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モンテカルロで大誤審

ゴファン
主審へ抗議するゴファン
画像提供: ゲッティ イメージズ
男子テニスのモンテカルロ・ロレックス・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)は、22日に行われた第4シードのR・ナダル(スペイン)と第10シードのD・ゴファン(ベルギー)のシングルス準決勝、第1セットの第6ゲームで主審があり得ないミスジャッジを犯し、会場はどよめきに包まれた。
というニュースが入ってきましたが、これが問題のシーン

▲Rafael Nadal vs David Goffin 2017 Monte Carlo Horrible error del árbitro

思いっきりアウトでした。確かに角度によっては微妙に見えるのですが、主審がこのミスジャッジとは・・・

ニュースでは・・・こう続く・・・

この日、決勝進出をかけて対戦していた両者は、ゴファンの1ブレークアップで第6ゲームに突入する。

デュースが続く中、ゴファンのアドバンテージでナダルのフォアハンドがバックラインを割り、線審がアウトの判定をした。

その時、主審がアウトを確かめるべく審判台を下りてバックラインへ駆け寄った。クレーコートの場合、ボールの跡がコートに残ることからビデオ判定はなく、主審のジャッジにより判定が決まる。

ゴファンはボールの跡を主審に示して判定を待っていたが、主審が下したのはまさかのインの判定だった。

その判定に対し、ゴファンは明らかにアウトの跡がある場所を指して抗議するも、その判定が覆ることはなくポイントのやり直し。会場はどよめきとブーイングに包まれた。

のちに映し出されたビデオでは、ナダルのフォアハンドが大きくアウトしていた。

この誤審がなければゲームカウント4-2でリードしているはずだったゴファンは、激しい攻防の中でこのゲームを落とすと完全にペースを乱した。会場はナダルよりもゴファンを応援する声が圧倒的に多かったが、その応援もむなしくゴファンは3-6, 1-6のストレートで敗れることとなった。

試合後、ゴファンは主審と握手を交わすことなくコートを去った。

26歳のゴファンは、前日の準々決勝で第2シードのN・ジョコビッチ(セルビア)を6-2, 3-6, 7-5の激戦を制し、大会初のベスト4進出を果たしていた。

一方、この試合を勝ち抜いたナダルは、決勝で第15シードのA・ラモス=ヴィノラス(スペイン)と対戦する。

 

この誤審が勝敗を分けたかはわかりませんが、少なくともファーストセット3-6はなかったわけです。チャレンジできるシステムで、アンツーカーだから跡が残ることを理由に主審に判断を委ねているのだから、それでも納得いかない場合はビデオ判定を使ってもよいのではないでしょうか?

 

 

カテゴリー: 話題のニュース | 投稿者オールサム | 7,506件のコメント