月別アーカイブ: 2017年12月

杉山愛ら五輪マスコットを絞る

東京五輪マスコット最終候補3案発表 小学校のクラス単位投票で選定

12/7(木) 14:16配信

東スポWeb

2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は7日、大会マスコットの最終候補3案を発表した。3案は、8月の一般公募に応募した計2042作品から、マスコット審査会などの審査を経て選ばれた。


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最終候補は、11日から来年2月22日まで行われる全国の小学校におけるクラス単位の投票で選定され、2月28日に発表される。

候補案は五輪とパラリンピックがセットになった「ア」「イ」「ウ」の3種類。いずれもアニメのキャラクターのようなデザインだ。

五輪マスコット候補では、「ア」は「伝統と近未来がひとつになった温故知新なキャラクター」とされる。「イ」は「日本を暖める炎と大地から生まれたキャラクター」。「ウ」は「日本昔話の世界から飛び出してきたキツネのキャラクター」で、パラリンピックの「ウ」バージョンはタヌキのキャラクターとなっている。

マスコット審査会の委員は、歌手でタレントの中川翔子(32)、元プロテニス選手の杉山愛氏(42)らが務めた。

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ハレプのリフティングが上手すぎる

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女子テニス選手シモナ・ハレプが公式インスタグラムで公開、華麗なリフティングで圧巻のサッカースキルを披露

 まさに多芸多才という言葉がぴったりだろう。12月4日時点で世界ランキング1位の女子テニス選手シモナ・ハレプ(ルーマニア)が、サッカーのリフティングで華麗な足技を披露し、自身の公式インスタグラムに動画をアップ。「信じられない映像」とイタリア紙「ガゼッタ・スポルトゥリロル」が伝えれば、ファンも「サッカー選手より上手い」「美しい」との声を上げるなど大きな反響を呼んでいる。


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 26歳のハレプは今年「ムトゥア マドリッド・オープン」で連覇した一方、「全仏オープン」、や「チャイナオープン」などでは準優勝に終わったが、10月に発表された女子テニス協会ランキングでルーマニア人女性初、史上25人目の世界1位に輝いた。

 そんなテニス界の世界女王が5日に自身のインスタグラムを更新。動画では、室内にいるハレプが左足でボールを蹴るところから始まり、右足や太ももも使って柔らかいタッチを見せ、そのままボールを落とさずに継続していく。10回、20回、30回……と続き、最終的に80回以上タッチしたところで動画は終わっている。

 イタリア紙「ガゼッタ・スポルトゥリロル」は、「シモナ・ハレプが信じられない映像をアップした。その数は83回以上で、プロサッカー選手も羨むほどだ」と伝えている。

ファンから「結婚してほしい」の声も

 一方、スペイン紙「AS」は「テニス界でナンバーワン選手のルーマニア人シモナ・ハレプは、フットボールでも才能を示した」と言及。テニス界の頂点に立つ女王が、サッカーでも輝きを放ったと称賛している。

 ハレプのインスタグラム返信欄にはファンから様々な賛辞が並び、「美しい」「ナンバーワン」「ブラボー」「天才」「多芸多才」「なぜ君が“ナンバーワン”なのか分かったよ」「サッカー選手より上手い」というものから、「結婚してほしい」という求婚メッセージも見られた。

 テニスの世界女王ハレプが披露した圧巻のテクニックは、サッカー界で大きな反響を呼んでいる。

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ディミトロフ対ナダルの一戦

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男子プロテニス協会のATPは6日、公式サイトで2017年シーズンのグランドスラムでのベストマッチ トップ5のうち5位から3位を発表。全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)準決勝のR・ナダル(スペイン)対G・ディミトロフ(ブルガリア)が3位にランクインした。


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全豪オープン準決勝でナダルがディミトロフを6-3, 5-7, 7-6 (7-5), 6-7 (4-7), 6-4の4時間56分で下した試合。

この試合はどちらに勝敗が転んでもおかしくない展開だった。試合の途中では、両者を通して実に26ゲーム連続でブレークがないサービスゲームを繰り広げ、第3・第4セットはいずれもタイブレークにもつれたが、そのセットも両者で分け合っていた。

