突然ですが「ロコモティブシンドローム」をご存じですか?
「ロコモティブシンドローム」とは、脚を中心とした運動器の障害のことです。私たちの身体は、骨や関節・筋肉などが連携することではじめて動かすことができます。このからだの動きに関わる部分を総称して運動器(ロコモティブ)といいます。運動器が衰え、暮らしの中の自立度が低下してしまう状態が「ロコモティブシンドローム(運動器症候群)=ロコモ」です。この状態が進行すると、近い将来、要介護や寝たきりになる可能性が高くなってしまいます。そのため厚生労働省が健康づくり運動「健康日本21」において取り組み始めるなど、今注目されています。
日本は世界にさきがけて高齢化社会を迎え平均寿命は約80歳になっています。これに伴い運動器の障害も増加しており、入院が必要となる運動器障害は50歳以降に多発しています。このことは多くの人にとって運動器を健康に保つことが難しいことを示しています。
このロコモティブシンドロームですが、予防することはできないでしょうか。そんなことはありません。
予防の基本はずばり足腰の筋力強化とバランス力の向上だといわれています。テニスは、自分で負荷を調整できる上にバランス力も要求されます。単調な運動とは違い、楽しく続けられるので、自然に楽しみながら予防につがるまさにうってつけのスポーツと言えるのです。
テニスには全ての要素がつまっています。
適度な運動を継続できる上、ドキドキ・わくわくも満載!スクールやサークルで友達が増えればますます楽しく続けられますよ。
ロコモ症候群と診断されてから運動しようと思っても本当に難しいものです。健康なうちからテニスで楽しく足腰とバランス力を鍛えましょう。