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青山加藤ペア対ウイリアムズ姉妹結果

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「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月27日~6月10日/クレーコート)の女子ダブルス1回戦で、第14シードの青山修子(近藤乳業)/加藤未唯(ザイマックス)はワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したビーナス・ウイリアムズ/セレナ・ウイリアムズ(ともにアメリカ)に6-4 4-6 1-6で敗れた。試合時間は1時間56分。


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 青山と加藤は、今年のクレーコートシーズンで初めてペアを組んでダブルスに出場。今回が6大会目だったが、初勝利を挙げることはできなかった。

 シングルスの予選に出場していた加藤は、1回戦で第6シードのビクトリヤ・ゴルビッチ(スイス)に4-6 3-6で敗れていた。

 過去に全仏を2度(1999年、2010年)制しているウイリアムズ姉妹は、6度目の優勝を飾った2016年のウインブルドン(イギリス・ロンドン/グラスコート)以来のグランドスラム参戦となる。

 ウイリアムズ姉妹は2回戦で、サラ・エラーニ(イタリア)/キルステン・フリプケンス(ベルギー)とワイルドカードのクララ・ブレル/ディアンヌ・パリー(ともにアフランス)の勝者と対戦する。

 ディビジ・シャラン(インド)とのペアでミックスダブルスにエントリーした青山は、ダニエル・コリンズ/ライアン・ハリソン(ともにアメリカ)が欠場したため繰り上がりで出場が決まり、初戦の対戦相手はカタリナ・スレボトニク(スロベニア)/サンティアゴ・ゴンサレス(メキシコ)となっている。

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錦織圭 対ペールのファイナルセット総括

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「全仏オープン」(フランス・パリ/5月27日~6月10日/クレーコート)の大会4日目。男子シングルス2回戦で第19シードの錦織圭(日本/日清食品)が世界ランキング51位の地元選手であるブノワ・ペール(フランス)と対戦。6-3、2-6、4-6、6-2、6-3と錦織がフルセットを制し、見事3回戦進出を決めた。試合時間は2時間59分だった。


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セットカウント1-2から第4セットを6-2で奪い返した錦織。錦織としてはこの試合が復帰後初めての第5セットだが、体力的には特に問題なさそうに見えた。

勝負の最終第5セットも、難敵ペールを相手に息の詰まる攻防。第4ゲーム、先にブレークポイントを握ったのは錦織だったが、そこからペールのスーパープレーが続き惜しくもブレークならず。ペールがここを凌ぎ観客を煽ると、地元フランスの会場はヒートアップ。大きな歓声に包まれた。しかし完全アウェーな雰囲気でも、錦織は冷静に自身のサービスゲームをキープ。

錦織3-2で迎えた第6ゲーム、ペールがサービスエースを決めるたびに大声援とブノワコールが沸き起こるなか、錦織にブレークチャンスが。会場の雰囲気を物ともしない集中力でここ一番のチャンスを掴み、ついにゲームカウント4-2とリード。直後の錦織のサービスゲームでは、再三苦しめられたドロップショットが甘くなるや、それをドロップショットで返しポイントするシーンも見られた。

その第7ゲームで、錦織は必死のペールにブレークバックを許すも、直後に再度ブレークをし返しゲームカウント5-3に。第9ゲーム、錦織のサービング・フォー・ザ・マッチでも、デュースまでもつれ込んだ。最後は相手のドロップショットも攻略し、苦しかった試合を逆転で制した。

試合後のインタビューで錦織は「今日は苦しかった。最後の最後まであんまり納得いかなかったので」「(相手のペールは)浅い球が来たり、すごくやりづらい相手だった」と振り返ったが、次の試合に向けて前も向いていた。錦織はそんなペールの揺さぶりを乗り越え、見事な3回戦進出。ますます強敵が増えてくる中でも、錦織の活躍に期待したい。

錦織は、3回戦でサム・クエリー(アメリカ)対ジル・シモン(フランス)の勝者と対戦する予定だ。

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大坂なおみ 3回戦進出も不満残る

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【フランス・パリ30日発】テニスの全仏オープン女子シングルス2回戦で、世界ランキング20位の大坂なおみ(20=日清食品)は同51位ザリナ・ディアス(24=カザフスタン)を6―4、7―5のストレートで下し、3回戦に進出した。

 第1セットの第2ゲームをブレークした大坂は第5ゲームでブレークを許したが、相手のミスに助けられて第10ゲームで相手のサーブを破り、このセットを奪った。第2セットは積極的に前に出るプレーを見せ、強烈なフォアを打ち込んだ。第11ゲームではバックから鋭いショットを連発。なかなかブレークは奪えなかったが、第12ゲームで食らいつくディアスを振り切ってブレークし、勝負を決めた。