その後、勝利したナダルは迎えた決勝戦で惜しくもR・フェデラー(スイス)の前に敗れて準優勝だったが、その後のクレーコート・シーズンではかつての強さを取り戻し、世界ランク1位への返り咲きに成功。世界の頂点でシーズン終了を迎えた。

一方、ディミトロフは試合に負けたものの明らかにこの試合を自信に繋げていた。8月に行われたW&Sオープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000)で自身初となるマスターズ優勝を飾ると、初出場したNitto ATPファイナルズでは全勝優勝を飾り、世界ランクも自己最高位を更新する3位でシーズンを終えた。

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CM契約社数ランキング&スーパーセール

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テレビCMを見ていると、ローラや広瀬すずを良く見かけるだろう。それもそのはず、昨日公表されたCM契約社数で、見事第1位だったのが、契約社数14社のローラと広瀬すずだった。次に、12社の遠藤憲一と、確かに今年良くテレビで見かける。


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なんと、そんな中、契約社数11社で、有村架純と並んでランクインしたのが錦織圭だった。

ユニクロや日清食品はすぐにピンと来るが、スポンサーについているウィルソンやナイキのCMには出ていない。

今年出演したCMは以下の通りだった。

エアウィーヴ(ウィーヴァジャパン)『エアウィーヴ』
洗えるベッドマットレス・誕生・東京2020(公式ロゴ)・睡眠アプリ

日本航空『企業』
挑戦する人の、翼になりたい・子供の頃の夢・東京2020

ジャガー・ランドローバー・ジャパン『ジャガー』
ジャガーディーゼル・モニターキャンペーン実施中

ジャックス『企業』
未来にタネをまこう・買い物をする男性

森永製菓『ウイダーインゼリー スーパーエネルギー』
自分を励ますビジネスマンとテニス選手 「前を向く」篇

久光製薬『エアーサロンパスジェットα』
特訓する錦織・全日本バレーボールチームを応援 「KEIと少年トレーナー」篇

LIXIL『企業』
記者会見・にしこリクシル・玄関・ユニバーサル社会の実現・東京2020

WOWOW
私のヒーローはWOWOWの中にいる。

ユニクロ(ファーストリテイリング)『ブロックテック フリースパーカ』
街中を走る男性

錦織圭に関するCMリストはこちらから

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ところで、毎回楽しみな楽天スーパーセールは明日までとなった。
この時に一気に買うのがお得に買うコツである。

特に買っておきたいテニス用品は以下の通り。

ライター:堀内夏子

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大坂なおみ学校訪問

大坂なおみ、都内の高校を笑顔で訪問「見てまわるだけでとても楽しかった」

ショットの安定をテーマに掲げて挑んだ、大坂なおみ選手の2017シーズン。四大大会では苦しむ場面もあったが、10月の香港オープンでは世界ランク5位のビーナス・ウイリアムズを撃破。「夢が叶った」とツイートし、改めて世界トップへの道を歩み始めた。そんな大坂なおみ選手が来日し、都内の高校を訪問。自ら生徒と記念写真を撮ったり、英語の授業に参加したり、”つかの間の高校生活”を笑顔で楽しんだ。

12月某日、WTA世界ランキング68位(2017.11.27現在)の大坂なおみ選手が、WOWOWの特集番組収録のため東京都内の某高校を訪れた。到着するなり生徒からの声援に応え、ニコニコと笑顔を見せる彼女は、興味津々で校内を散策。特に、畳が敷かれた作法室では「クール」を連発し、松の扉絵の前で”自撮り写真”をパチリ。他にも調理実習室で実験用具のビーカーに触れたり、テニスコートや屋上庭園を見てまわり、日本の高校生活を珍しそうに眺めていた。

在校生が学ぶフロアでは、ハニカミながら教室を覗いたり、歓喜する生徒が集まる中でも一緒に写真を撮ったり、常に自然体で対応。体育館では生徒に混じってバスケットボールも体験。なかなかボールが回ってこず、渾身のシュートも外れたが、笑顔で日本人高校生との交流を楽しんだ。
さらに食堂では、本人がとても楽しみにしていたという、食券を買っての学食での食事も経験。うどんを食べながら、「お箸がうまく使えない…」と恥ずかしがっていたが、願いが叶い満足そうな表情を浮かべていた。
そして、高校の英語の授業に生徒として参加。最初に自己紹介をして、英語の曲の穴埋め問題に挑戦。授業中にスマホで撮影している最中に先生からあてられ、一瞬焦りの表情を見せたものの、完璧な英語で答えて生徒から羨望のまなざしを集めていた。

