度も何度も言い聞かせた

黒線を踏まずに渡り終えたらナダルは優勝する

そんな願掛けをしながら渡る横断歩道・・・

緊張して喉がカラカラだった

試合中は何度「バモス！！」と叫んだだろうか・・・

大会期間中の６月３日に３１歳になったナダルは

終始ゲームを支配し先行し

ワウリンカのバックハンドを封じ込めた

ミラクルスーパーショットが出始めて

これぞ赤土の王者と言わんばかりの攻撃で

ワウリンカを苦しめ心を折っていった

スコア以上にドキドキしていた

いつワウリンカが反撃してくるかと

気が気じゃなかった・・・

そんな心配は必要なかった

ナダルのボールは思った以上によく跳ねた

ワウリンカの最後のボールがネットにかかった瞬間

ナダルは赤土にぶっ倒れた

前人未到の１０度目の優勝である

大好きなローランギャロスでまたしても

偉業を達成した瞬間であった

ナダルはタオルで顔を覆い涙をみせた

途中で何度も画面がみえなくなった

ナダルの魂のテニスは

私の心をも揺さぶる・・・

ナダルは愛おしそうに

優勝カップを抱きかかえた

誰よりも高い所で優勝カップを

空高く掲げた・・・

特別なこの瞬間を

どんなに待っていたか分からない・・・

いま・・・すごく・・・うれしい・・・

勝ったのはラファエル・ナダル

もう言葉はいらないと思った

「ナダル・・・おめでとう・・・」

VAMOS!! RAFA!!

　全仏オープン　準決勝　

R・ナダル　 　D・ティーム

　６－３、６－４、６－０　

「ティームはとてつもないポテンシャルを秘めている。

自分の調子は上がっているからプレッシャーをかけられると思う。

正しい戦略をもって戦いたい。」

「良いプレーをして次のラウンドに進むか

負けて大会を去るか、どちらかだ。」

風の影響で雲は右へ流れていた

大会13日目　フィリップシャトリエ

ワウリンカが一足先に決勝進出を決めた

残る椅子はただ一つ・・・

その一つの切符をかけて

ナダルとティームは奮闘した

ローランギャロス　

ここでは負けられない

どうしても譲れない戦いが

そこにはあった・・・

ドキドキしすぎて

自分の心臓の音がバクバク聞こえた

途中で何度も涙が出た

ナダルの顔から滴り落ちる汗・・・

テニスは一つ一つのポイントの積み重ね

１ポイント目からナダルは

ガッツポーズを見せて

自分を鼓舞しこの試合への

意気込みが伝わってきた

守備をしながらの攻撃で

相手の心をへし折るような

ポイントの取り方

ここぞというときは見逃さない

ナダルからのサーブで１５－４０が

３度あったがすべてをキープして

ティームの一番の武器

強烈なバックハンドを

完全に封じ込めた

これがグランドスラムである

１ポイントが重くて遠い

ナダルのこれまでの実績は

簡単には崩れない

ここぞというときのナダルの集中力は

目を見張るものがある

勝率９割７分５厘・・・

ナダルは決勝へ進んだ

ナダルにとっては最長時間の

２時間７分だった

ティームがボールをネットにかけた

そのナダルの勝利の瞬間は

まだ準決勝だというのに

不覚にも涙が沢山でた

ナダルのテニスは胸が苦しくなる

西日が傾きはじめた頃

ナダルと一緒に両手を広げた

決勝の相手はマレーを

４時間３４分の死闘の末に破ったワウリンカ・・・

ナダルからみて１５勝３敗だが

グランドスラムは過酷なレース

今日のようにまた彼の

バックハンドを封じ込めなければならない

　ラファエル・ナダル　

大きな翼は時に重いけれど

飛び立てば軽くなるはずだから

己の力だけを信じて

突き進め

あと・・・１つ・・・

VAMOS!! RAFA!!

　全仏オープン　準々決勝　

R・ナダル　 　P・カレーニョブスタ

６－２、２－０　（Ret）

「僕は健康でいいプレーをしている。

それが僕にとって重要な唯一のことだ。

そのほかのことはどうでもいい。」

雨で順延になったこの一戦

昨日は待って待って待ちくたびれた

風の舞うフィリップシャトリエ

大会11日目　

午後６時頃～ナダルが登場したときは

ホッとした

順調にいくと思われたが

ナダルは２つブレークを許し

４つのブレークに成功した

ナダルが第１セットを先取した

３勝０敗で迎えた４度目の対戦だったが

第１セットの終了後

P・C・ブスタがメディカルタイムをとった

第２セットが始まったが

第２ゲームでブスタがブレークされたところで

リタイアしてしまった

ナダルは心配そうに話しを聞いていた

ブスタが腹筋を痛めて

コートを去るときは

労いの拍手をしていた

ケガでの痛みはナダルもよく知っていたから・・・

思わぬ形でナダルは準決勝へ進んだ

３年ぶりのことだった

準決勝の相手はジョコビッチを

ストレートで破ったティーム

ナダルと同様

まだ１つもセットを落としていない

タフな準決勝になるだろう・・・

接戦でも逆転でもかまわない

なりふり構わずどんな形でもいいから

ナダルが勝つと信じている

昨日より今日

今日より明日

ナダルへの思いは大きくなるばかり・・・

眠れない夜は不安にさせるけど

ナダルのガッツポーズと笑顔を

１つでも多くみていたい

ナダルにはこれまで

数々の無理難題を言ってきた

ナダルはそれらを答えてくれた

もしもまた願いが叶うのなら

私はまた君に難題を言おう

　ラファエル・ナダル　

ナダルは期待を裏切らない

今までも・・・

これからも・・・

VAMOS!! RAFA!!

