男子プロテニス協会のATPは6日、公式サイトで2017年シーズンのグランドスラムでのベストマッチ トップ5のうち5位から3位を発表。全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)準決勝のR・ナダル(スペイン)対G・ディミトロフ(ブルガリア)が3位にランクインした。
全豪オープン準決勝でナダルがディミトロフを6-3, 5-7, 7-6 (7-5), 6-7 (4-7), 6-4の4時間56分で下した試合。
この試合はどちらに勝敗が転んでもおかしくない展開だった。試合の途中では、両者を通して実に26ゲーム連続でブレークがないサービスゲームを繰り広げ、第3・第4セットはいずれもタイブレークにもつれたが、そのセットも両者で分け合っていた。
その後、勝利したナダルは迎えた決勝戦で惜しくもR・フェデラー(スイス)の前に敗れて準優勝だったが、その後のクレーコート・シーズンではかつての強さを取り戻し、世界ランク1位への返り咲きに成功。世界の頂点でシーズン終了を迎えた。
一方、ディミトロフは試合に負けたものの明らかにこの試合を自信に繋げていた。8月に行われたW&Sオープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000)で自身初となるマスターズ優勝を飾ると、初出場したNitto ATPファイナルズでは全勝優勝を飾り、世界ランクも自己最高位を更新する3位でシーズンを終えた。