産休から復帰したセリーナ・ウィリアムズは、「ワカンダにインスパイアされた」という特製のキャットスーツでグランドスラムに参戦した。
セリーナ・ウィリアムズは、そのボディスーツのインスピレーションのもととして、『ブラックパンサー』の架空の国の名前を挙げているが、全仏オープンで着用したのは医療的な理由からだった。特に、娘を出産する際に患った血栓症を避けるという目的があった。
「これを着ていると戦士のような気分になる。ワカンダの戦う王女とか王妃みたいな。
私はいつもファンタジーの世界に生きてる。いつもスーパーヒーローになりたいと思っていた。これが私なりのスーパーヒーローになる方法。
これを着るとスーパーヒーローになったような気がするの」
「私は血栓にたくさん問題があって、もう、ここ1年間でいくつあったかわからないくらい。だから、確かに機能性ということもある」とウィリアムスは試合後の報道機関向けのイベントで話している。
「プレイする時はずっとパンツスタイルのウエアをよく着てる。それで、血液の循環をよくできているの。楽しいスーツだけど、機能的でもある。だから、まったく問題なくプレイできるのよ」
このスーツは『ブラックパンサー』の公開より前にデザインされていたものだが、このスーツは彼女を「ワカンダの戦う王女」のような気分にさせるとウィリアムスは言っている。また、彼女はいつもスーパーヒーローになりたいと思っているともつけ加えている。
今年の上旬、マーベルは『ブラックパンサー』のコスチュームデザインをニューヨーク・コレクションのショウ、“Welcome to Wakanda”で披露していた。そのデザインは『ブラックパンサー』にインスパイアされたもので、マーベル・スタジオが数名のデザイナーに制作への参加を依頼した。
『ブラックパンサー』が世界中でかなり影響力が大きいのには理由がある。まず初めに、作品自体が素晴らしい。そして、多くの人が鑑賞し、すでに米国内で歴代トップ興行成績作品のひとつになっているからである。