　全仏オープン　4回戦　

R・ナダル　 　R・バウティスタ・アグート

　６－１、６－２、６－２　

「明日（３日）は特別な日。レアルも勝てばいい。」

ナダルのその言葉通り

レアルマドリードはユベントスを下し優勝した

ナダルの喜んだ顔が目に浮かぶ

大会８日目　スザンヌランラン

天気に恵まれた今日のパリ

日本時間の１９時５０分すぎ～

ナダルが登場した

凛々しく勇ましいその姿

いつもと変わらぬナダルのルーティン

圧勝だった

１つブレークは許したが

３度のブレークに成功した

ナダルが第１セットを先取した

勢いにのったナダルは

第２セット以降は

一度もブレークを許さずに

同胞対決を制した

１時間５１分だった

ここまですべてストレート勝ち

最長時間は１時間５２分

１セットも落とさずに準々決勝へ

駒を進めている

ナダルが嬉しいくらいに強い

思えば昨年は３回戦も戦えなかった

左手首のケガからよく帰ってきてくれた

辛い日々の中

たくさん練習してきたのだろう・・・

あれから１年・・・

ナダルがまたクレーコートで躍動している

それが心から嬉しい

まさに継続は力なり

虎視眈々と頂点を狙っているナダル

ナダルは人々に夢を与えられる

選ばれたひと

努力しつづける才能を持ったひと

　ラファエル・ナダル　

三日坊主で飽きやすい私を

ときめかせてくれる人・・・

VAMOS!! RAFA!!

　全仏オープン　３回戦　

R・ナダル　 　N・バシラシビリ

　６－０、６－１、６－０　

パリの上空に雷がなった

まるでナダルの勝利を

祝福しにきたように・・・

圧勝だった

初対戦だったから

試合前はどんな展開になるか

分からず分からないから

余計に何もかもが心配だった

夕飯は胸が一杯で食べられなかった・・・

「大丈夫だよ。」

ナダルの言葉を一人妄想する

ナダルは私の心配をよそに

レベルの高いプレーを披露した

１１ゲーム連取

７ゲーム連取

２つのベーグル焼き

相手に与えたゲームは

たった１ゲーム

圧巻だったのは第３ゲームの第４ゲーム

ナダルからのサーブ

０－４０からキープした場面

ナダルは気を緩めず

隙を見せず

パーフェクトだった

ナダルの凄いところは

これだけリードしていても

自分のプレーを貫き

容赦なくたたみかけるところだ

最後までナダルは

集中力を切らさず戦った

アウトとコールされても

インと認める男気がナダルにはある

完璧なナダルのテニスに

今夜も酔いしびれた

１時間３０分のナダル劇場だった

　ラファエル・ナダル　

一目惚れなんて

他人がするものだと思ってた・・・

君を想うと胸が苦しくなる

私にテニスの面白さと

ひとを想う気持ちを教えてくれた人・・・

VAMOS!! RAFA!!

　全仏オープン　2回戦　

R・ナダル　 　R・ハッサ

　６－１、６－４、６－３　

「僕はここで９度優勝した。そして優勝したすべての年に

僕は信じられないほど幸せだった。

でもここに戻ってくるたびに信じられないほどナーバスになる。」

２００５年からの４連覇と

２０１０年からの５連覇をしてきた

ナダルの重圧は計り知れないものだった

大会４日目　フィリップシャトリエ

日本時間の２２時４０分ごろ～

ナダルが登場した

いつものようにパリの天気をチェックする

自分の町がたとえどしゃ降りでも

ナダルのいる場所は

晴れていて欲しい

心配しないでいいことを心配し

ナダルには取り越し苦労をしてしまう

試合中は常に前かがみになり

ソファーに背中をつけることはない

一度もブレイクされることなく

ナダルは３回戦へと進んだ

１時間４９分だった

上を目指せばキリがない

大切なのは今日もストレートで

勝ったという結果だ

フォアのダウンザライン

フォアの逆クロス

バックの逆クロス

面白いように決まっていた

何年もプレーし続けて

ナダルのテニスは進化していた

内容の濃いゲームだった

まだ大きなガッツポーズはないが

私の好きなかみしめガッツポーズを

何度もしていた

今日も勝利日記が書けて嬉しい

ゲームを支配し負けない

ナダルの魂のテニスがそこにはあった

足のしびれも忘れ

肩の凝りも忘れて

ナダルのプレーだけに集中する

平凡な生活を忘れられる

私にとっては貴重な時間だ

ナダルのテニスを見ていると

ときどき苦しくなって

泣きそうになるけれど

この瞬間が一番幸せを感じる

少しでも多くの人に

ナダルの魅力を知ってもらいたくて

はじめたブログ・・・

今日も言いたいことの

半分も言えなかった・・・

　ラファエル・ナダル　

出会いは偶然じゃなく

いつでも必然的なもの

君に出会えたのも必然だったのかもしれない

VAMOS!! RAFA!!