テニス界のスーパースター、ロジャー・フェデラー(36=スイス)が長年連れ添ったナイキを離れ、ユニクロと契約したと海外のテニス専門サイトなどが報じた。元ガゼッタ・デロスポルト紙の記者によるウェブ上の記事が発端となり、英紙インデペンデントなどもそれを引用する形で報じている。
キャリアの全てをナイキとともに歩んできたフェデラーだが、08年に交わした年間10億円の10年契約は今年3月に満了しており、水面下で争奪戦が繰り広げられてきた。記事によれば、ユニクロとは年間30億円の10年契約で、総額300億円にも上るという。ユニクロは昨年4月まででノバク・ジョコビッチ(セルビア)との契約を終了しており、現在は錦織圭や国枝慎吾らのウエアをサポートしている。
クレーシーズンを全休したフェデラーは今週のシュツットガルト・オープンから始まる芝シーズンで復帰。すでに会場入りし、ナイキのウエアで練習を行っている。新たな契約を結んだとするとお披露目は7月2日開幕のウィンブルドンが濃厚。正式発表を世界中が注視している。