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 全仏で2年ぶりに3回戦に進んだが、試合後の大坂は「疲れた。今日の試合はちょっと難しかった。私の体がちょっと重かった。あまり良くなかった」と不満げ。3回戦に向け「ちょっと速く動きたい」とさらにコンディションを上げることを誓った。

 3月のBNPバリバ・オープンでツアー初Vを飾った大坂は、このままグランドスラムでも勢いに乗れるか。

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セリーナ 初戦プリスコバに勝利

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◇テニス全仏オープン第3日(29日・パリ) 女子シングルス1回戦セリーナ・ウィリアムズ2(7―6、6―4)0クリスティナ・プリスコバ

 優勝した17年全豪オープン以来の4大大会となったセリーナ・ウィリアムズ(36)=米国=は、1回戦でクリスティナ・プリスコバ(チェコ)を下した。雨上がりの蒸し暑さにもかかわらず、ウェットスーツのように全身をぴっちり覆う黒いウェアで赤土のコートを駆け回った。勝利が決まると両手を突き上げ、子供のように喜びを大きく表現した。


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 会見でウェアの話題になると「キャットスーツのバージョン2・0よ。ワカンダの女王みたいで格好いいでしょ」とアメリカン・コミック「ブラックパンサー」に出てくる架空の国を引き合いに出した。「映画を見るより前にアイデアが浮かんでいた。ずっとスーパーヒーローになりたくて、あれを着ているとスーパーヒーローになった気分になれるの」と笑った。

 昨年9月1日に長女アレクシス・オリンピアちゃんと出産。出産後に肺塞栓が起こり、帝王切開の傷口が開いてしまい、再手術の際に血腫が見つかり「死にそうだった」と告白するほど大変な経験をした。3月のBNPパリバ・オープン(OP、米インディアンウェルズ)でツアーに復帰。3回戦で姉ビーナスに敗れ、続くマイアミOP1回戦では大坂なおみ(日清食品)に敗れた。

 以降は欠場を続け前哨戦のマドリードOP、イタリア国際も出場しなかった。「戦うのに十分な状態だとは思えなかった。でも目標をここに置いていたから」と練習拠点で男子のツアー選手とも打ち合い、状態を上げてきた。この日も前後に振られるとフットワークに鈍さはあったが、パワフルさは健在。サーブ最速は187キロで、第1サーブを81%の確率でポイントにつなげた。

 現在の世界ランクは451位で、スペシャルランキング(長期離脱者が使える暫定ランキング)の1位を使い出場している。シードは与えられなかったがセンターコートが用意され、過去3度優勝の元女王にふさわしい扱いを受けた。「最優先は娘」としつつも母になりたくましさは増した。「勝てるかは分からないけれど、ベストを尽くして勝つためにここに来ている」と言い切った。

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杉田祐一 なぜ勝てないのか

「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月27日~6月10日/クレーコート)の男子シングルス1回戦で、杉田祐一(三菱電機)はホレイショ・ゼバロス(アルゼンチン)に4-6 7-6(3) 4-6 2-6で敗れた。試合時間は2時間59分。

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 この試合は前日に行われていたが、第2セットのタイブレークで杉田が2-0とした時点で降雨により順延となっていた。

 全仏に2年連続6度目の出場となった杉田は、昨年の大会で初めて本戦入りを果たし、日没順延を挟んで2日間にわたった1回戦でスティーブ・ジョンソン(アメリカ)に3-6 3-6 7-6(4) 7-6(3) 3-6で敗れていた。


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 この結果でゼバロスは、杉田との対戦成績を2勝0敗とした。両者は3月にインディアンウェルズ(ATP1000/ハードコート)の1回戦で初対戦しており、ゼバロスが6-7(5) 6-4 7-6(4)で勝っていた。

 今回が8度目のグランドスラム本戦だった29歳の杉田は、昨年のウインブルドン(イギリス・ロンドン/グラスコート)から3大会連続で2回戦に進出しており、全仏だけが未勝利となっている。

 ゼバロスは2回戦で、第9シードのジョン・イズナー(アメリカ)と対戦する。イズナーは1回戦で、ワイルドカード(主催者推薦枠)のノア・ルビン(アメリカ)を6-3 7-6(7) 7-6(7)で下しての勝ち上がり。

 杉田は西岡良仁(ミキハウス)とのペアでダブルスにもエントリーしており、このあとにロビン・ハッサ/マットヴェ・ミドルコープ(ともにオランダ)との1回戦が行われる予定となっている。

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異例のラッキールーザー8人

 27日にフランス・パリで開幕した「フレンチ・オープン」(5月27日~6月10日/クレーコート)の男子シングルス1回戦。

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ローランギャロスでプレーした22年ぶりのエジプト人は、手を振り、大きな笑みを浮かべながらセンターコートのフィリップ・シャトリエ・コートをあとにした。試合の間、彼の名前を呼んでいた観客たちからの大きな声援に送られての退出だった。

