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サーブのグリップとスイングを合わせる

力の伝達が良くなるように、サーブのスイングを、前回説明したコンチネンタルグリップでうまくやる方法を考えてみましょう。
ノーフォームで打ってみる
 自分もそうだし、コーチとして生徒さんの打球法を見ていると、トスアップですでに形ができてしまって、そこでついた癖が変えられない、ということがよくあります。
ラケットを動かしてボールに当てると、飛んでいく
 という「当て方」だけを要素としてピックアップしてやってみれば、そこに感覚がついた状態でスイングを改めて自分なりに消化できるようになります。
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(写真1=横から見たスイングスタート)
これを
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(写真2=横から見たフィニッシュの形)
こんな感じで
とりあえず以前に説明したように、ラケットの先端についた水滴を払って飛ばすような感じでピュッと振ります。
ここで、意識が「サーブの練習なんだ」と考えてしまう人の中に、スイングのスタート時のラケット面が
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(写真3=上向き面を後ろから)
こんな風に上向きになってしまう人もいるはずです。これだけは厳重注意!
これが一番のパワーロスになります。
動きに向きの感覚のない人や、肘(上腕)のひねりができないようなときに、こんな形になりやすいものです。
面の向きを最初からむけておいた方がミスが少ない、とか、
腕を速く振らないとボールが飛んでいかない、とか、
この形だと、コンチネンタルでは握っていなくて、前回説明したようにヒールの部分がグリップに密着しない状態になり、ヘッドがブレるようになります。
手では向きを意識して振っているのに、同じように打ってもショットが安定しない、なんてことになります。
この形でも、指から手のひらの方にしっかり握るようになると、
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(写真4=面が横向き)
こんな感じになります。腕の形はほぼ一緒ですね。手のひらを上向きからタテにしただけ。
小指のあたりを中心に、ピュッと払うようにする、と、ヘッドにスピードが乗ります。
ボールを投げてコントロールするときにも、このような腕の使い方をします。人差し指と中指はボールにかかっていて、腕を振りながら狙ったラインに載せるようにボールを押し出していくような動きがスナップです。
ここでは低い位置でスナップを使ってヘッドを出す画像ですが、トスを上げてこのラケットを当てるようにするときには、自然に肘が伸びて、打点は高めに取れるようになるはずです。
なぜなら、腕の骨がそういう風にできているから。
プロネーションは、肘が一旦伸びるような動きになっていきますので、頭上のボールを追ってスイングをして、狙いのラインに載せるような動きをするときには、骨の動きで腕が伸ばされて、そのぶんだけさらにパワーが増幅されて当たるようになります。
ライター:永木康弘

テニス歴31年、46歳。フリーテニスコーチ。
専門学校時代に雑誌編集を学び、雑誌社で編集のアルバイトを経験。
テニスコーチとして勤務を続け、41歳で独立。現在はフリーのスクールコーチとして活躍中。
関東・関西の首都圏で行われているジュニア向けのテニスキャンプや、ワンデイクリニックなどを担当。
カテゴリー: スキル・練習 | 投稿者オールサム | 7,202件のコメント