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無冠の女王ハレプ悲願の全仏優勝

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「全仏オープン」(フランス・パリ/5月27日~6月10日/クレーコート)の大会14日目、女子シングルス決勝で第10シードのスローン・スティーブンス(アメリカ)を3-6、6-4、6-1の1セットダウンから逆転勝利、自身初となるグランドスラム優勝を決めたシモナ・ハレプ(ルーマニア)が優勝について語った。


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優勝が決まった直後、ハレプは両手を挙げて観客の声援に応えた。会場からは「シモナコール」が鳴り響き、思わずハレプが両手で顔を覆う場面もあった。そしてハレプはまっすぐに観客席に向かうと、スタッフの手を借りてフェンスを乗り越え、コーチを務めるダレン・ケーヒル(オーストラリア)のもとへ歩み寄ると、スタッフや両親と抱き合って喜びを分かち合った。

笑顔でコートに戻ったハレプはオンコートインタビューで「みなさんありがとうございます。最高の気分です。応援ありがとうございます」と感謝の気持ちを述べた。そして「最後のゲームは呼吸も困難でした。去年のことは繰り返したくなくて全力を尽くしました」と、昨年の「全仏オープン」決勝でノーシードのエレナ・オスタペンコ(ラトビア)に逆転で敗れたことを思い出しながら語った。
また「こうなったことが信じられないくらい嬉しいです。テニスを始めて来た頃からこの瞬間を夢見ていました。今日はとっても幸せです。ローランギャロスのみなさんありがとう」と改めて喜びを語った。

そして対戦したスティーブンスについては「彼女はとても素晴らしいプレーヤーです。いつも彼女との対戦は楽しみです。第2セットで『よし、あとは全力を尽くして楽しむだけだ』と思いました」とコメントした。

この後に行われたセレモニーで、準優勝となったスティーブンスは「求めていたトロフィーではないですが、これはこれで素晴らしいです」と会場の笑いを取ったのち、「シモナ、本当におめでとう。グランドスラム初優勝ですね。誰かに負けるとしたら、あなたなら仕方ないという気持ちです」とハレプを祝福し、スタッフに向かって「ここにいるのはみんなのおかげです。私は負けても笑顔を忘れてないから大丈夫ですよ」と感謝の気持ちを伝えた。

続いてハレプは「去年はとても辛いスピーチでした。今日はとても感情がこみ上げてきています。この瞬間をずっと待っていました。14歳の頃から夢見ていた瞬間です。応援してくれたみなさん、本当にありがとうございます。このトロフィーをここフランスで掲げられて本当に幸せです」と喜びを語った。
そしてスティーブンスに対して「スローン、おめでとう。素晴らしい『全仏オープン』だったと思います。怪我をした時期もあっただろうに、素晴らしいプレーでした。今後も良い試合をしましょう」と語った。
最後に「今後もここで、決勝でプレーしたいです。素晴らしい、大好きなコートです。みなさんありがとう、また来年もお会いしましょう」と締めくくった。

ハレプのインタビューが終わった後も会場からは「シモナコール」が響き、3度目の挑戦となった「全仏オープン」決勝で見事優勝を果たしたハレプの栄冠を称えていた。

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田島尚輝 全仏Jr複優勝

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テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は9日、ジュニアの男子ダブルス決勝が行われ、田島尚輝/ O・スタイラー(チェコ)組が第5シードのホー・レイ(台湾)/ ツェン・チュンシン(台湾)組を6-4, 6-4のストレートで破り、同種目で四大大会初優勝を果たした。全仏オープン・ジュニア男子ダブルスの優勝は日本人で2006年の錦織圭以来12年ぶりの快挙となった。


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今大会、田島はジュニアの男子シングルスで2回戦敗退を喫したが、スタイラーとのダブルスでは1セットも落とさずに決勝へ進出。

決勝戦も息の合ったプレーで第1セットを先取すると、最後は田島のサービスが決まり、1時間で勝利した。

田島は四大大会のジュニア男子シングルスでは、昨年9月の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)でベスト8へ進出している。

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