 スコアボードを見なければ、モハメド・サフワット(エジプト)がフレンチ・オープンの初日に、第4シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)に対し、それほど競ったわけでもない1-6 4-6 6-7(1)のスコアで負けたのだ、と言い当てることはできなかっただろう。


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 サフワットは日曜日に、ただそこにいるだけで幸せだった。というのも彼は、予選を勝ち上がることはできなかったが、本戦の試合開始の1時間ほど前に、自分がそこでプレーすることができると知ったためだった。

「僕のキャリアにおける、画期的な出来事だ」と、いつもは主にATPツアーの下部大会であるチャレンジャーでプレーしている、世界ランク182位のサフワットは言った。

「僕はただ、自分が今週やってのけたことを祝っているんだよ」

 彼はロラン・ギャロスの男子シングルス本戦ドローに入った、7番目の『ラッキールーザー』だった(ラッキールーザーとは、本戦に欠員が生じた場合に補充される予選最終ラウンド敗退者)。その『7番』という数字は異例ともいえる高い数字で、記録である可能性もあるが、ITF(国際テニス連盟)による確認はとれていない。さらに、8番目のラッキールーザーが月曜日に、故障した第21シードのニック・キリオス(オーストラリア)に代わり、本戦に滑り込むことになる。

 これは昨年11月に、グランドスラム委員会によって採用された新ルール――ドローが決まった木曜日よりあとに、プレーができる体調ではないという理由から、本戦開始前に棄権した選手に対しては、賞金の半額を与えるという――の下で実施された2番目のグランドスラム大会だ。棄権した選手に代わって本戦に出場した選手は、残りの半額(フレンチ・オープンの場合、それは2万ユーロ)と、プラス予選や本戦で勝つことによって積み上げられた賞金を手にすることになる。

 この変更の裏にある理論は、故障していたり、体調が悪かったりする選手が、ただ賞金を得るためだけに試合を始め、それから棄権するという事態が起こらないようにすることだ。

「間違いなく、それは僕だけでなく、ほかの選手たちのために、より多くの本戦出場権を解放することになる」とサフワットは言った。日曜日に、ビクトル・トロイツキ(セルビア)が背中の故障のため棄権を決めたあと、サフワットは1996年USオープンに出場したタメール・エルサウイ以来となる、グランドスラム大会の本戦に出場したエジプト人プレーヤーとなった。

 27歳のサフワットは、自分より前に6人の選手が待つ長いウェイティング・リストをクリアして出場するという、わずかな希望を抱きつつ、9時から9時半までウォームアップするため会場にやって来た。練習を終えたあと、彼は7番目の棄権者が出るかもしれない、という微かなチャンスにかけるため、『ラッキールーザー』のリストに名前を書いた。そして最後に、いいニュースが訪れた。

 スザンヌ・ランラン・コートにある予選選手のロッカールームに、すべてを置いてあったというサフワットは、そこに行って自分の持ち物をかき集め、フィリップ・シャトリエ・コートに駆け戻らなければならなかった。

「できる限りうまく対処するよう努めたよ」とサフワットは言った。

 一方で、ディミトロフが、対戦相手が代わったことを知ったのはサフワット以上に遅かった。彼は、11時開始予定だった試合の30分前に、フィリップ・シャトリエ・コートのロッカールームでたまたまトロイツキに出くわしたおかげで、その事実を知ることができたのだという。

「ビクトルが『グッドラック(幸運を)』と言ってきたので、『なんだ、どうしたんだ?』と聞いたんだよ」とグランドスラム大会で4度準決勝に進出したことのあるディミトロフは言った。

「プレーに関し、何をやろうとかいろいろ考えていたことから頭を切り離し、大急ぎで(サフワットの)プレーの仕方をビデオで見るための5分、10分が必要だった」

 試合が終わったとき、ディミトロフはネット際でサフワットの右肩を軽く叩いた。負けた選手が、サフワットほどうれしそうに見えることは、かなり稀だろう。コートから去りながら、サフワットは大会公式タオルを2本ほど肩にかけた。

 その少しあと、サフワットは、ラファエル・ナダル(スペイン)やロジャー・フェデラー(スイス)、グスタボ・クエルテン(ブラジル)ら過去のチャンピオンたちが活躍するフレンチ・オープンのテレビ放映を録画したことを憶えている、と話した。

「そういったものを見ることで、インスピレーションを得ていたんだ」とサフワットは言った。

「それが、もしかしたら、いつの日か僕もという考えを(生み出し)始めたんだよ」

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ワウリンカ 初戦敗退

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テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は28日、男子シングルス1回戦が行われ、第23シードのS・ワウリンカ(スイス)は世界ランク67位のG・ガルシア=ロペス(スペイン)に2-6, 6-3, 6-4, 6-7 (5-7), 3-6のフルセットで敗れ、初戦で姿を消した。


