ヴィーナス 捜査の末に無実、6月に起きた交通死亡事故<女子テニス>
女子テニスで世界ランク5位のV・ウィリアムズ(アメリカ)は20日、6月に起きた衝突事故について無実であると警察が判断を下した。地元紙「サン・センティネル」電子版が報じた。
今年6月、フロリダのパーム・ビーチ・ガーデンズで事故は起きた。37歳のヴィーナスが乗ったSUVは、老夫婦が乗るセダンの側面と衝突。
乗車していた78歳の夫は事故から13日後に死亡。ヴィーナスは無傷だった。
事故当時、老夫婦の信号は青だったため、ヴィーナスの過失が疑われたが、事故直前のもう1台の車の存在を示唆。捜査の結果、一時はヴィーナスの有罪が疑われたが、両者に非はなかったと警察は判断。
S・ウィリアムズ(アメリカ)との姉妹として有名なヴィーナスは、過去に7度グランドスラムを制覇、ウィブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)では5度優勝している。
事故が起きた数週間後の7月15日、ヴィーナスはウィンブルドン決勝でG・ムグルサ(スペイン)に敗れて準優勝。試合後の記者会見で、事故と相手の死について聞かれると、ヴィーナスは泣き崩れていた。