合宿が終了しました。
といってももう先週の日曜日のことなので1週間以上経過していますね。
遠征から帰ってくるといつも張りつめていた糸が切れたような感覚で3〜4日間
くらい無気力状態が続いてしまいます。
帯同しているのが子供ということもあってか、遠征中は24時間緊張状態なのかもしれません。
あまり自分ではそういう意識はないですが・・。
さて、合宿の方は最終日はJOPジュニアの大会で終えました。
大会を最終日にもってくることで合宿もより目標をもってやれたかと思います。
結果的には12歳以下男子と女子は優勝、残りは途中で敗退ということになりました。
12歳以下の女子の決勝は久しぶりに気合いの入った試合を見れてよかったです。
「負けたくない」「勝ちたい」という気持ちをコート上で表現する、という意味の気合いです。
ジュニアを見る時に自分の中でいくつかの物差しがあります。
「先天的なもの」「ボール感覚(タッチ)」「戦闘意欲、表現意欲、上達意欲」「夢」「親の育て方」「お金」が主な6つの要素です。
まずは、親からもらった先天的なもの、すなわち腱、骨の長さ、筋繊維の種類など努力ではどうしようもないものです。
これは結構致命的になる可能性があり、特にプロでレベルがあがればあがるほど身体的要素は不可欠です。
ボール感覚も、センスが問われるところでかなーり小さい頃からボールに触れていないと小学生からどうにかしようと思って
も遅いというのが今までの経験です。(マシにはなりますが・・)
これは性格的なもので、戦うのが好き、人前で表現するのが好きでないとテニスはうまくなっても試合で勝てないという子は
結構多いです。ドラゴンボールでいうとサイヤ人か地球人かというくらい違うのでこれも戦闘民族でないと中々厳しいです。
夢を聞いた時にはっきりと言えるかどうか、テニスプレーヤーとして夢をもっているかどうか。
夢がないとやはり長続きしないし、努力もできないです。
子は親のほとんど生き写しです。親の考え方、生き方、行動のマネをして子供は育っているので親の接し方、行動、性格などは
かなり気にします。
最後はお金ですが、試合を十分に回るだけのお金があるかどうか、家庭になくても何らかの形で用意ができるか
どうかも最終的には大事な要素です。
どれも大事で、グランドスラムに出るくらいトップ100を目指すのであれば6つのうち5個くらいはかなり高いパラメーターをもって
いないとダメかと思います。
ただ、その中でも気持ちの部分である「夢」と「戦闘意欲、表現意欲、上達意欲」の部分を一番見せてほしいと思っています。
そんな意味でそういうところが久しぶりに見れてよかったです。
小澤トレーナーと乳井コーチ、ヴェルデや立川でお世話になった方々にも感謝です。
大学の後輩と先輩も山梨で会えて満足です。