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昨年の全仏オープンで準優勝を飾ったワウリンカは、この日3時間30分の激闘の末に力尽きた。ワウリンカの全仏オープン初戦敗退は、2014年以来4年ぶり。

33歳のワウリンカは2015年の全仏オープンで優勝。これまで四大大会では3勝しているが、今年はけがから復帰するも思うような結果を残せていない。

一方、勝利したガルシア=ロペスは、2回戦で世界ランク38位のK・カチャノフ(ロシア)と対戦する。カチャノフは1回戦で同412位のA・ハイデル=マウアー(オーストリア)をストレートで下しての勝ち上がり。

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杉田祐一 2ndタイブレーク途中で雨天順延

テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は28日、世界ランク48位の杉田祐一と同103位のH・セバリョス(アルゼンチン)の男子シングルス1回戦は、雨による悪天候の影響で翌日へ順延となった。現在、杉田から4-6, 6-6 (2-0)。

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この試合は、日本時間29日の19時(現地29日の12時)以降に再開予定。

その他では第1シードのR・ナダル(スペイン)と世界ランク129位のS・ボレッリ(イタリア)の1回戦なども順延が決まった。

同日の1回戦では、第7シードのD・ティーム(オーストリア)、第12シードのS・クエリー(アメリカ)、2016年の全仏オープン王者で第20シードのN・ジョコビッチ(セルビア)らが初戦を突破。昨年準優勝で第23シードのS・ワウリンカ(スイス)は初戦で姿を消した。


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大坂なおみ 1-5からの逆転勝利

◆テニス 全仏オープン第2日 ▽女子シングルス1回戦 大坂なおみ2(6―2、7―6)0ソフィア・ケニン(28日・パリ)

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 【パリ28日=大和田佳世】女子シングルス世界ランク20位で第21シードの大坂なおみ(20)=日清食品=が、同95位のソフィア・ケニン(19)=米国=をストレートで下した。第2セットは1―5から6ゲームを連取。2回戦で同51位のザリナ・ディアス(24)=カザフスタン=と対戦する。


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 4大大会で初めてシード選手になった大坂が、重圧から解き放たれた。最も広い会見場に笑顔で入ってくると、日本語で「普通じゃない勝利。緊張した。すごく負けたくない感じだった」と明かした。

 第1セットは圧倒したものの、第2セットは緊張に負け1―5と大量リードを奪われた。ふと相手を見ると「緊張している。プレッシャーをかけ続けよう」と深呼吸して考え直した。冷静にバックハンドでライン際に決定打を落とし、終盤は13連続ポイントを奪取。「若い時は素晴らしい決定打を打とうとか、観客を喜ばせようと考えていたけど、年齢を重ねて勝つ方が大切と気付いた」。まだ20歳だが、豊富な経験を生かして立て直した。

“変化球”サーブ サーブでも進化を見せた。第1サーブの平均時速は152キロ。この日も最速183キロの速さは武器だが「全部を全力で打つのではなく確率を上げて、クレーではバランスも大事」とコート外へ跳ねる回転をかけ、スライスさせるなど変化をつけてポイントを重ねた。

 3月に4大大会に次ぐ格付けのBNPパリバ・オープン(米インディアンウェルズ)でツアー初制覇を果たし、ランクも知名度も急上昇した。女子シングルスは初日(27日)に前回女王のJ・オスタペンコ(ラトビア)らシード3選手が初戦敗退を喫する混戦。優勝を期待する声にも「組み合わせは見てないから、誰がどうとかは分からない」とマイペースを崩さずに頂点を目指す。

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西岡良仁 敗退も手応えあり

<テニス:全仏オープン>◇27日◇パリ・ローランギャロス◇男子シングルス1回戦

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 世界258位の西岡良仁(22=ミキハウス)が、4時間22分の死闘の末、両足のけいれんのために金星を逃した。

 同35位で第30シードのベルダスコ(スペイン)相手にフルセットにもつれ込む大激戦の末に、7-6、4-6、3-6、7-6、5-7で敗れた。

 最終セットの「第1ゲームから少しおかしかった。ただ、それでも最初の方は、まだ大丈夫だった」。しかし、最終セット4-1とリード。そこから足が動かなくなった。ショットを打つ度に、何度も足を気にし、そのまま座り込む。それでも我慢しながら、5-4で勝利まで2ポイントと迫りながら、最後は力尽きた。


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 西岡を弟のようにかわいがっている錦織圭も、応援に駆けつけた。両者への声援で、今年から新設なった18番コートは興奮のるつぼ。西岡が、トレーナーらに肩を担がれ退場する際には、会場を埋め尽くした観客から「ヨシ!、ヨシ!」コールが巻き起こり、西岡の健闘をたたえた。

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