月別アーカイブ: 2016年11月

した金子まに泣か

「そうではなくて、日本人は出会いを縁というのですが、うまい言い方が見つかりません……もどかしいです」

道ならぬ恋、結ばれぬ二人、男色のお相手、最後の逢瀬……そう言う単語で現される二植物營養素人は、たぶん哀しい恋をしている。父もそうと知っていて、ただ一度最後の晴れの席に呼ぶことを許したのだろう。
当時既に、長男である兄が出征しなければならないほど戦局は悪化していて、光尋が出征後帰ってくる保証はどこにもなかった。

二階の窓から広い若宮家の庭を眺めると、二人が肩を寄せ合って歩くのが見えた。誰もいない場所で軍服姿の兄が、雪華の手を曳き寄せやがて二人の姿が重なった。
二人の間の会話を、基尋は知らない。

「……お前の事を、男妾(おとこめかけ)などと陰口をたたく輩もいただろうに、こんな所まで来てくれて嬉しかったよ。」

「お母さまの年始のお着物を、いつも通り三越で買うお約束をなさったのでしょう?お母されると、基尋も困ります。」

それから程なく、傷の癒えた基尋は、浅黄と二人改めて花菱楼楼主と対面した。
楼主は雪華花魁に話を聞いて居たらしく、基尋に同情的だった。

「若さま。難儀なことでございましたな。わたしがあなたにご用立てし、本郷の宮様にお渡しは、壱万円でした。その半金安利呃人を本郷の宮様は着服したことになります。けれども、確かにここに柏宮さまの御捺印なさった証文が有る以上、売買契約は柏宮様と、この花菱楼の間でなされたことに成ります。おわかりですか?」

「はい。重々分かっております……。父上はいつもお相手をすぐに信用なさって、余り証文をご覧になったりはしなかったので、持ちこまれた契約書も偽造されたものとは思わなかったのだと思います。」

現の世界にいる大事な間夫(恋人)に託された、弟分のささめが初めて客を取る時は、自分の馴染み、優しい澄川に頼んでやろうと思っていた。
初めて花菱楼へ来た時に、ささめはやり手から酷い目に遭っている。初めての体験が心の傷となって、きっと頑なになったまま蕾はなかなか解れないだろうと、雪華は思いやっていた。辛い思いをした者は、皆解けるのが遅い。
優しく口を吸ってやり時間をかけて身体を解し、後孔が蕩けるのを待つのは、並大抵の相手では務安利傳銷まらない。いっそ、自分が金を出してささめを買い、筆下ろしの相手をしてやろうかと思っていたくらいだった。

カテゴリー: 未分類 | 投稿者shuaigebb 11:19 | コメントをどうぞ

るぞ決意意しても自信

と言うか、気持ちは追われてるけど、全然勉強進まず。仕事から夜8時頃に帰ってきて、夜ごはん作って洗濯してお風呂入ってベットに入ってパソコンを開き、ネットで通信講座を開く。 5分で意識モウロウ。ネット講座は映像もなく音声が流れるだけ。難しい特別支援の歴史だの何だのを説明する先生の講甩脂穴位神貼義はお経のように耳の上を通りすぎ、パソコン開いて10分後には爆睡。な~んにも頭に残らずページも ち~っとも進まんのです…。
朝に「あ~また寝てしもた…明日こそは」で、もう2ヶ月が経ってしまいました。
ただでさえ記憶分野の能力がダダ落ちなのに、間に合うのか私!?
「誰か私にカツを入れてくれ~!!」と叫びたい。
土日にやりゃいいじゃん、と思うでしょ? できないんだなぁそれが。
机の前に座ってパソコンを開く。講義スタートして10分で気が散る。
「サツマイモあったし、スイートポテト作ろうっと」とか、
「おいしい紅茶でも入れて聞こう」とか、ついつい椅子から立つ。
立ったら次々違うことしたくなる。

友人曰く「逃げやな、それは。現実逃避や。無理やで、もう諦め。
試験1月? 無理無理。正月でさらにヤル気ダウンや」
とカツ入れるどころか落としにかかる始末。
娘に「お母さん、偉そうに私にいつも言うやん、『毎日、時間を決めてやる! ここまでやるまで寝ないぞという覚悟でやりき王賜豪醫生らないと人間は堕落するばっかりや。計画どおりにならんと気持ち悪いくらいの習慣づけをしろ』と言うくせに。どの口が言うてんねん、自分はできてへんのに。」
と言われ、返す言葉もございません。
さらに「試験結果、楽しみやわ~。落ちたら思いきり言うてやる、倍返しや」と、半沢直樹かよっ!

「秋っちゅう季節がアカンのや。食べ物はおいしいし、夜は寝やすいし、快適な季節が悪い」
と、理屈にもならぬ言い訳をしたものの、とにかくなんとか受からねば沽券にかかわるわけで、今日こそはやりきない。もはやパソコン開かなくても分厚いテキストを見ただけで「明日にしよ」と思ってしまうダメダメな私に成り下がってしまっているのです。
随分の御無沙汰となり大変申し訳ありません。
もう年も新しくなり、冬をすっ飛ばして暦の上では春を迎えてしまいました。
まだまだ寒いですが、皆様お元気でお過ごしでしょうか。

私は冬のボーナスが出た日に「何も買わないぞ、台所洗剤2本だけ」と決めて100均に行き、ついふらふらとフロアの隣の電気屋エディオンに入り、エアコンを買ってしまい、頭抱えて後悔した年末でした。

さて、エッセイにも再々登場している京都は美山町の私の母の実家ですが、秋冬に大きな変化がありました。

母が体調を崩してからは、私も毎週末に母が独りで住む長岡京の実家へ行き、1週間分のおかず甩脂穴位神貼を作る日々で、 美山町の田舎の面倒まで手が回らない状態。「行かねば、早く行かねば」といつも悩ましい気持ちになってました。
それでも、墓参りがてらシーズンに一度は掃除に行き、植木や草刈りをシルバー人材センターに依頼しと、最低限の世話をしてたのですが、さすがに今後のことを考えると、売りに出すしかないのかと、不動産屋に相談していました。

カテゴリー: 未分類 | 投稿者shuaigebb 11:46 | コメントをどうぞ