ナダルと出会った思い出のウィンブルドン
またあの季節がやって来る
この季節になると
連日、夜更かししながら
2006年のウィンブルドン決勝を見て一目惚れして
2007年のウィンブルドン決勝を見た後に恋をして
2008年のウィンブルドン決勝を見てスカッとする
肩の凝りも忘れて
呼吸の仕方も忘れて
まばたきする事も忘れて
画面に釘付けになって
ライブでナダルを
応援してきた日々が懐かしい
水を飲んだり
息をしたり
お腹が空いて食事をして
睡眠を取るように
ナダルのテニスの存在は
私にとっては当たり前にそこにあった
かけがえのないものだった
2017年の全豪オープンの
スピーチで覇者のフェデラーが言った
「僕たちがまたこんな舞台で
戦えるなんて夢の様だ。
たとえ今日、僕が負けたとしても
君の為に喜べただろう。
テニスに引き分けがあるなら
僕は喜んでこの勝利を君と分け合うよ。」
そのフェデラーは去年の9月15日に
引退表明をし
ナダルはこんな言葉を贈っている
「友人、そしてライバルのロジャーへ。
この日が来なければ良かったのにと思う。
僕個人にとっても
世界のスポーツ界にとっても悲しい日だ。
この数年間、コートの内外で
多くの素晴らしい瞬間を
あなたと共有できたことは
喜びであると同時に光栄な事だった。
これから先も一緒に過ごす時間は沢山ある。
今は奥様のミルカ、子供たち、ご家族と一緒に
これからの人生を楽しんで欲しいと心から願っている。
ロンドンで会おう。rafa」
2008年の全仏オープン決勝で
フェデラーを6-1、6-3、6-0で
下したあとの会見で
(自分がナンバーワンの気分では?)
と意地悪な質問を受けた
「ノー、ノー、ノー、」
「気分もナンバー2だよ。
だってナンバー2だから(笑)」
と記者を笑わせた
2022年のレーバーカップで引退したフェデラー
ナダルにとっての大きな目標が去って
ナダルは人目もはばからず号泣していた
心技体の心が削られていった
体が悲鳴をあげた
2022年、ナダルはルードとのエキシビで
南米ツアーをまわった
最後のメキシコで勝利した後
ナダルは2023年に向けて抱負を語っている
「2023年は正しい準備をし
正しい方法でプレーし正しい姿勢で
エネルギーを持ってシーズンをスタートさせたい。
最初から競争力を発揮できるようなレベルに
到達することを目指すよ。楽しみだね。」
ナダルのテニスが全てだった
ナダルの選んだ道を応援したい
ウィンブルドンは7月3日に開幕する
またしてもナダルのいない
淋しい長い長い大会になりそうだ
VAMOS!! RAFA!!