大坂なおみ選手は、今回の学校訪問の感想を「本当に楽しかったです。見ているだけで興味深いものばかりだったし、校内を歩いているだけで面白かったです。バスケットボールは、私が下手だからちょっと恥ずかしかったけど…でも、楽しめました」とコメント。最後までとても楽しそうな笑顔を浮かべ、学校を後にした。

(c)テニスデイリー

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アプリでプロコーチからアドバイス

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 元プロスポーツ選手ら一流指導者から、オンラインでレッスンを受けられるスマートフォン用アプリの利用が広がりをみせているというニュースを目にした。
先駆者は鹿児島県・奄美大島出身で大阪にて活躍する若手起業家らしい。指導者が不足しがちな都市部以外の子どもたちに、一流の指導を届けようと開発されたそうだ。オンラインレッスンは英会話や学習塾では一般的になってきたが、スポーツ分野での利用は珍しく、開発者らは「スポーツ指導の新しい歴史を創りたい」と意気込んでいるというような記事だった。


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まずは、アプリをダウンロードしてみた。しかし、ログインIDとパスワードを入力する画面しか出てこず、使える感じではない。レッスンノートというアプリであるが、レッスンノートを検索すると、アナログのノートがたくさんひっかかってくる。そこで、先駆者と言われている「だんきち」のホームページを覗いてみた。
Dank1というロゴで『ダンキチ』と読むらしい。従業員は10人のITベンチャー企業ということで、平成25年に現社長の与島大樹さん(33)らが起業し、スポーツ指導アプリ「レッスンノート」を開発し売り出したそうだ。関西方面の情報番組などで取り上げられたことでメディア露出し、現在は、野球やゴルフ、テニスを中心に約3500人が利用しているということだ。

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 どこに住んでいてもアプリをダウンロードして申し込めば、手軽に元プロ選手らから指導を受けられるというのがこのアプリの特徴だ。指導者として、多数の元プロ野球選手をはじめ、テニス、ゴルフ、水泳などの指導者約430人が登録され、その中から専属のコーチが選ばれるということだ。

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 利用者は、自分のフォームやスイング動画をスマホなどでコーチに送信。すると、一定時間内に解説音声と修正すべき部分にアンダーラインが書き込まれた動画が返信されてくる。復習しやすいよう、スロー再生や動画の保存機能も充実しているのだそうだ。

まずは、お試しで申し込みをしてみた。1週間500円でお試し利用出来る。
 
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ホームページの申し込みフォームから登録をすると、すぐにお礼のメールが届き、数分後には、いくつかの質問が送られてきた。
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すぐに送り返すと、約2時間後にIDとパスワードが送られてきた。コンビニ決済のバーコードのURLも入っており、3日以内にコンビニで500円を入金すれば良いようだ。

アプリをダウンロードしてログインすると、京田弘幸さんという兵庫県のプロコーチからメッセージが入っていた。レッスンノートというアプリなのだが、なぜかMSアカデミーという表示が現れて立ち上がる為、調べてみると、MSアカデミーの代表が京田弘幸さんのようだ。

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そして、さっそく動画を60秒以内に編集して送信した。送ったのが20時を過ぎていたせいか、その日には返事は
こなかったが、翌朝動画をスローにして、ポイントに○を付けながらアドバイスを音声で吹き込んだ動画が送信されてきた。LINEのようなやり取りで、自由に質問を書き込める。改善すべき点をピンポイントで指摘してくれる為、自分では気付きにくい癖を見直す良い機会になった。
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ライター:剛力健一

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マレーがスポーツマネジメントビジネスに参入

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 イギリスのメディアが、『アンディ・マレーがスポーツマネジメントのベンチャー企業を立ち上げようとしている』と報じている。


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トップアスリートの卵に対してのスポーツマネジメントということなのだが、マレー自身、3歳でテニスを始め、国際大会に出場するまでのマネジメントについて、疑問に思うことが多くあったようだ。

「私は12、13歳の頃、初めてマネジメント会社と契約した。しかし、私には理解できないものだった。私は若く、まだ重圧は必要としていなかった。両親も経験が無くわからなかった。」とイギリス公共放送BBCのインタビューに応えている。

