錦織　ジョコビッチ　敗れるも感動のラリー戦　心を強く

錦織圭　ジョコビッチ　王者意地を見せる
　フルセット　1-6 6-3 0-6
もう一つの準決勝　はＲ.フェデラーがＳ.バブリンカを逆転勝ち。
　これで決勝はＮ.ジョコビッチ、Ｒ.フェデラー
　3位決定戦は、行われない。残念だが。
　後、錦織圭は、有明で、A.アガシとのドリームマッチがある。

テニスが心の勝負であることを、伝えてくれた。

　第2セット、

　Ｎ.ジョコビッチも
　嫌な顔をする。
　しかしこらえる。

　ミスで表情、
　態度に出る、

　錦織圭。
　この差は
　大きい。
　メンタル.タフネスの世界だ。Ｎ.ジョコビッチ、心が強い。
　心が支えている身体も強靭。

表情でテニスは変わる
　良いサイクルに。
　そのためには、ミスは忘れ、表情に出さず、強い自分を相手に見せる、演技する事。

メンタル.タフネス向上
　二人の打ち合い。テニスの醍醐味を伝えてくれる。
　壮絶。何かをしようなんて考えている余裕はない。
　勝算ありと書いたが、負けた。　　
　　Ｎ.ジョコビッチが強過ぎた。
　今まで培った、試合勘から、自然に動く。
　ストロークの勢い、

　錦織圭が
　押していた位だ。
　二人ともまず、
　クルージングの
　ラリーが、速い。
　トッププレーヤーでも
　ウィナークラスの
　速さで、
　ラリーをする。
　まさにＦ１の世界だ。

　相手のバックを深くえぐるように突く。
　攻めていても、カウンターが上手い二人、逆襲がある。
　予測を間違えた時に、ウィナーが飛んでくる。
　その時の速さは、かなりスピードアップされている。
　だから動けない。

　錦織圭も良いが、Ｎ.ジョコビッチはトップ。得意のコートサーフェイス。
　ハードコート、インドアでの勝率　　
　しかし条件は同じ、錦織圭がトップになるには、コートサーフェイスは選べない。

　それを知っているＮ.ジョコビッチ、出だしから、慎重に、大胆に攻められた。

　錦織、決して悪かった訳ではない。
　この大会、一度もセットを落としていないＮ.ジョコビッチから、
　得意のストローク戦で、セットを奪ったのだから。
　しかも信じられないようなドロップショットを決めた。

　Ｎ.ジョコビッチ、次から余裕で読んで、ドロップショットを決め返す。
　ハードコートでも足を滑らせる、Ｎ.ジョコビッチ。

　バランスを崩しても打ち返す、Ｎ.ジョコビッチ。僕はサーカスショットと呼んでいる。
　

　Ｎ.ジョコビッチの強さ　パリインドア
　
　第1セットからギアを入れる、錦織。
　Ｎ.ジョコビッチにテンポをつかまれると、一気に持って行かれる。
　グループＡの、Ｓ.バブリンカ、Ｔ.ベルディフ、Ｍ.シリッチ、と完全に叩きのめされている。

良くなった第2セット。このまま行けば、あわや。

明暗を分けた第3セット　
　3回のブレークチャンスを全て活かした、しかも1回で　Ｎ.ジョコビッチ
　2回のブレークチャンスを活かせなかった錦織圭。
　それが王者のテニスだろう。

試合の全体を通して、錦織圭は良く自分を出した。
　サービス、1ｓｔサ-ビスの確率も良かったし、
　1ｓｔサ-ビスのポイント獲得率も高い。

　Ｎ.ジョコビッチがそれ以上だった。
　特に2ｎｄサービスのポイント獲得率が17%。これはまずかった、
　理由はあとで紹介する、サービスを打った次のポジションだ。
　力が入り過ぎて、身体が流れていた。

　錦織圭は、試合後のインタビューで、来年のオーストラリアンオープンは優勝を目指すと、力強く語ってくれた。
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