おはようございます!貴男です。
暖かいマウイ島をもう少し満喫したかったのですが、早朝の便でホノルルに移動し、日本行きの飛行機を待っています。昨晩は、荷物の準備をしてから全豪オープンの世紀の一戦とも言えるナダルVSフェデラーの準決勝をテレビで観戦していました。
ラケットのサイズを変えて、エドバーグをコーチに招聘し、まだまだチャレンジし続けるフェデラーの優勝もあり得るのか?とナダル戦を見るまでは期待感で一杯でしたが、結果はナダルのストレート勝利でした。僕なりに見ていて感じたことは、ナダルがフェデラーと対戦する時に他の選手以上に警戒心が強く、出来るだけピンチになる前に対処して、フェデラーのペースで試合が進まない努力を1ポイント目から行っていることです。
フェデラーもベースラインから出来るだけ下がり過ぎないように上手くボールを処理してネットプレーに繋げていましたが、そうさせないように対処するのがナダルであり、もしネットに出られたとしても素晴らしいパスでポイントを奪う場面が何度もあると完全にナダルペースです。そしてナダルの一番の利点が左利きであることも忘れてはいけません。フェデラーにすれば、同じ能力を持った右利きのナダルであれば、もっとやりやすいはずです。
サーブやアプローチのコース選択にしても、少しは違和感を感じながらやらなければいけないし、スピン系のサーブを打ってバリエーションを使いたくても相手のフォアハンドになってしまうので、いつも通りとはいかないものです。これはフェデラーが左利きが苦手ということではなく、ナダルの能力を左利きということでより生かされていると考えたほうがいいかもしれません。これで決勝戦はナダルVSワウリンカです。
まだナダルを相手にセットさえも取ったことがないワウリンカですが、バックハンドを得意とし初の大舞台を良い方向に変えれるならチャンスはあると思います。しかし、ナダルは勝ち上がれば勝ち上がるほど強さが増すので、8対2でナダルの優勢だと思います。
それでは、寒い東京が待っていますが無事に帰国できますように・・・・・。貴男
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北海道札幌市出身。世界ランキング最高102位。武器はサーブ&ボレー 6歳でテニスをはじめ、堀越学園時代にインターハイで3冠(単複・団体)を達成。1995年にプロ転向。 四大大会では7度の本選出場を果たし、2003年のウィンブルドン選手権と2005年の全豪オープンで2回戦に進出。 また、ジャパン・オープンでは2度のベスト8進出を果たし、2005年には岩渕聡とのペアで日本人ペアとして初のATPダブルス優勝を達成。2006年大会では王者ロジャー・フェデラーから1セットを奪う大健闘を見せた。
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