そして、「自分と同じような子どもをサポートすることで、不適切な契約で騙されるようなことを無くしたい。この事業はとても興味深く、イギリス最高クラスの選手と仕事をしたい」と話した。

マレーは4年前から数名のアスリートをサポートしており、これからは事業として本格的にアスリートマネジメントビジネスを展開したいと意気込んでいる。

現在サポートしているのは、17歳のアイダン・マクヒューというイギリスのテニスプレイヤーだ。他にも、女子陸上選手で短距離に出場している二十歳の双子など、2020年東京オリンピック期待の選手たちがいる。

アンディ・マレーブランドの若手選手たちが活躍する日も近い。

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「子供の所有物化」はNO 杉山愛の母が考える「“脱”モンスターペアレンツ」の方法

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技術力は指導者、人間力は親が育てる―コーチも務めた母・芙沙子さんの“子育ての哲学”

15年の長きに渡りテニスの四大大会に出場し続け、62大会連続出場というギネス記録を樹立した杉山愛さん。シングルス世界ランキング8位、ダブルスでは1位と38ものタイトルを獲得した彼女は、2009年に34歳で、惜しまれつつ長く充実したキャリアに幕を引いた。

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しかし、その輝かしいキャリアはもしかしたら、10年早く途切れていたかもしれなかった。24歳の時に「もう辞めたい」と思うほどに追い詰められた彼女は、遠征先のアメリカから、助けを求めるように1本の電話を掛けている。その先は、遠く日本に住む母親であった――。


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幼少期から一つの競技に打ち込むアスリートたちにとり、多くの場合、最初の指導者は親である。それは必ずしも、親がその競技に知悉し、直接コーチングすることだけを指すのではない。競技に向き合う上で不可欠な理念や哲学を教え、1人の人間として導いていくという意味においてでもある。さらには親の教育方針は、子供が競技者としてのキャリアを終えた後の、いわゆる“セカンドキャリア”にも多大な影響を及ぼすだろう。

ただ、それほどまでにアスリートに影響力を持つ親たちが、知識を学び、情報交換ができる場が少ないのが現状だ。スポーツの環境整備が進む中で、アスリートを目指す子供の親たちの間で高まる不安や、助言を求める声。それらの要望に応じるように生まれたのが、「ジャパンアスリートペアレンツアカデミー(JAPA)」である。

発起人であり代表を務めるのは、杉山愛さんの母親であり、コーチとしてツアーに帯同した杉山芙沙子さん。現在は自らテニスアカデミーを経営し、穂積絵莉らトップ選手のコーチとしても活動する杉山さんに、JAPA創設理念や、自身の経験に照らした子育て哲学を伺った。

 

子供を育てる親を育てる―“アスリートの親”育成組織「JAPA」の狙いとは?

――まずは、JAPA創設の経緯を教えて頂けますか?

「2011年に『一流選手の親はどこが違うのか』という新書を上梓したのですが、それを読んで下さったJOCの方から『アスリートの親の育成をやりませんか?』と声を掛けて頂いたのがきっかけです。そこでJOCの『アスリートのセカンドキャリア支援』プロジェクトの一貫として、2011年から2014年まで、文部科学省の管轄で講演会などの活動をさせて頂きました。

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一流選手の親はどこが違うのか (新潮新書) [ 杉山芙沙子 ]
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多くのアスリートの親が、スポーツと学業の両立や、モンスターペアレンツのことなど、色々な悩みを抱えていると思います。そのなかで、私が実際にご両親に話を伺ったり、大学院で勉強をする中で至った結論は、『スキルだけでなく、人間力が一番大切』ということです。スキルはトレーナーやコーチが育てますが、人間力は親が育てるもの。その親の無償の愛情が変な方向に進み、潰れてしまったアスリートもいます。その現実も踏まえた上での講演会を全国を回り、何千人という方に聞いて頂きました。

その後、このプロジェクトをこのまま終わせるのはもったいないよねという話になり、江副記念財団さんの助成を受けて、2016年4月から『ジャパンアスリートペアレンツアカデミー(JAPA)』という形でスタートしました。今年度(2017年4月)からは、また色々な企業等から助成を頂き継続していこうと思っています。

講師は、オリンピアン・パラリンピアンのご両親に基本的にやって頂いていますが、他にも栄養士さんやアスレティックトレーナー、理学療法やお医者様にも講演して頂いています。受講者の方々は、必ずしもアスリートの親ではありません。子供の人間力を育てることがテーマですから、どなたでも関心のあるテーマだと思います」

 

「モンスターペアレンツ」にならないために心がけるべき「家族の理念」

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――先ほど「モンスターペアレンツにならないために」という言葉もありましたが、何が愛情ある親と、モンスターペアレンツを分けてしまう要因でしょう?

