少年野球に限らず、選手に対する過度な管理はしないほうがいいと感じています。
たしかに何かの目標を持って自分をコントロールするためには、管理社会というのは、すごくいいかもしれません。
特に、私のようなぐうたら者にとっては。
しかし、人間には余裕も必要だと思います。
遊んでばかりの礼儀知らずというのは問題です。
ただ、自分の生活や健康を犠牲にしてまでひとつの目標に向かってやみくもに突っ走っていくのも、ちょっと怖い気がします。
小松雅利
窓の下の塗り込めたような濃い海原の向こうに、周囲を白く縁取ったような緑の島がぽっかりと現れました。北マリアナ群島(諸島)、サイパンです。福岡空港から南東へ2500キロ、数時間で到着できる日本から一番近いアメリカです。
「ネクタイと信号のない島」はホテルをはじめとする観光施設がこの数年急速に整い、マリンレジャーの島として“南の軽井沢”に例えられるほど注目を集めるようになりました。
海越えのショットもあるゴルフコース、テニス、アーチェリー、変わったところでは実弾射撃など盛りたくさん。体力と財布に合わせてスポーツを楽しめます。
体力に自信のある人はジェットスキーや水上スキー、ウインドサーフ、スカイライダーと流行の種目にチャレンジもできるでしょう。大物狙いの釣りも人気が高いです。
海水浴の代表的な浜辺はマイクロビーチやすぐ沖合に浮かぶマニャガハ島(軍艦島)です。
もっと南の海を楽しみたい人には最近人気が高まっているスキューバダイビングをおすすめします。サンゴ礁や熱帯魚と戯れ、海底の日本軍舟艇や飛行機も見学できます。初心者用のコースも開設され、インストラクターが親切に指導してくれます。もっと簡単なシュノーケリングでも楽しめますし、セン水艇(48人乗り)で海底旅行という手もあります。
コバルトブルーの海と空、強い日差しに輝く白い砂浜、透き通ったサンゴ礁の海を泳ぐ色鮮やかな熱帯魚、揺れるヤシの木…サイパンは南の島のイメージそのままの姿を見せてくれます。
自然だけではありません。島の中心はホテルなど立ち並ぶ商業地区ガラパン。フリーポートだけに高級品の免税店が多数あります。また、豊富な米国製品があり、好みに応じた発見もできそうです。
小松雅利