普段メインで使っているラケットは2本。
Vcore Tour F93とProStaff95Sというタイプの違う2本なんですが、
重量やバランスはほぼ同等で、F93が310gの310mm、95Sが313gの310mm
振り抜きやすさに関しては殆ど差がないといった印象を受けるラケットです。
そんなわけで(?)プレー中は重いな、と感じることもないんですが、
練習後とか、壁打ちのようにショートスイングをひたすら続けている時は、
やっぱり結構重たいもんだなぁ、もっと軽いラケットだったらどうなんだろう?
ということが常々気になっていて、軽量ラケットでよく言われる面ブレにしても、
リターンでオフセンターに当てると310g台でも普通にブレるので、
重かろうとズレるんだし、より軽くて楽な方が案外いいんじゃないか、なんて思っていました。
その辺りのことが気になって手持ちのラケットにピュアドライブ ライトがあるんですが、
振り抜き自体は他のラケットより明らかにいいんですが、打感が非常にあっさり風味で、
その点が個人的にちょっと好きじゃないので、スリクソンの新製品「REVO CZ 98D」が非常に気になっている!という次第です。
やはり特徴的なのが軽量競技モデルという触れ込みで、
公式サイトには使用予定のプロ選手も載っているので、相当良いのは間違いない。
個人的に思う対抗馬として、ヨネックスのライトモデル、所謂LGがあるのですが、
単純に軽量化されているヨネックスのLGと元々軽量のために設計されているCZに果たして違いはあるのか・・・?
非常に興味深いです。
どちらも近日発売なのでスペックを見比べてみます。
スリクソン REVO CZ 98D
フェース:98 長さ:27in 重量:285g バランス:320mm
フレーム厚:24-25-22-23mm パターン:16×19
ヨネックス EZONE DR 98 LG
フェース:98 長さ:27in 重量285g(カスタムで280) バランス:330mm(カスタムで325)
フレーム厚:23-24-19mm パターン:16×19
スペックを見比べると非常に良く似ています。
某有名店のレビュー動画の感想も割と近い印象があります。
それもそのはず、特に注目すべき点はフレーム厚で、どちらもトップが厚めでシャフトが薄い。
トップ部は厚みで反発を出しつつ、シャフトの薄さでしなりとホールド感を出す設計。
この点はどちらも共通項。
CZの方はEZONEより厚いフレームとラウンド形状で反発を出しつつ、
シャフトのボックス形状でしなりとホールド感を出しているのに対して、
EZONEの方はCZより少し薄めのフレームにしつつ、
楕円形のグロメットホールでストリングをトランポリンのようにして反発とホールド感を得る仕組み。
EZONE DRは元は310gで、ライトモデルが285g、
ただしバランスポイントが330mmとCZより10mmトップ寄り。
カスタムフィットで280gの325mmに出来るので、
軽量対決という意味ではそこまでやってイーブンかもしれない。
問題はCZは元から軽量モデルのための設計だけど、
EZONEはあくまで軽量モデルもあるだけ、という点で
CZは面ブレ対策、捻じれ対策のために特定箇所に厚みを持たせてあるということなんだけど、
その点がどれだけ違いを出すものなのか、というところが気になるところ。
それとこれは個人的な好みの話になるんだけど、
自分は球離れが早いのはあまり好きじゃないので、
フレーム厚から来る反発で重量を補うのが、どの程度球離れに影響しているかも気になるところ。
EZONEはストリングホールの工夫から恐らくその点は問題ないんじゃないかと思うので(所有しているSIの打感が最高なので)
CZの打感が非常に気になるところ。