「子育てのベクトルは皆、同じだと思うのですが、手元で進む角度が一度でも違ってしまうと、そのまま進んだ時に大きな差になってしまいます。100組の親子がいれば育て方は100パターンあるので、誰かがやったことがそのまま正しいということではないと思います。ただ普遍的に正しいことはあるので、それを伝えていきたいと思っています。

どこで手元が一度狂うのかというのは、一つは、子供が大人になってきているのに、親が大人になりきれていない時だと思います。子供は学んでいるのに、親は学んでいない、成長が止まっていると起きる狂いなのだと思います。子供が成長しているなら、親も勉強して成長していかなくてはいけないと思います。

――モンスターペアレンツにならないために、心がけるべきことは何でしょう?

「私達のJAPAでは『家族の理念、哲学を持ちましょう』ということをよく言います。子供が生まれた時は、誰しも『生まれてきてくれただけで嬉しい』と思うはずなのに、そのうち『もっと容姿が良ければ』『勉強がもっとできたら、スポーツができたら……』と思ってしまいがちです。これは親が、子供を“自分の所有物化”しているということですよね。

そうではなく、“子供は社会からの預かり物”だと考え、その子供が社会に出ていくために何ができるのかを考えていくことが大切だと思います。親がすべきはそのためのサポートであり、そのサポートも引っ張ったり押すのではなく、寄り添っていくことです。そのためには、子供の意見にもしっかり耳を傾ける必要がありますよね。親にしても子供にしても、哲学を持つこと、そして、どんな人間になりたいかという目標を持つこと……最終的に大切なのは、そういう点だと思います」

(続く)

【了】

内田 暁●文 text by Akatsuki Uchida

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大阪府のテニスコート使用料に関する裁判から考える

昨夜のニュースの中で、テニスコート使用に関する裁判の判決について取り上げられており、大変興味深いものであったので、調べてみた。


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 大阪府が所有するテニスコートを高槻市の職員らが独占的にしかも無料で使用していたのは違法だとして、高槻市の市議らが職員らに使用料を請求するよう求めていた裁判で、大阪高裁はこの訴えを一部認める判決を言い渡したということなのだ。

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 そもそも、2008年から4年間に高槻市の職員らが下水道処理施設の敷地内にある大阪府所有のテニスコートを独占的に使用し、使用料も払っていなかったことで、原告の高槻市議らが、この間の使用料に相当する約2000万円を職員らに請求するよう府に求めていたそうだ。

 一審では市議らの訴えは退けられていたが、昨日の控訴審判決で、大阪高裁が、2008年からの2年間については、「テニスコートの管理方法が極めて不適切であったとの批判は免れない」として、使用料約116万円を職員らに請求するよう府に命じたとのことだ。

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大阪府のテニスコート使用料を調べてみると、平日1面1時間1,030円というのが相場のようだ。となると、2年間で116万円という金額は、毎日1面2時間を使用していたか、2面2時間を週3日のペースで使用していたかという位のものになる。

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一般解放すれば得られた府の利益が得られなかったのだから当然請求すべきであろう。再三の注意にも従わずに強気で使用していたのであろう。どこの自治体でもあり得る話だが、これを機に、スポーツ施設の使用料のあり方についても検討していかなければならないのかもしれない。

そもそも、スポーツは健康の為の福祉施設であり、予防医学の1つでもあると考えられる。医療費削減に大きく寄与する生涯スポーツについては、施設の使用料を減免することがあっても良いのではないだろうか。そして、もっと多くの人が利用できるように、会社の保養所を兼ねるなどして、自治体や企業が負担し、より多くの人が無料もしくはより安い金額で生涯スポーツに取り組むことが出来、いつでもどこでも体を動かすことが出来る社会作りが必要な時期になってきているのではないだろうか。

ライター:剛力健一

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