マレー 5-7, 7-5, 2-6, 4-6 〇ズベレフ
マレー 5-7, 7-5, 2-6, 4-6 〇ズベレフ
全豪オープン
錦織対フェデラー
錦織● 7-6 (7-4), 4-6, 1-6, 6-4, 3-6 〇フェデラー
▲オーストラリアンオープン2回戦 西岡良仁対バウティスタ・アグ
▲大阪なおみ対ヨハン・コンタ
今回、西岡の試合をじっくり見たのは初めてでした。
いやいや、すばらしい!!ストロークの良さはトップ選手にも引けを取らないし、サウスポーから繰り出されるアドサイドの切れていくサービスはトップ選手と言えども苦しめられる武器ですね。
それでも、大事な場面ではさすがのバウティスタアグ。回り込みフォアでガンガン叩き込む。あっぱれですね。
大阪なおみは、まだまだ波が激しく粗削りって感じで、伸びしろを感じます。今年から来年にはグランドスラム制覇もありえるんじゃないでしょうか。
錦織以外にも、まだまだ楽しみな日本人選手がいますね。
錦織の3回戦は17時から!応援しましょう!!
いや~やっぱ何かが起きるグランドスラム!!
なんだけど、いくらなんでもジョコビッチが2回戦で負けるなんで想像もしませんでしたね。
ちなみに、ジョコビッチから大金星を挙げたデニス・イストミンとは・・・
とま~、早くもウィキペディアに大金星が掲載されていますね。
マレーも足首捻ってヒヤッとする場面がありました。
こんな事を考えてはいけないんでしょうが・・・
『錦織チャンス!!』
このチャンスを活かしてグランドスラム初制覇して欲しいです。
錦織の1回戦は世界ランク45位のクズネツォフ。
5-7, 6-1, 6-4, 6-7 (6-8), 6-2
のフルセットでなんとか勝った感じでしたね。
ストレートを多く使っていたように感じましたが、それがミスとなってポイントを失っていたように思います。まだまだ調整なのでしょうが、もう一つ気になったのは横の動きが止まるように見える場面がいくつかあったことですね。気温も高く無駄な動きを避けた選択だったのでしょうか、あまり動きが良いようには感じませんでしたね。
現在、シャルディとの2回戦を行っていますが、やはり右への動きが若干遅いように感じます。わざとフォア側を開けているのかもしれませんが、時折間に合わないシーンが目立ちます。ファーストセット6-3で取った所は良いのですが、セカンドセット第1ゲームから落とすという、不安を感じさせる内容です。すぐにブレイクバックは出来たものの、なんと言っても、マレーやジョコビッチを破らなければならないのですから、高いパフォーマンスをさらに上げていってほしいですね。
がんばれ!!錦織!!
ライター:
豊田 健太郎
テニス歴18年。28歳。高校卒業後、オーストラリアへ留学。帰国後、一般企業に勤務し週末テニスを楽しむ。
ブリスベン国際の決勝。
錦織対ディミトロフなんですが、
確かに映像を見ている限りでは、錦織らしくないミスが目立ちます。フットワークも時折止まりかけるように見えますし、万全とは言えません。
ディミトロフも、サーブがとてつもなく調子が良い感じでもないように見えます。
最後は、錦織のミスがディミトロフを調子付けてしまったかなというところですね。
ブリスベン国際決勝は残念でしたが、全豪で錦織の活躍を期待します。
あらゆるショットの成否は、ラケットがボールに当たるときに決まります。良いスイングや意図的なスイングが出来ていたとしても、当たり損ねや空振りでは意味がありません。
いいかえると、スイングというのは正しい(イメージ通りの)インパクトの為にある、ということになります。
前回サーブが得意と思える条件に付いて書きましたので、サーブについて正しいインパクトというのはどうなのか、ということを考えることで、サーブのもっとも初歩的なこと、その動作に要求されていることは何かを考えてみたいと思います。
球種がいくつかあるとします。
フラット・スライス・スピン・・・境界線がはっきりしたものというわけではないので、トップスライスとか、キャノンサーブやツイストとか、見た人の印象で新語も生まれます。これらはみんな、ラケットがボールに当たるときに出来る「差」によって生まれます。
狙った点が一緒…打ったサーブの飛球到達点が同じような所になるには、インパクトの面の向きは同じになる必要があります。回転や効果が違ってくるのは、インパクト前のスイングの侵入角度などのラケットヘッドの動きの差によるものです。
標準をフラットサーブとしてインパクトを考える
フラットサーブというのは、無回転とか、回転数の少ない、ととらえるのは良くないと思っています。サーブのスイングから生まれるインパクトでは強く当てられるようになればなるほどスイング方向からの影響で厚く回転がかかるものだからです。要は、「厚い当たりの速いサーブ」です。
オーバーヘッドショット(サーブやスマッシュ)のパワーは、インパクト時のラケットヘッドの速度に依存します。この速度を高めるには前腕のプロネーションが必要になります。この動作は複合した肩から手首までの複合した動きから生まれるので、動作の細かい説明は出来ないと思ってください。出来たとして、理解できたとしても頭で考えながらやると遅くなります。以下に説明をしていきます。
※プロネーションの説明※
手を洗って、濡れたままの手についた水滴を、拭かずに払う動きをイメージしてみてください。両腕を胸位の高さに上げると、指が内側になるように払いますね。はい、それがプロネーションによって生まれる「手の先端のトップスピード」です。
濡れた指の水滴を、イタズラに正面の人に向かってかけるようにするなら、顔の上の高さからスナップを使ってピュッと飛ばしますね。これもプロネーションを使ったオーバーヘッドのスイングです。
では、ラケットの先に水滴がついている、と想像したらどうでしょうか?手だったら手首の位置を中心に指が速度を増して水滴が飛ぶようにします。
ラケットのグリップをもっているなら、グリップエンドの部分とくに小指と薬指の2本のあたりを中心にヘッドが回るようにして、ピュッと振ることが出来ます。
さて、厚いグリップではできないですね。薄めであれば、コンチネンタルでなくても大丈夫ですから、ラケットの先端がグリップエンドを中心に水滴がついていたら飛ばせるくらいの動きをさせてみましょう。けっこう手首だけではできませんよ。
プロネーションの動きは、肘が伸ばされていく方向の腕の動きということもできます。きれいにできている時には、打点は腕が伸びきったあたりに自然になっているはずです。細かいことは考えずにラケットを振ってボールを打って自分の身体で確かめてみましょう。
さてここで注意です!
ここまでで、よく「ひじの角度が〇度でなければいけない」とか、「ここでの手首の動きはどう…」と細かいところが気になって、動作のどこかしらを止めて調べようとする人が結構いるんです。関節の可動域とか、人によって違うものなので、違和感の出るような形で無理にやるよりは、「先っぽについた水滴をピュッと払う」という動きをラケットをもってやってみる事と、それを頭の上でボールに当てて飛ばしてみることが先です。
ボールに当たる感覚がかすれてしまうとかで、うまくいかないと感じる人もいると思います。やり方が悪いのではなくて、ポイントがずれているんですね。ラケットに当たってスパッと飛んでいくところは、何度も言うように、先っぽについた水滴なら、まっすぐ飛ぶイメージがあるんじゃないでしょうか?水滴が離れるところは、狙ったラインに乗せるポイントなので、ボールを打つときにもその位置に合わせられるかどうかがカギになります。
コントロールのことは、後回しにしましょう。どうやったらどっちに飛んでいくのかがわかったら、狙ったところに打ってみようと思うのが上達を目指している人の自然なことだと思っています。だから、手首だけでスパッと打てたら、それがどのくらいの勢いで、どのくらい自分の意思を反映したものになるか、感じ取りながら練習をしていきましょう。
最初から100点満点になる方法はありません。徐々にやり方や感覚を掴んでいくうちに、「わかった!」と思う頃には自分の技術になっているはずです。
ライター:永木康弘
テニス歴31年、46歳。フリーテニスコーチ。
専門学校時代に雑誌編集を学び、雑誌社で編集のアルバイトを経験。
テニスコーチとして勤務を続け、41歳で独立。現在はフリーのスクールコーチとして活躍中。
関東・関西の首都圏で行われているジュニア向けのテニスキャンプや、ワンデイクリニックなどを担当。
ボレーが苦手って人も少なくないと思うんですが、そもそもボレーってのを誤解している人が多いように感じます。そこさえ押さえてしまえばそんなに習得に時間はかからないのかと。
ボレーが上手くいかない要因として、インパクトが合っていないことが挙げられます。
その理由として、引き過ぎや振り過ぎといった表現を使うことが多々あるのですが、プロは引いているし振っているって思った事ありませんか?
特に、憧れの選手の真似をしようとすると、コーチから「引き過ぎ!」「振り過ぎ!」なんて注意された経験がある人も多いのではないでしょうか?
そこで大切なのは「インパクト」なのです。
当る瞬間、面はどうなってるのかってことが大切です。
優先順位の第一位は、コントロールです。
面の向きさえ合っていれば、ある程度コントロールは上手くいきます。
そこで、まずはボールを素手でキャッチする感覚を身に付けましょう。
基本はキャッチすることであることを理解しましょう!
これが出来る様になったら、片手でキャッチに挑戦してみましょう。
最初は利き手で。次は利き手と反対の手で。右側に来たら右手で、左側に来たら左手でキャッチをします。
ラケットを持ってやってみましょう。
グリップの握りは、「コンチネンタル」です。
簡単に言えば包丁の握り方ですね。と言っても、人差し指や親指を立てたりしなくていいですからね(笑)
そして、飛んできたボールをキャッチする感覚で面に当ててみましょう。
イメージは錦織くんでも良いので、キャッチする感覚で!!
▼ボレーボレーが苦手な人が上手になるコツ_ 鈴木貴男プロ合宿
ライター:剛力賢一
日本体育大学出身。体育の家庭教師として九州を中心に活動中。
子どもが持つ潜在能力を引き出すスペシャリスト。
スポーツ指導者の育成にも携わる。保護者や指導者向けのコミュニケーションスキル講座の講師としても人気。
著書:『実践!やる気を引き出す会話術』、『お父さん、お母さん、先生の為の-体育指導の参考書-』